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ユナイテッド3-0バーゼル

マンチェスター・ユナイテッドはバーゼル戦に3-0で快勝し、2017-18 UEFAチャンピオンズリーグでパーフェクトなスタートを切った

マンチェスター・ユナイテッドは、バーゼルとの2017-18 UEFAチャンピオンズリーグ初戦に3-0で快勝した。

交代出場のマルアン・フェライニのゴールで35分に先制すると、後半開始から8分後にロメル・ルカクがチャンピオンズリーグデビュー戦でゴールを決めてリードを広げ、終了6分前にはマーカス・ラッシュフォードも欧州最高峰の舞台でのデビュー戦でゴールをマークした。

ジョゼ・モウリーニョ監督は、ドローに終わったストークとのプレミアリーグ前節から6選手を変更。アシュリー・ヤングが5月以来となる出場を果たし、ビクトル・リンデロフがユナイテッドでの公式戦2試合目の出場を飾った。

試合前のチャンピオンズリーグ・アンセムが会場中に流れた瞬間、ようやくクラブに相応しい舞台に帰ってきたことが実感できた。試合開始からルカク、マルシャルがシュートを放ち、主導権を掴むユナイテッド。遠征したバーゼルファンの声もスタジアム内で聞こえるほどだったが、先発に起用されたフアン・マタからのクロスにヘンリク・ムヒタリアンが反応したが、ヘディングシュートはバーを越す。

その5分後、この日キャプテンマークを巻いたポール・ポグバが負傷交代。代わってフェライニが出場する事態に。

その後も攻撃を続けたユナイテッドは、昨季ヨーロッパリーグでゴールを量産したムヒタリアンがルカクのクロスに合わせたもののポストに弾かれ、セカンドボールにも反応したがGKトマーシュ・ヴァツリークにキャッチされてしまう。

チャンスを待ったバーゼルは、良い形のビルドアップからルカ・ズッフィがシュートを放つもワイドに外れる。

すると35分、ヤングが右サイドの深い位置に走り込んでゴール前にピンポイントクロスを供給。これをフェライニが頭で押し込みユナイテッドが先制に成功する。そのまま前半を折り返した。

途中出場のマルアン・フェライニが見事な先制点

再び決定機が見られたのは後半開始から6分後、右サイドからマルシャルが突破を試みシュートを放つも、GKヴァツリークに阻まれる。ユナイテッドは、このプレーで得たコーナーキックからデイリー・ブリントがゴール前にクロス。これをルカクが頭で合わせて追加点を決めた。

60分を経過後、ルカクはムヒタリアンからのクロスに再びヘディングで合わせたが、これはヴァツリークにキャッチされる。直後バーゼルにもチャンスが訪れたが、集中を切らさずにいたダビド・デ・ヘアがモハメド・エルユヌシのシュートに好反応を見せて失点を許さない。

ユナイテッドは、その後2度に渡り決定機を生み出す。フェライニのクロスがディフレクト後マルシャルが反応するも枠をとらえられず。直後にはヤングが強烈なシュートを放ったが決まらない。

終盤マルシャルとマタに代わってジェシー・リンガードとラッシュフォードが交代出場。ラッシュフォードは交代後すぐにフリーキックを獲得するも、直接狙ったこのセットプレーは枠を越す。だが次の機会は逃さなかった。

右サイドにいたフェライニがスペースを見つけてゴール前にクロスを出すと、ムヒタリアンがスルーしたボールをラッシュフォードが蹴り込みダメ押しの3点目。快勝しtユナイテッドがグループA首位に立った。

ロメル・ルカクの追加点に続きラッシュフォードが3点目をマーク

ラインナップ

ユナイテッド:デ・ヘア、ヤング、スモーリング、リンデロフ、ブリント、マティッチ、ポグバ(キャプテン)、マタ、ムヒタリアン、マルシャル、ルカク

出場機会の無かったサブ:ロメロ、ダルミアン、バレンシア、キャリック

イエローカード:ブリント、ヤング

バーゼル:ヴァツリーク、アカンジ、スヒー(キャプテン)、バランタ、ラング、ジャカ、ズッフィ、リベロス(77分にオベルリンと交代)、シュテッフェン、ファン・ウォルフスウィンケル(66分にブアと交代)、エルユヌシ

出場機会の無かったサブ:サルヴィ、ガベル、フランション、シュミッド、カラ

イエローカード:バランタ、ラング、ジャカ

注目ポイント

United are back

その通り! 201512月以来に欧州最高峰の舞台に帰ってきた。ManUtd.comスタッフが試合前オールド・トラッフォードの外でファンに話を聞いたところ、興奮している空気が伝わってきた。シアター・オブ・ドリームスは生憎の天候だったが、サポーターの闘志を挫くことはなかった。今後まだまだ重要な試合は続く。

最初の2ゴールの共通点

最初の2ゴールはサイドバックのプレーから生まれ、両ゴールともにベルギー出身選手が決めたヤングがフェライニの先制点をアシストし、ブリントがルカクのゴールをお膳立てした。

6試合で6ゴール

ルカクはチャンピオンズリーグデビュー戦の53分にゴールをマーク。これで開幕から6試合で6ゴール目をあげた。

フェライニ

試合前日の会見で、モウリーニョ監督はフェライニの重要性について語った。今回はポグバの負傷により出場機会が巡ってきたが、レスター戦と同様に交代出場でゴールを決める活躍を見せた。

またもデビュー戦でゴールを決めたラッシュフォード

ラッシュフォードはプレミアリーグ、FAカップ、リーグカップ、U-21イングランド、シニアイングランド、ヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグのデビュー戦でそれぞれゴールを記録。素晴らしい結果だ!