ブルーノ

ブルーノが質問に答える企画 第2弾

先週お届けしたブルーノとのQ&A企画は楽しんでいただけただろうか?

今回はその第2弾。マンチェスター・ダービーのゴールシーン裏話や、トロフィー獲得に賭ける思いなど、ブルーノがあますところなく語ってくれた。好きなドリンクでも用意して、我らがミッドフィールダーの回答をぜひ楽しんでほしい。

マンチェスター・シティー戦のフリーキックからのシュートシーン、アントニー・マルシャルに出したチップは誰のアイデア?

あれは計画してたわけじゃないんだ。エヴァートン戦でも同じことをしたのはみんな知ってるよね。僕の記憶違いでなければ、ワトフォード戦でも同じことをした。ワトフォード戦では、アント(マルシャル)がボールを横にスライドさせた。あれは僕のミスじゃないよ!エヴァートン戦では、僕のキックが良くなかった。もっとペナルティエリアの内側を狙うべきだった。よりゴールの方向へ向かうようにね。

あのゴールもそんな感じで決まったひとつだ。ピッチ上では僕たち選手はお互いを見合って考えていることが理解しあえる。パスを出すときもまさにそうだ。相手を見て、なにか感じとる。そうするとうまくいく。フリーキックの場面では、僕はたいていまずはフレッジと話す。誰が蹴るかについてだ。あのときはエリア内に8人いたから、左足で蹴ったほうがその後の展開につなげやすかった。アントニーのほうを見たら彼も僕を見ていて、その瞬間、彼も僕と同じことを考えているとわかった。時々は、僕がボールを入れてもアントが反応しないこともあるんだけどね。

あのときは、フレッジと話していて、僕は「オーケー、フレッジ、君が行けよ」と言った。もしシティーの誰かが聞いていたら、彼らは僕がフレッジに蹴るように言ったと思っただろう。壁を作っていたのは、(セルヒオ)アグエロ、反対側には(イルカイ)ギュンドアン、だったと思う。彼らはフレッジが下がって僕がボールのところにいたのを見ていた。その瞬間、「フレッジが蹴るんだな」と思っていたことだろうね。それで少し気を抜いていた感じだった。僕はペナルティエリアの端の方を見ながら、ファーポストの方へ行け、と念じていた。その瞬間、レフェリーが笛を吹いた。僕はアントはやるつもりだな、と感じたから、「よし、いまだ」と蹴った。絶妙なタイミングでパーフェクトなボールが行った。そしてゴールのタイミングもばっちりだった。すべてがここぞ、という瞬間に決まった。

毎回あんなふうにうまくいくわけじゃない。しくじる時もあるよ。でもトライすることが大切だ。なかなか難しいキックだからね。でもトライした結果、僕らはゴールを決めることができた。

トライすることで、精度を上げることができる。

次にあれをやったときには、ディフェンダーにボールをとられて、カウンターを狙われるかもしれない。そうなったら僕たちはピンチだ。僕らのディフェンダーは上がっている状態だからね。だからリスクはある。でもゲームにリスクはつきものだ。

試合を見ていると、ゴールが生まれるのは、たいていミスからだ。それがたとえば2分前のミスであったとしても、ミスはミス。ボールを失ったんだからね。ボールを失うか、ファウルで相手にフリーキックかペナルティを与えるかだ。ただ、ミスの原因は必ずしも失敗だとは限らない。

フットボールにはミスはあるものなんだ。どの試合でも、みんながたくさんのミスをする。

でも、もし僕が良いボールを入れることができれば、アントはゴールを決められる。だから僕はただひたすらそのことに集中する。僕は良いボールを入れる、そうすればアントが決めてくれるってね。

仮にアントが決められなかったとしても、僕は気にしないよ。次の機会には決めてくれるとわかっているからね。アントかメイソン(グリーンウッド)か、ダン(ジェームズ)かオディオン(イガロ)、それにラッシュ(マーカス・ラッシュフォード)が戻ったら彼もね。誰でもゴールできる。そのポジティブなエネルギーを感じることが大切なんだ。それに、僕がこれをトライするとき、アントは、それが難しいキックだってことをわかってくれている。だから彼も、できる限りベストのシュートを打ってくれるんだ。あとは繰り返しトライして、精度を上げていくことだね。


ブルーノとQ&A 第2弾動画

ファンとしては、クリエイティブなプレーや発想豊かなプレーに惹かれるものだよね。ファンはそのためにお金を払って見に行くんだとも言える。次はカナダのスリナスさんから。「ポール・ポグバと中盤でコンビを組むのは楽しみですか?」

ものすごく楽しみだよ。このチームにはミッドフィールドに良い選手が大勢いる。ポールは怪我で長期間欠場中だ。でも誰もが彼のクオリティーを知っている。よく言われるのは、フットボールの世界では、ひとつのミスで、それまでのすべての良いプレーを忘れられてしまうということだ。34試合良いプレーをし続けていても、たったひとつ良くない試合があれば、人々が覚えているのはその1試合の方だと。ポールがプレーした試合では、チーム全体として良くなかった。それにみんながポールにかける期待があまりに大きい、というのもある。ポールはトッププレイヤーだし、マンチェスター・ユナイテッドは彼を獲得するのに大金を支払った。おのずと期待も高くなる。となれば、スーパースター級のプレーができないとどうなるかは明らかだ。ポールへの期待は、ユベントスでのロナウドやバルセロナでのメッシに対するのと同じだからね。みんな彼のクオリティーを知っているから彼に期待する。

彼自身も自分に自信を持っているだろうし、僕たちチームもだ。ポールに絶大な信頼を寄せている。彼のことはユベントスにいた頃から知っていた。僕もイタリアにいたから、対戦したことがあったからね。彼を相手に戦うのは、本当にハードだったよ。僕が彼をマークしていた。中盤の同じラインでプレーしていたからね。だからよくわかるんだ。いかに彼とマッチアップするのが大変かってことが。

彼はパワーもテクニックもある。彼みたいに、大柄で強くてテクニックにも優れた選手はなかなかいないよ。だから彼には早く復帰してほしい。練習がストップする前の週には、全体練習に参加し始めていたんだ。だから再開したあとはきっと一緒にプレーできると思う。

ただ期待してるだけじゃなく、僕はポールがチームに与えてくれるものに自信を持っている。クラブにポジティブなエネルギーをもたらしてくれると思う。

勝利を重ねて、僕らはいま、良い感じだ。選手達もサポーターも、みんな、ポールについて辛抱強くなれると思う。物事がうまくいかないときは、そういった気持ちも持ちにくい。ファンも勝利に飢えているからね。フットボールは勝つためのものであって、プレーするだけで満足するわけじゃないのだから。だけどいま、チーム内には自信が育まれている。ポールも、復帰した時にはきっとそれを感じることができるはずだ。そして思いっきり持てる力を発揮してくれると思うよ。

ミッドフィールドのポジション争いもより熾烈になるだろうけれど、それは望ましいことだね。次はインドのアルジュンさんから。「マンチェスター・ユナイテッドは20回リーグ優勝していますが、今後さらにタイトルをとること、また、すでに3回勝っているチャンピオンズリーグに優勝することにどれくらいハングリーなのでしょうか?」ブルーノ、どうかな?この2つのターゲットについては?

2つのターゲット?違うよ!4つさ。僕は4つとも手に入れたい。リーグ、チャンピオンズリーグ、カラバオカップ、そしてFAカップだ。僕は全部に勝ちたい。全部勝つことにハングリーだよ。別のインタビューでも話したと思うけど、僕は勝つためにマンチェスター・ユナイテッドに来た。このクラブにはそのポテンシャルがある。僕らは若いチームで、選手も若い。でもクオリティーは十分にある。他のチームが僕らより経験豊富であろうと関係ない。僕らにも、若手をヘルプしてくれる経験豊かな選手がいるからね。良い感じでミックスされている。

来シーズン、どうなるかはわからない。マンチェスターはビッグクラブだから、誰かをまた獲得するかもしれない。このクラブに来たい選手は大勢いるから、マンチェスターにとってそれは難しいことじゃない。強いチームを作ることができるはずさ。すでに強いチームではあるけれど、もしさらに加わるとしたら、勝つために来る選手でなくてはならない。勝利だけにフォーカスできるようなね。必要なのはタイトルやすべてのことにハングリーな人だけだ。いまいるグループからはそれを感じることができる。

たとえばフアン・マタ。彼は多くのものを勝ち取ってきた。だけど彼からは、まだまだ勝ちたい、というハングリーさを感じるんだ。W杯やEUROや、チャンピオンズリーグとか、僕の記憶違いでなければ、それらすべてを勝ったようなフアンのような選手からそれを感じると、自分ももっともっと多くのものを勝ちたい、という気持ちになる。それは自分にとって良い影響になる。


ブルーノのベストショット11動画

なるほど。良いね。ではお次はマカオから。ルイス・メルカドさんの質問。「アウェーのユニフォームではどのデザインのものが好きですか?昔のシャツでお気に入りはありますか?もし自分でデザインできるとしたら、どのようなものにしますか?」

なんだろう・・・。この黒のユニフォーム(第3ユニフォーム)はすごく好きだよ。スッキリしているのが好みなんだ。黒とか白とかね。だからこれはすごくかっこいいと思っている。全身真っ白で赤が入ってるのも好きだな。ファーストユニが赤だから、この白と赤のは変化があって良い。

インスタグラムを見ていたら、僕の写真を加工しているのがあったんだ。この白地に赤いアディダスのラインが入ったシャツに赤いショーツ、白い靴下を合わせたスタイルで、すごくかっこよかった。だからこれが僕にとってのパーフェクトかな。スッキリしたデザインが、僕のお気に入りってことだ。

ユナイテッドもポルトガル代表も赤いシャツだから、赤が君にとって大事な色なんじゃない?

そうだね。赤色はいまの僕にとって人生そのものだよ。2ヶ月前に聞かれていただ、ノーと言ってたね。まだスポルティングにいたから、ベンフィカ(赤がシンボルカラー)は宿敵だったからね。でも僕はその当時からチームメイトや友達や、スポルティングのサポーターにも言っていたんだ。僕が赤を着るのは、ユナイテッドの赤とポルトガル代表の赤だけだ、ってね。

じゃあ、グリーンはどうだろう?ポルトガルのエンブレムにはグリーンも入っているし、スポルティングのシャツは緑と白だった。グリーンのシャツもクールだよね?

そうだね。グリーンもいいかもしれない!

ブルーノとしゃべろう!動画

緑色が出たところで、グリーンがシンボルカラーのアイルランドから、コナー・キングストンさんからの質問。「チームメイトにするなら、ロイ・キーンかポール・スコールス、どちらがいいですか?」

難しい質問だな。これまでで一番難しいよ。わからないけど、両方ともいたらなおさら最高だ!僕のうしろには、相手を蹴りまくってボールを奪い返してくれる相棒がいるとありがたい。ロイ・キーンみたいなね。そしてボールを奪った後は、素晴らしいパスセンスで前の選手にパスを出してくれるんだ。ロイ・キーンは、どのチームでも欲しがるタイプの選手だ。それぞれプレースタイルは違っても、彼のような選手は、どのチームでも重宝される。ポゼッションスタイルだろうとカウンター重視だろうと、彼のような選手は必要だ。ロイ・キーンは素晴らしい選手だと思うよ。それにものすごくカバーしてもらえそうだしね。

スコールスと隣り合わせでプレーできたら最高だな。もしこの2人と一緒にやれるとしたら、キーンには僕とスコールスの後ろにポジショニングしてもらって、僕とスコールスはペナルティエリア内に向かって攻め上がってゴールを狙うんだ。

得点するには、エリア内に攻め込む必要があるからね。そこでロイ・キーンがしっかり後ろを押さえておいてくれていたら心強い。

それはずいぶん魅力的な中盤トリオだね。それにもちろん、君はかつてスコールスがつけていた背番号18を背負っている。もし18が空いていなかったら、キーンがつけていた16でもよかったね。

ぼくはよろこんで他のを選ぶよ!


ブルーノのハイライト動画

ブルーノ、素晴らしい回答をありがとう。それに君の貴重な時間に感謝している。君と話すのは本当に楽しいよ。君の姿をピッチで見られる日を楽しみにしている。最後にファンにメッセージはある?

僕が言いたいことは、みんな安全に、家で過ごしてほしい、ということ。買い物に出るときも十分気を付けて。それから赤ちゃんや家族もどうぞ大事にしてほしい。できるかぎりみんなを守れるように。いまは、みんなで力を合わせてウィルスと戦うときだ。プレーできないのは残念だけれど、みんなが同じ方向を向いて力を合わせれば、またプレーできる日がやってくる。そのときはオールド・トラッフォードで応援してほしい。


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