ユナイテッド

マルティネスがワールドカップ優勝

月曜日 19 12月 2022 10:15

リサンドロ・マルティネスを擁したアルゼンチンは、2022年カタール大会決勝でフランスを3-3の劇的な引き分けからPK戦で下し、マンチェスター・ユナイテッド在籍時にワールドカップで優勝した5人目の選手となった。

マルティネスは決勝で出場機会を与えられなかった。それでも、大会を通して母国のために貢献した。

同じことは、ユナイテッドのチームメートであるラファエル・ヴァランヌにも言える。彼は体調不良の影響を克服し、交代する延長戦までプレーした。

キリアン・ムバッペがハットトリックを達成し、試合はPK戦に持ち込まれた。しかし、キングスレー・コマンとオーレリアン・チュアメニがスポットキックを外し、ゴンサロ・モンティエルが決勝PKを成功させ、アルゼンチンが通算3度目のワールドカップ優勝、エースのリオネル・メッシにとっては念願の初優勝となった。

メッシが優勝トロフィーを掲げ、アルゼンチン優勝を締め括った

前半、マンチェスター・シティーのアタッカー、ジュリアン・アルバレスがトップ下でボールを受けてゴールに迫ったが、オフサイドポジションにいるように見えた。その2分後、ブライトンのアレクシス・マクアリスターが遠距離から放ったシュートは、そのままウーゴ・ロリスの腕に収まった。

メッシは120分で見られた3本のうち1本目のPKを決め、アルゼンチンに先制点をもたらした。前半の半ば、バルセロナのウスマンヌ・デンベレが元ユナイテッドのアンヘル・ディ・マリアをエリア内で倒し、主審はすぐにその場所を指さした。このチャンスにメッシはステップアップし、1-0とする。

その数分後、メッシはさらなるマジックを披露。ヴァランヌの頭上越しにボールを通したメッシは、フランスの守備陣をかわしてマック・アリスにボールを送ると、それがディ・マリアに渡り、ディ・マリアはロリスをかわしてゴールを決め、2点差でハーフタイムを迎えた。

フランスにとって試合は終わったかに見えたが、残り10分というところでニコラス・オタメンディがキリアン・ムバッペを倒してしまう。ムバッペはステップアップし、エミリアーノ・マルティネスをかわして1点を返す。
ジュール・クンデにアドバイスを送るヴァランヌ

そしてそのわずか2分後、ムバッペが再びゴールを決めて2-2とスコアを並べ、延長戦に突入。

108分、ラウタロ・マルティネスの最初のシュートがロリスにセーブされた後、メッシがリバウンドを押し込んでゴールを決め、3-2とする。ジュール・コウンドの懸命なクリアにもかかわらず、ゴールラインテクノロジーはアルゼンチンの3点目を確認した。

しかし、延長戦終了まで2分、ムバッペのシュートがボックス内でアルゼンチン選手の腕に当たり、フランスがPKを獲得。ムバッペがこれを落ち着いて決めて3-3の同点になり、PK戦で勝敗を決める流れに。

最初にスポットライトを浴びたのはムバッペで、3本目のPKを成功。��ッシは冷静にロリスをかわして決めて1-1とする。フランスはコマンが続くが、マルティネスにPKをセーブされ、いきなりアルゼンチンが優位に立った。次にローマのパウロ・ディバラがミドルシュートを放つ。

W杯決勝でハットトリックを達成した史上2人目のムバッペ
レアル・マドリードのアウレリアン・チュメニが左下隅を狙ったが、ポストを大きく外れ、アルゼンチンが主導権を掴む。ユベントスのMFレアンドロ・パレデスが3-1とすると、ランダルコロ・ムアニが3-2と力強く味方に望みを託すことができた。そして迎えた4本目、モンティエルがロリスが守るゴールをこじ開け、史上最高のワールドカップ決勝戦となった今大会についに終止符を打った。

ユナイテッドのワールドカップ優勝者

ユナイテッドに所属し、世界最高峰のトーナメントを制したのは、以下の5人。

サー・ボビー・チャールトン (イングランド、1966年)
ジョン・コネリー (1966年、イングランド)
ノビー・スタイルズ(イングランド、1966年)
ポール・ポグバ(フランス、2018年)
リサンドロ・マルティネス(アルゼンチン、2022年)

以下の8人は、ユナイテッドに在籍する前か後にワールドカップを制覇。

ファビアン・バルテス(1998年フランス代表)
ローラン・ブラン (フランス、1998年)
クレベルソン (ブラジル、2002年)
ジェラール・ピケ (スペイン、2010年)
フアン・マタ (スペイン、2010年)
ビクトル・バルデス (スペイン, 2010)
バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ、2014年)
ラファエル・ヴァランヌ(フランス、2018年)

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