ニューカッスル戦の攻撃ラインナップ予想
マンチェスター・ユナイテッドのプレミアリーグ戦は、土曜夜、スティーブ・ブルース率いるニューカッスルとのアウェーマッチで再開する。
オーレ・グンナー・スールシャール監督の頭を悩ませるのは攻撃陣の選択だ。
現在、フランス代表に帯同しているアントニー・マルシャルは、オールド・トラッフォードでのトッテナム戦で受けたレッドカードによる3試合の出場停止処分がこの試合からスタートするため、マグパイス戦に続き、チェルシー戦とアーセナル戦も欠場となる。
独占インタビュー:カバーニ
記事新加入エディンソン・カバーニの世界独占インタビューをチェック。
新加入のエディンソン・カバーニは、COVID-19感染予防対策のため、フランスからイングランドに入国後、14日間の自主隔離を行う必要がある。そのためセントジェームズ・パークでのニューカッスル戦には間に合わない。古巣のパリ・サンジェルマン戦からプレー可能だが、実際にピッチに立てるかはコンディションにもよる。
2人が欠場するため、スールシャールはニューカッスル戦で誰をセンターフォワードに据えるかを熟考する必要がある。
いくつかのオプションを考察してみよう。
マーカス・ラッシュフォード
おそらくもっとも確率が高いのはラッシュフォードだ。これまでにも何度もセンターでプレーし、卓越した決定力を見せている。持ち前のペースとトリッキーな動きで相手ディフェンスを翻弄することだろう。イングランド代表でも、UEFAネーションズカップのベルギー戦でゴールを決めた。ルートン・タウン戦、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦に続き今季3点目だ。
ダニエル・ジェームズと組んでプレーした昨シーズンのFAカップ準決勝のチェルシー戦のように、真ん中に張り出してプレーした試合は何度かあるが、純粋なセンターフォワードとしてプレーしたのは、およそ1年前のオールド・トラッフォードでのリヴァプール戦まで遡る。1-1のドローで終えたその試合でユナイテッドの唯一の得点を挙げたのはラッシュフォードだ。
その試合の前に「9番」のポストでプレーしたのは、奇しくもニューカッスル戦だ。
オディオン・イガロ
ナイジェリア人FWにとっては絶好のチャンスだ。プレミアリーグの試合では、もっとも長くプレーしたのが3月のエヴァートン戦の18分間だが、11試合で途中出場し、効果的な働きをしている。
センターフォワードは彼の主戦場であり、経験も豊富であるから、ニューカッスルのセンターバックにとって脅威の存在となりうる。代表戦の消耗もなく、体力的にも万全だ。今シーズンはすでに開幕戦のクリスタルパレス戦と、カラバオカップでプレーしている。
メイソン・グリーンウッド
弱冠19歳ながら指揮官から「未来のセンターフォワード」と太鼓判を押されているグリーンウッド。徐々にファーストチームにも順応し右ウィングでも存在感を発揮している。
攻撃ラインが流動的なフォーメーションをとる場合には、センター寄りでプレーすることもあり、ペナルティエリアの内側、あるいは外側からでも、チャンスがあればゴールを狙ってくる。2019年12月のスパーズ戦では「9番」でプレーしている。
彼も代表戦の拘束がなかったため、体力的にもフレッシュだ。スキルと決定力に優れたグリーンウッドに白羽の矢が立てられる可能性もある。
いずれにしても、指揮官は慎重に分析したのちに決定することになるが、フォーメーションを3-5-2に変更し、フォワード2人にセンターの役割を任せる可能性もある。その場合は、ビクトル・リンデロフかアレックス・テレス、もしくはアクセル・トゥアンゼベか、ディフェンダーが1枠増えることになる。
あるいは、ここ最近、多くのクラブが採用している「ニセ9番」を据えるのも一つの策だ。その場合、スピードのあるジェームズをトップで起用するという奇策も考えられる。またドニー・ファン・デ・ベークも、プレミアリーグデビューを待ち望んでいることだろう。
金曜の定例会見で、指揮官の口からなにかヒントが語られるかもしれない。会見では、インターナショナルウィーク後のけが人情報も更新される予定だ。
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