テン・ハフ体制初のタイトル獲得

ルーク・ショーのフリーキックをカゼミーロが頭で合わせて先制し、さらにマーカス・ラッシュフォードのシュートがスヴェン・ボトマンにディフレクトしてオウンゴールとなり、リードを広げた。

後半は、ニューカッスルが試合の主導権を握り、状況を立て直そうとしたが、ユナイテッドはカウンターから相手に脅威を与え続け、追加タイムにはダビド・デ・へアがジョエリントンのシュートを弾き出す場面もあった。

終了間際には、ダメ押しの3点目を決めるべきチャンスがブルーノ・フェルナンデスにもあった。

ユナイテッドが最後にリーグカップのトロフィーを掲げたのは6年前のこの日で、ズラタン・イブラヒモビッチのヘッドでサウサンプトンを3-2で下して優勝。現在のメンバーでこの試合に先発出場したのはデ・ヘアのみで、ラッシュフォードは交代出場した。

ユナイテッドが初めてこの大会に出場したのは1960年のことで、優勝するまでは1992年まで待たねばならなかった。1983年、ミルクカップと呼ばれていた頃にリヴァプールに、1991年にはランベローズカップ決勝でシェフィールド・ウェンズデーに敗れ、2度決勝で敗退した後である。その1年後、ブライアン・マクレアのゴールでノッティンガム・フォレストに1-0で勝利を収めた。

1993-94シーズン、アストン・ヴィラに敗れて国内3冠を逃し、再びトロフィーを掲げたのは2005-06シーズンだった。ウィガン・アスレチックを相手にウェイン・ルーニー（2）、ルイス・サハ、クリスチアーノ・ロナウドのゴールで4-0の勝利を収め、カーディフで優勝した。

2008-09シーズンには、トッテナムとのゴールレス後にPK戦を4-1で制した。この時のヒーローは、GKベン・フォスターだった。

2009-10シーズン、サー・アレックス・ファーガソンが率いるチームは再び成功を収め、ノッティンガム・フォレスト（1979年と1980年）以来の連覇を果たした。準決勝では、地元のライバルであるマンチェスター・シティーを2-1で破り、ウェンブリーで行われたアストン・ヴィラ戦では、マイケル・オーウェンとルーニーがゴールを決め、2-1の勝利に貢献した。

その7年後、ジョゼ・モウリーニョ監督時代にセインツを破って優勝。テン・ハフ監督のチームはニューカッスル戦で6年ぶりにトロフィーを手にし、2016-17シーズンのヨーロッパリーグ以来となるタイトルをもたらした。

この結果、リーグカップの優勝回数では、リヴァプール（9回）、マンチェスター・シティー（8回）に次いで歴代3位に浮上した。