ラッシュフォードが、W杯史で3番目に速いサブゴールを記録
イングランドがイランを6-2で下したグループB初戦で、マーカス・ラッシュフォードがワールドカップ初ゴールをマーク。イングランド代表への復帰を力強く印象づけた。
49 - Marcus Rashford scored just 49 seconds after coming on for England, the third-quickest goal by a substitute in World Cup history. Impact. pic.twitter.com/NIjqb6nHXW
— OptaJoe (@OptaJoe) November 21, 2022
我らが10番が最後に出場した代表戦は、イングランドがイタリアに敗れたEuro2020決勝だった。この試合でラッシュフォードは、クライマックスのPK戦で失敗するという痛恨の思いを味わった。
しかし、その不運な出来事にとりついていた悪魔は、すっかり眠りについているようだ。
右サイドに入ったラッシュフォードは、ゴールめがけて走り込むと、ハリー・ケインのパスを足元で受け、右足で巧みにコントロールしてから、あまり得意ではない左足で、イランの控えGKホセイン・ホセイニが陣取るゴールに、冷静にボールを流し込んだ。
ドーハで行われたグループB初戦で、イングランドは元ユナイテッドのアシスタントコーチ、カルロス・ケイロスが率いるイランを下す見事なスタートを切った。
ガレス・サウスゲート率いるイングランドは、前半にジュード・ベリンガム、ブカヨ・サカ、ラヒーム・スターリングがゴールを決めて、3点リードで折り返した。
試合開始から約1時間後、サカがこの日2点目を決めてリードを4点に広げる。そして、ラッシュフォードの投入が、新たな局面をもたらした。
これでマーカスは、今シーズンこれまでクラブと代表あわせて9ゴールを挙げたことになる。厳しかった21-22シーズンを経て、ラッシュフォードは再び自分のサッカーを楽しんでいる。
イラン戦で1アシストのハリーが負傷交代
記事イングランドがイランに勝利したグループリーグ初戦での活躍で、レジェンドから賞賛されたハリー・マグワイア
元イングランド代表のストライカーで、BBCの解説者を務めるアラン・シアラーは、BBC Oneの放送で25歳の後輩を賞賛した。
「彼が代表に選ばれるべきだったかどうか、多くの議論があったが、これがまさにその答えだ」。
「簡単に決めているように見える。彼はとても簡単そうにやっているが、もちろんそんなことはない」。
ラッシュフォードは、11月25日(金)に行われるアメリカ戦(日本時間26日4時キックオフ)で、先発メンバー入りを目指す。