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ユナイテッド 4-0 パレス

ロメル・ルカクは、オールド・トラッフォードで行なわれたクリスタル・パレス戦でゴールを決め、アンディ・コールが持つリーグ開幕からの7試合で7ゴールというマンチェスター・ユナイテッド記録に並んだ。またユナイテッドは、フアン・マタ、マルアン・フェライニにも2ゴールが生まれ、4-0で快勝した。

ユナイテッドは、開始3分に先制。マーカス・ラッシュフォードからのクロスをマタが蹴り込み先制すると、30分を過ぎたところでフェライニがアシュリー・ヤングからのクロスをフィニッシュさせ、リードを広げた。

フェライニは後半ラッシュフォードのフリーキックを頭で押し込み同試合2ゴール目をあげ、ルカクが終盤にゴール前で落ち着いてシュートを決めて勝利。ダビド・デ・ヘアが無失点に抑えたことにより、プレミアリーグ開幕から7試合で6度目となる無失点を記録し、クラブの無失点試合タイ記録に並んだ。

フィル・ジョーンズ、アントニオ・バレンシア、フェライニが先発に復帰し、ラッシュフォードとマタも先発として起用された中、ジョゼ・モウリーニョ監督の期待にマタが早々に応えた。

ロシアへの遠征から帰国したばかりという状況を考えれば、ユナイテッドは立ち上がりスローペースになっても不思議ではなかった。しかし、ラッシュフォードがジョエル・ウォードを引き付けてからプルバックをゴール前に通し、マタがこれを決めた。

それでも前半はアクセルを踏む足を緩めていた印象のあったユナイテッド。その結果、クリスタル・パレスにコーナーキックを奪われたが、バカリ・サコにシュートを許した場面以外はデ・ヘアの出番はなかった。

その後は「もう十分だろ」と言わんばかりにユナイテッドが徹底した攻めに転じる。ヤングのクロスをフェライニがボレーで押し込み2-0とすると、後半にはラッシュフォードのフリーキックをフェライニが頭で決めて3-0。ヤングのグラウンダーのシュートは決まらず、今季まだリーグ戦で無得点のパレスはサコがヘディングシュートを放つが決まらない。

ルカクは後半に決定機を迎えたが、このシュートはワイドに流れてしまう。しかし、交代出場のアントニー・マルシャルからのクロスをルカクが決め、コールの記録に並んだ。

この日の勝利により、ユナイテッドは今季6試合で4ゴールをマーク。プレミアリーグ開幕からの7試合で勝ち点19獲得はクラブ最多タイで、過去には1999年と2011年に達成している。

ラインナップ

ユナイテッド:デ・ヘア、バレンシア(キャプテン)、ジョーンズ、スモーリング、ヤング、マティッチ、フェライニ、マタ(77分にエレーラと交代)、ムヒタリアン(65分にリンガードと交代)、ラッシュフォード(71分にマルシャルと交代)、ルカク

出場機会のなかったサブ:ロメロ、バイリー、ブリント、ダルミアン

クリスタル・パレス:ヘネシー、ウォード、サコ、ディレイニー、ファン・アーンホルト、タウンゼント、ミリヴォイェヴィッチ、カバイェ、シュルップ(68分にマッカーサーと交代)、パンチョン(キャプテン│68分にリーデヴァルトと交代)、サコ(74分にラダポと交代)

出場機会のなかったサブ:スペローニ、ケリー、マッチ、リー

注目ポイント

マルアンがキーマン
ポール・ポグバ不在の穴を埋めたのは、またしてもフェライニだった。ケガから復帰した試合で2ゴールをマークし、今季4ゴールに到達。今後も好調を維持できるか注目したい。

ルカクがタイ記録を樹立
4-1で勝利したCSKAモスクワ戦で2ゴールを決めたルカクが、今季10試合で11ゴールに到達。コールの記録に並んだルカクは、今季あと何ゴールを決めるのだろうか?

厳しい首位争い
マンチェスター・シティーが敵地でチェルシーと対戦する中、ユナイテッドは暫定首位に浮上。このまま首位をキープしたいところだ!

ユナイテッドの次戦は?
インターナショナルブレークを挟み、今季最大の試練を迎える。10月14日、アンフィールドでリヴァプールと対戦。常に燃え上がるユナイテッド対リヴァプールの対決は、今回も同様の試合になるだろう。大盛り上がりの一戦になることは間違いない!