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アクセル・トゥアンゼベの『マイ・ストーリー』

水曜日 16 6月 2021 08:42

アクセル・トゥアンゼベが、彼がキャリアを築く上で礎となった、U-11時代にユナイテッドのユースコーチ、ニール・ハリスから受けたアドバイスについて語った。

アカデミー卒業生のトゥアンゼベは先日、新企画『マイ・ストーリー』のため、クラブメディアとの独占インタビューに応じてくれた。その中で彼は、コンゴ民主共和国からロッチデールを経て、マンチェスター・ユナイテッドのトップチームでキャプテンを務めるまでの長い冒険の旅について語ってくれている。

8歳でクラブに入団したトゥアンゼベは、各世代でキャプテンを務めてきた。そしてその過程において、若かった頃の彼が得た貴重な情報が、その後のキャリアの原動力になっていると話した。

トゥアンゼベ:マイ・ストーリー 動画

トゥアンゼベ:マイ・ストーリー

トゥアンゼベがキャリアでのアップダウンやこれまでの人生について振り返った独占インタビュー

「ずっと自分の中に残っている貴重なアドバイスがあったかって?それならニール・ハリスだ」と振り返ったトゥアンゼベ。

「彼はまだここで若い世代のコーチを続けているんじゃないかな。自分はU-11のときに彼の指導を受けていた。アカデミーでは11歳、12歳用のピッチ、それから13、14、15、続いて16、ユースチーム、リザーブ、ファーストチームに分かれている」

「11歳チームのピッチからは、真正面にファーストチームのピッチが見えた。彼はその時言ったんだ。『この中から一人か二人はあそこにたどり着く。でも残りの者はここからいなくなる』と。その言葉は、その後ここにいる間中ずっと突き刺さっていた。そして世代が上がっても、ずっと思い出し続けていた。あれは本当に貴重な情報だった。トップレベルを目指すなら、常に最高のパフォーマンスをしなくてはならないんだと、その時あらためて思い知らされた」

このメッセージは、トゥアンゼベを目覚めさせた。そしていかにハードワークが必要か、しっかりフォーカスすることが重要かに彼はあらためて気づいた。

「年を重ねるごとに、より一層このメッセージの重みを実感した。当時のU-11チームにいた中で、いまもこのクラブにいるのは2人だけ。僕とマーカス(ラッシュフォード)だけだ」

「あまり周りの人に執着することなく、自分のキャリアを追求し、それに集中する必要がある。与えられる枠は限りなく少ないから、ほとんどが離脱していく。だから、しっかりフォーカスして、自分のキャリアを貫くんだという強い意志がなければいけないんだ」

トゥアンゼベはこの感動的なインタビューの中で、近年、多くの黒人選手がソーシャルメディアを通じて受けている卑劣な人種差別にどう対処しているかなど、他にも多くの興味深い話題について語ってくれた。

またユナイテッドのトップチームでレギュラーとしての地位を確立するといった、来シーズンの抱負についても率直に語った。

ムバッペ封じのミッション遂行! 動画

ムバッペ封じのミッション遂行!

世界No.1級のキリアン・ムバッペを封じ込めたアクセル・トゥアンゼベとアーロン・ワン・ビサカ

「23歳になった今、毎週プレーしたいと思う。(アストン)ヴィラにいたとき(期限付き移籍)その感触を味わうことができた。とても充実していたよ。それをここでも再現したい。ここでは自分が望んでいるように、継続して試合に出られていないけれど、来シーズンはしっかりフットボールをプレーする」

「期限付きで移籍していたときは、プレッシャーはまた別物だった。ヴィラがビッグクラブではないという意味じゃないけれど、マンチェスター・ユナイテッドはトップ中のトップで、ファンもそれにふさわしいものをl期待している。僕たち選手もだ。毎週、高度なパフォーマンスをして、勝利を手に入れたい。対戦相手が誰であろうとね」

「それをしっかり理解して、そこから行動していくことが必要なんだ」。

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