オナナ

オナナがオールド・トラッフォードに新時代をもたらす

金曜日 04 8月 2023 15:18

土曜日に行われるマンチェスター・ユナイテッド対ランスの親善試合(現地時間12:45、日本時間20:45キックオフ)では、アンドレ・オナナがオールド・トラッフォードで初出場を果たす可能性がある。

毎年、夏になると新戦力が加わるが、ダビド・デ・ヘアに代わって第1キーパーを任されることになる、元インテルのアンドレ・オナナの登場には、特別な意味がある。

ダビドは長期間、ユナイテッドのゴールを守ってきた。よってホームの観衆が新たな第1守護神を目撃するのは、2011年8月5日以来ぶりということになるのだ。

それは、レッズがニューヨーク・コスモスXIと対戦した、ポール・スコールズの記念試合のことだった。当時の監督はもちろんサー・アレックス・ファーガソンで、スコールズは別れを惜しんでいた。

アトレティコ・マドリーから加入したばかりのデ・ヘアは、アンデルス・リンデゴーアと交代するまでの前半戦をプレーし、クリーンシートをキープした。試合はウェイン・ルーニー、アンデルソン、ダニー・ウェルベック、マメ・ビラム・ディウフ(2ゴール)、そしてスコールズもネットを揺らし、ユナイテッドが6-0で快勝した。

この試合のメンバーで現在もキャリントンにいるのは、今夏に短期契約を結んだジョニー・エヴァンスだけだ。センターバックのエヴァンスは、スコールズに代わって出場した若かりし頃のポール・ポグバとともに、この夜のサブメンバーの一人だった。

デ・ヘアのホームでの最初の公式戦はトッテナム戦で、この試合でスペイン人GKは3-0とクリーンシートを達成。その次の試合は、アーセナルに8-2で大勝した記念すべき一戦だった。この試合でデ・ヘアは、その後レッズの一員となるロビン・ファン・ペルシのPKをセーブしている。

オールド・トラッフォードが最後に新守護神を迎えてから、ずいぶん長い時間が流れ、その間、多くの出来事があった。ピーター・シュマイケル、エドウィン・ファン・デル・サール、デ・ヘア、さらにさかのぼればアレックス・ステップニーやゲイリー・ベイリーが長きにわたって活躍したが、ユナイテッドのようなクラブでは、それはそう頻繁にあることではない。

土曜日の試合では、新守護神を応援し、彼が前述の先達たちと同じようなインパクトや成功を享受できることを期待しよう!

本記事は筆者個人の意見によるものであり、必ずしもマンチェスター・ユナイテッド・フットボール・クラブの見解を示すものではありません。

 

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