オナナ獲得で新たな方向に

カメルーン出身のオナナは、チャンピオンズリーグのファイナリスト、インテルナツィオナーレからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。

次のプレシーズンマッチ、土曜日にニュージャージーで行われるアーセナルとのプレシーズンゲーム（日本時間23日6:00）を前に、テン・ハフはクラブメディアのインタビューに応じ、新しいGKについて語った。

多岐に渡る話の中で、エリックはオナナの多彩な技術と強い個性が、獲得を決断させたと強調した。

「キーパーにとって最も重要なのは、クリーンシートであり、彼はそれを一人でやっているわけではない。つまり、非常に優れた守備組織が必要なのは明らかだ。しかし、キーパーの能力はゴールをクリーンに保つことでもある。これが良いGKの第一の基準だ」と、監督は語った。

「現代フットボールでは、後方からの良いプレーが求められる。その点に優れた力が求められる。アンドレはその資質を備えている。攻守の両方が必要で、両方のエリアをカバーする必要がある。だから、彼を獲得できて嬉しい」

「アンドレはフィジカルに恵まれていて、性格的にも勝利に貪欲なんだ。彼はトロフィーを獲得することを強く望んでいるし、チームを助け、チームがより高いレベルに到達するのを助けてくれるだろう」

興味深いことに、オナナはアヤックス時代にセンターバックのリサンドロ・マルティネスと一緒にプレーしたこともある。テン・ハフは、守備陣との連携を形成するため、オナナがボールに関連する部分だけではなく、組織の面でもチームのスタイルに新たな次元を加えられると信じている。

「アヤックスでマルティネスと良い関係を築いていた？ もちろんだ。センターハーフとのコミュニケーションはとても重要だ。それは常に非常に重要だ。キーパーと4人の守備陣、キーパーとチーム全体。それは繋がっていなければならない」

「最高レベルでは、人との繋がりだったり、コミュニケーションスキルが必要だ。プレミアリーグ、特にマンチェスター・ユナイテッドでは、その水準は非常に高い」