マグワイア

マグワイアを感動させたユナイテッドのスタッフ

金曜日 15 11月 2019 18:48

ハリー・マグワイアが、シェフィールド・ユナイテッドのユースに所属していた頃に対戦したマンチェスター・ユナイテッドとの、忘れられない体験について語った。

来週末、レッズはシェフィールド・ユナイテッドの本拠地、ブラモール・レーンに赴く。Inside United Magazine の最新号では、マグワイアが古巣の思い出について、とりわけ、彼も出場した2011年のFAユースカップでユナイテッドと対戦したときのことについて語っている。

試合は、総計6-3でレッズが勝利した。第2戦でマグワイアは、初めてオールド・トラッフォードのピッチに立ったが、空中戦でラベル・モリソン(現シェフィールド・ユナイテッド)と衝突し、意識を失った。ビデオでも確認できるように、このときスタンドの観衆は一斉に立ち上がり、ストレッチャーで運ばれるハリーに激励の拍手を送った。

動画
2011年のFAユースカップ決勝戦で、ストレッチャーで運ばれたマグワイア

「あれは後半が始まって間もなくのことだった。ラベルと衝突して、気絶してしまった」とオフィシャルマガジンのインタビューで話したマグワイア。

「僕のキャリアで気絶したのはあれ一度きりだ。けっこうダメージは大きくて、一晩病院で過ごさなければならなかった。

試合の途中で退場となってしまい、メダルやトロフィーが授与された瞬間までいられなかったのは無念で仕方がなかった。そうしたら、マンチェスター・ユナイテッドのスタッフの一人が、様子を見にきてくれたんだ。僕にユナイテッドのシャツ持ってね。そしてこう言ってくれたんだ。『君は将来性のある良い選手だ。これからも地道に頑張るといい。君の未来の成功をお祈りしているよ』と。

ものすごく感動した。そして、ユナイテッドはなんて粋なことをするクラブなんだろう、と思った」

マグワイアはシェフィールド・ユナイテッドのアカデミーで育成を受けた。そこでの貴重な体験に、イングランド代表のセンターバックは、深く感謝している。

シェフィールドでレギュラーとしてプレーを重ねたことで、トップディフェンダーへと成長する礎ができた。レスター・シティーからユナイテッドに入団した今シーズンもますます成長を続け、レッズでも、そして、木曜にモンテネグロを7-0で玉砕したイングランド代表でも、キャプテンの腕章を巻いた。

「多くのプレー経験を得ることができたのはラッキーだった。シェフィールド・ユナイテッドにいた間の3、4年は50試合プレーした。

成長するためにもっとも有効なのは試合でプレーすることだ。だから、その面では恵まれていた。これまでの監督たちは、まだ若かった僕を先発で使ってくれた。センターバックというポジションで、それはよくあることじゃない」


ハリー・ケーンが交代したあと、キャプテンの腕章を引き継いだマグワイア

シェフィールド・ユナイテッドのサポーターは、デビュー当時から、マグワイアに熱心に声援を送ってくれていたという。

「すぐに僕を応援してくれるようになった」と、2011年4月にデビューした当時のことを振り返ったマグワイア。

「それからずっと、いつも見守ってくれた。だからシェフィールド・ユナイテッドのサポーターに僕はとても感謝しているんだ」

「ブラモール・レーンに帰ったときは、きっと温かく迎えてくれると思う。レスター・シティーのファンがオールド・トラッフォードに来た時よりもね!

シェフィールド・ユナイテッドはプレミアリーグで奮闘している。ただ、対戦するとなった真剣勝負だ。勝ち点3をとりにいく。でも、この試合以外は、彼らに全勝してもらいたいよ!」

2011年のFAユースカップ決勝でゴールを決めてジェシー・リンガードと喜ぶラベル・モリソン

マグワイアと衝突したモリソンは今、シェフィールド・ユナイテッドでプレーしている。

「若い頃のラベルは本当に才能のある選手だった。彼とは、2011年のユースカップ以来対戦していないけれど、彼はトッププレーヤーになるべく才能をすべて持っている。彼のシェフィールド・ユナイテッドでの健闘を祈るよ」。

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