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ベッカムの栄光を物語る7つのスタッツ

デイヴィッド・ベッカムが現役を引退したのはちょうど10年前の今日、そしてマンチェスター・ユナイテッドで最後に試合に出場したのは20年前の今月のことだ。

トレブルという偉業を達成した象徴でもあるベッカムは、期限付きで入団したパリ・サンジェルマンで現役引退を発表。涙とともにピッチを後にした。

TransferMarkt.co.ukの記録によると、ベッカムはそのキャリアで718試合に出場、127ゴール、214アシストを記録した。合計341ゴールに絡んだということは、平均すると2試合に約1ゴールの割合ということになる。あらためてベッカムの創造性の高さを物語る数字だ。

10年前の引退からさらに10年をさかのぼったグディソンパークでのエヴァートン戦では、ユナイテッドでの最後のゴールとなる85ゴールめをマークし、2-1での勝利に貢献。その後6度目のプレミアリーグタイトルを掲げた。

デイヴィッドのキャリアは、オールド・トラッフォード、レアル・マドリード、LAギャラクシー、ACミラン、PSG、そしてイングランド代表での成功に彩られている。

彼はスポーツ界の真のスーパースターであると同時に、レッドとして、そしてイングランドサッカー界においても、卓越した一時代を築いた。ここでは、Optaが調査した7つの統計データから、ベッカムの素晴らしさをあらためて振り返る。

エヴァートン 1-2 ユナイテッドvideo

1: フリーキック王

デイヴィッドは、プレミアリーグにおける直接フリーキックからの得点で、最多記録(18得点)を現在でも保持している。サウサンプトンのジェームズ・ウォード・プラウズが1点差まで迫っているから、彼の記録は近いうちに更新されるかもしれない。トップ5を以下のとおりだ。

18 = デイヴィッド・ベッカム
17 = ジェームズ・ウォード・プラウズ
12 = ティエリ・アンリ
12 = クリスティアーノ・ロナウド
12 = ジャンフランコ・ゾラ

2: アシスト数ランキングのトップ

プレミアリーグでプレーした1995年4月から2003年5月までの間、ベックスは他のどの選手よりも多くのゴールをアシストしている(80)。

以下のランキングが示すように、ベックスは伝説的なプレーヤーよりも上位に立っているのだ。

80 = デイヴィッド・ベッカム
74 = デニス・ベルカンプ
68 = ライアン・ギグス
47 = テディ・シェリンガム
45 = ノルベルト・ソラーノ

3: 遠距離からの刺客

エリア外から決めたゴール数では、ベッカムの34回を超える選手は2人しかいない。歴代最多得点者のアラン・シアラー(35)とチェルシーのレジェンド、フランク・ランパード(41)だ。

41 = フランク・ランパード
35 = アラン・シアラー
34 = デイヴィッド・ベッカム
33 = スティーブン・ジェラード
33 = ジミー・フロイド・ハッセルバインク

 
 

ベッカムの全85ゴール一挙見!video

4: リーグを席巻

プレミアリーグで50得点以上を挙げた選手は126人いるが、ベッカムはその半数以上(55%)を枠外から決めている唯一の選手だ。現在レッズに所属しているMFクリスティアン・エリクセンが、53ゴールのうち23ゴールを枠外から決めていて(43%)、ベッカムに次いでその割合が高い。

5: ゴールへの関与

ベックスは、プレミアリーグ時代、フォワード以外の選手の中で最も多くのゴールとアシスト(142)を記録した。フォワードを含めても、アラン・シアラー(179)、デニス・ベルカンプ(147)、ユナイテッドのチームメイトだったドワイト・ヨーク(144)に続く4位につける。

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6: 記録破り

デイヴィッドは1997-98シーズンから2000-01シーズンまで、4シーズン連続でプレミアリーグで10アシスト以上を記録。その偉業を達成した最初の選手となった。

その後スパーズに在籍していた頃のクリスティアン・エリクセンが、2015-16シーズンから2018-19シーズンまでの4季連続で10アシスト超えを達成している。

7:コンスタントにトップ

ユナイテッドの選手はこれまで、全コンペティション合わせて記録したアシスト数で4度、首位に立っているが、そのうち3回はベッカムが記録したものだ。 

22 = ライアン・ギグス(2003-04シーズン)
20 = デイヴィッド・ベッカム(1997-98シーズン)
19 = デイヴィッド・ベッカム(1998-99シーズン)
19 =デイヴィッド・ベッカム (1999-00シーズン)

データはすべてOptaによって記録・共有されたもの。

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