決勝への決意表明

ウェンブリーでの準決勝でブライトン＆ホーヴ・アルビオンと対戦したユナイテッドは、PK戦の末に7-6で勝利。初のオールマンチェスターによる決勝戦の日程は、6月3日に決定した。

シティーはこの24時間前に、シェフィールド・ユナイテッドに3-0で勝利し、決勝進出を決めていた。

ペップ・グアルディオラ監督が率いるシティは、チャンピオンズリーグ準決勝に進出し、プレミアリーグ3連覇を達成する絶好のチャンスを得ている。つまり、1999年にユナイテッドが達成した“1シーズンに3大トロフィーを獲得したイングランドのクラブ”になれる可能性がある。

テン・ハフは、1月にオールド・トラッフォードでやったように、ユナイテッドに好調なシティーを倒す力があることを知っており、サポーターに長く記憶に残る瞬間を提供するために全力を尽くすと誓った。

「もちろん、マン・ユナイテッドファンの気持ちは理解している」と、監督は試合後の記者会見で語った。

「私たちは、選手たちに2つ目のトロフィーを与えるために、私が持っているものすべて、チームが持っているものすべて、スタッフが持って���るものすべて、すべてを捧げて成し遂げたい」

「可能だが、それは簡単なことではない。彼らは手強い。優秀な選手が揃っているチームだ。ただ、ウチにも優秀な選手は揃っていて、彼らに勝てる」

「100％以上の力を発揮することはできないが、ファンにも信じてもらいたい。私たちは、どの相手に対しても力を尽くす」

「もちろん、シティー戦でも力を尽くしたい。ファンのためにもね」

ブライトンに勝つため、ユナイテッドはレギュレーション前後半の冒頭を含め、持続的に相手のプレッシャーにさらされながらも耐え続けた。

マラソンのように長く、険しいシーズンが選手たちに肉体的な負担をかけ始めているのではないか、という質問に対し、監督はヨーロッパリーグのセビージャ戦での敗北は疲労が要因であった可能性を示唆した。

それでも監督は、たとえ最高の状態でなくても、ユナイテッドが力を発揮して仕事を成し遂げることは可能であると付け加えた。

「簡単なことではない。木曜日の結果に至ってしまった一因でもあるが、全ては意識の問題だ」

「今日は、木曜日の試合から完全に回復していなかったとしても、パフォーマンスとそれ以上のものを発揮できることがわかった。つまり、集中力、エネルギー、正しいプレーの実行が重要なんだ」

「良い計画を立てて、試合に勝ちたいという気持ちが大切なんだ」