ユナイテッド

テン・ハフ体制でもフレッジは成長できるか?

火曜日 21 6月 2022 11:34

フレッジが2018年にマンチェスター・ユナイテッドに加入して、今日で4年目を迎えた。本人も試練に直面したと認めながらも、チームへの献身、バッジへの情熱、ピッチ上での成長は疑いようがない事実だ。

ベロオリゾンテで生まれ育ったフレッドは、トップレベルのフットボールをプレーするという夢のために常に戦い続け、2013年にインテルナシオナルから、ブラジルとは文化も気候も大きく異なるウクライナのシャフタール・ドネツクに移籍。この移籍後も、何としても成功したいという彼の気持ちは高まっていった。

その後、2018年にオールド・トラッフォードにやってきた笑顔の絶えないフレッジは、1年目は全コンペティションを通じてわずか25試合の出場にとどまり、インパクトを与えるのに苦労したが、それが彼を躊躇させることはなかった。むしろ、その挫折は彼の努力と向上心を高めるだけだった。

フレッジは安定感のあるセントラルMFとして、2019-20シーズンと2020-21シーズンでそれぞれ48試合に出場。常にハードワークを怠らない姿勢は多くのサポーターの称賛を得た。

ファンはもっと結果を求めていたかもしれない。それでもフレッジは前向きだった。2021-22シーズンは、チームにとって激動のキャンペーンの中で最高の仕事をした。29歳の彼は、昨季より少ない試合数(36試合)だったが、実に効果的で、エランド・ロードでのリーズ・ユナイテッド戦での得点を含め、10ゴールに関与(4ゴール、6アシスト)に絡んだ。

フレッジの人気は、サー・マット・バスビー年間最優秀選手賞の投票において、ダビド・デ・へアと受賞者のクリスチアーノ・ロナウドに次ぐ3位に入ったことで、より明確になった。ユナイテッドの選手として数々の困難を乗り越え続けてきた者として、称賛に値する結果だ。

エリック・テン・ハフがフレッジをどのように起用するかはわかっていない。今月末から始まるプレシーズントレーニングで、新監督がチーム全体を評価し始めるだろうが、フレッジが新監督の信頼を掴むため、全力を尽くす姿は容易に想像できる。 

「テン・ハフのもとで、彼がさらに成長することを期待している」と、ユナイテッドレジェンドのウェズ・ブラウンがThe Debateの最新エピソードで語っている。「まず第一に、フレッジは常に100パーセントの力を発揮してくれる。その点が非常に良い。チームには彼のような姿勢が必要だし、選手に求められることだ」

「シーズンが進むにつれて、彼はどんどん良くなっていった。自分のプレ��ができるようになっていった。でも、フレッジは僕にとって、チームに必要な素晴らしい選手なんだ」

「誰もが同じようにプレーできるわけではない。フレッジはプレーの起点となり、ボールを奪い返し、彼の動きによってみんなが反応する。彼は4年間ここにいて、その間に大きく成長したし、昨シーズンはおそらく彼のベストだった」

この夏、テン・ハフが自身の哲学をクラブに導入するため、チームは変わる。

テレグラフ紙のジェームス・ダッカー記者は、フレッジの姿勢、これまでのパフォーマンス、そして国際舞台での役割を考え、新チームにフィットすると見ている。

「ブラジルでは、彼は中盤の両側でプレーし、上下動が激しい。スコット・マクトミネイも近いが、実際には2人のホールディングミッドフィルダーとしてプレーしている」と、ダッカー記者は『The Debate』の中で語っている。

「私が思うに、そのポジションではフレッジの強みが生かされない。しかし、4-3-3でどちらかのサイドでプレーするのであれば、それが彼のベストかもしれない。そのポジションでプレーした場合、しばしば彼のベストパフォーマンスになっていると思う」

「テン・ハフが来季フレッジをどのように起用するのか、とても興味がある」

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