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サウサンプトン0-1ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッドは、敵地でサウサンプトンを1-0で下し、今季プレミアリーグ開幕から6試合続けて無敗をキープした。

ユナイテッドはロメル・ルカクが前半に決めたゴールを守り切って勝利。同日クリスタル・パレスに5-0で完勝した首位マンチェスター・シティーと勝ち点で並んでいる。

好天に恵まれた今節は、ヘンリク・ムヒタリアンが放ったミドルシュートを含め、開始から15分までに何度かチャンスを生み出した。均衡を破ったのは20分、左サイドからアシュリー・ヤングが上げたクロスにルカクがヘディングシュート。これはGKフレイザー・フォースターに弾き返されたが、こぼれ球をルカクが蹴り込み、ユナイテッドが先制する。

その後ユナイテッドがボールを素早く動かしてサウサンプトンの選手に追わせ、試合の流れをコントロール。リードしたまま前半を終えた。

ホームのサウサンプトンは後半開始から展開を作り始め、12分後にはオリオール・ロメウがゴール前でシュートもワイドに流れる。

攻撃を続けるサウサンプトンは、ボックス内にクロスを入れ、シェーン・ロングが飛び込むも、フィル・ジョーンズとエリック・バイリーが同点弾を許さない。

ユナイテッドは、交代出場のアンデル・エレーラに決定機が訪れたものの、シュートはバーを越してしまう。後半は決定機も減ったが、堅い守備でリードをキープ。守護神ダビド・デ・ヘアのファインセーブを必要とせずに勝ち点3を獲得した。

薄氷を踏む形での勝利となり、終了直前にはジョゼ・モウリーニョ監督が主審クレイグ・ポーソンから退席処分を受ける一戦となった。

ラインナップ

サウサンプトン:フォースター、セドリック(83分にウォード・プラウズと交代)、ホード、吉田、バートランド、レミナ、ロメウ、タディッチ、デイヴィス(キャプテン、72分にガッビアディーニと交代)、レドモンド、ロング(83分にオースティンと交代)

出場機会の無かったサブ:マッカーシー、ファン・ダイク、ピエ、ホイビュルク

ユナイテッド:デ・ヘア、バレンシア(キャプテン)、バイリー、ジョーンズ、ヤング、マティッチ、フェライニ、マタ(62分にエレーラと交代)、ムヒタリアン(75分にスモーリングと交代)、ラッシュフォード(91分にラッシュフォードと交代)、ルカク

出場機会の無かったサブ:ロメロ、キャリック、リンガード、マルシャル

注目ポイント

ルカクが好調を維持
ユナイテッドでの1年目に完璧なスタートを切った。ユナイテッド史上、開幕からのプレミアリーグ6試合で6ゴールを決めた選手はルカク以外にいない。ルイ・サアは過去に開幕からリーグ戦8試合を終えた時点で1試合平均1ゴールというスタッツを残した。ルカクはリーグ戦直近4試でゴールを決めている。

ヤングがサイドバックで躍動
チャンピオンズリーグのバーゼル戦で右サイドバックとして起用されたヤングは、プレミアリーグ直近2試合で左サイドバックとして起用されている。いずれの3試合も無失点という結果を残している。本来のポジションより一列下がった役割だが、バーゼル戦でもアシストをあげ、今節もルカクの得点をお膳立てしてみせた。

ユナイテッドの次戦は?
9月27日にロシアでCSKAモスクワとのチャンピオンズリーグ戦を行なう。そして来週末にパレスとホームで対戦し、試合の多かった9月の全日程を終える。