選手たちに勇気を与えたローズ君との対面

現在、放射線治療を受けているリバー・ローズ君は、父ライアンさんの言葉を借りれば、「毎日を前向きに過ごしている」という。

家族はウルヴァーハンプトン・ワンダラーズをサポートしているが、リバー君はとにかくフットボールが大好きで、この日もプレミアリーグの試合を見にターフ・ムーアを訪れていた。

1-1のドローに終わった試合のあと、リバー君が憧れのヒーローたちを直近で見ようとピッチサイドでチャンスをうかがっていると、ユナイテッドの選手たちはリバー君のもとへ駆け寄り、カメラの前で一緒にポーズを撮って、下のギャラリーにあるような写真におさまった。

思わず嬉し泣き

父親のライアンさんは、クリスティアーノ・ロナウドが、何百万ものフォロワーを持つ自身のソーシャルメディアに投稿したリバー君との写真を見たとき、家族みんなで思わずうれし泣きしたと明かした。自身も4人の子供をもち、さらにもうすぐ双子を授かる予定のロナウドは、リバー君との写真に次のようなメッセージを添えている。

『子供たちは、今も昔もこの世で最高の存在であり、私たちは全力で彼らを守らなければならない。そしてサポーターは、常にサッカーで最も大切な存在だ。彼らが立ち向かっていることや、応援するクラブのために耐え忍んいることに、我々は敬意を払わなければならない』。

真のインスピレーション

火曜の試合に途中出場したジェシー・リンガードは、リバー君の姿を見つけると、駆け寄って試合で身につけていたシャツをプレゼントした。

彼もソーシャルメディアに写真を投稿し、『リバー君、君と会えてうれしいよ。君は癌と闘い、打ち勝とうとしている、僕らに勇気を与えてくれる若者だ。これからもどうか頑張って、闘い続けてほしい』というメッセージを添えた。

リバー君は現在、マンチェスターで治療を受けている。下に掲載した心温まるビデオの中では、リンガードから受け取った新しいシャツを最高の方法・・・サッカーで試している！

リバー君、君に会えたことは、選手たちにとって、とても光栄で貴重な体験でした。

近いうちにまた会えることを願って。