マーカス

カントナを超えたマーカス

9-0で快勝したサウザンプトン戦でゴールを決めたマンチェスター・ユナイテッドのストライカー、マーカス・ラッシュフォードは、エリック・カントナが在籍中にあげた得点数を上回った。

メイソン・グリーンウッドのグラウンダーのパスを受けてラッシュフォードが決めたゴールは、彼のレッズでの83点目。エリック・カントナの得点数を1点上回り、クラブの歴代25番目のスコアラーとなった。

サウザンプトン戦の後、BT Sport のマイクに向かってマーカスは「彼(カントナ)は言うまでもなくトップクラスのスコアラーで、このクラブに多大な尽力をした選手だ。その彼を追い抜いたというのは嬉しいし、これからも得点を重ねてチームの助けになりたい」と感想を語った。

マーカスは、タイトル争いをしているチームにとっては、勝利という結果を得られたことが何より重要だと感じている。

「大量得点は気分がいいものだし、勝ち点3も手に入れることができた。直近の試合では勝ち点を失っていたから、勝利の軌道を取り戻す必要があったけれど、今日はその格好の機会になった」

「前半戦で自分たちのトーンをつかむことができた。前半戦を終えたあとは、とにかくこのままメンタリティーやポジティブな姿勢を保って、さらに得点を重ねてきっちり勝ち切ることが重要だった」


ハイライト:ユナイテッド 9-0 セインツ動画

試合開始から2分後には、アレックス・ヤンケヴィッツがスコット・マクトミネイの大腿部を直撃したタックルで退場となり、相手は10人になっていた。タックルはショッキングだったが、そこに悪意はなかったはずだとマーカスは語った。

「果敢なチャレンジだった。ちょっとアンラッキーだったかもしれない。彼はあんな形になってしまうとは思っていなかったはずだ。だけどタイミングが少し遅れて、まともにスコッティに入ってしまった。レッドカードに値するとは思うけれど、若い選手にとっては不運だったね」

ときに10人になった相手と戦うのはタフだが、マーカスは、シンプルなプレーに徹することで乗り越えることができたと話した。

「ゲームを動かしてポジティブに臨むこと。少しエンジンを緩めてただボールを回すというプレーになりがちだけれど、後半戦も、もっとゴールをとってやる!という心意気でピッチに出て、その通りのゲームをすることができた」


この勝利でユナイテッドはプレミアリーグで首位に立つマンチェスター・シティーに勝ち点で並んだ。しかしマーカスは、ライバル勢のパフォーマンスには気を取られたくないと話した。

「相手を気にするのではなく、自分たちに集中することが大事だ。このチームはまだ発展途上にあるからね」

「ここ2、3年で熟成されて出来上がっているチームとは違う。ようやくこの場所に参戦できた、といった感じだ。まだまだチームとして学んでいる最中で、自分たちが成長することにしっかり目を向けて集中しないといけない」

マーカスとレッズにとっては、ピッチ外でもタフな週だった。ネット上の人種差別攻撃の対象となったからだ。

「こういうことは起こりうることだ。僕たちは、この競技がポジティブな要素に満ちたものにしようとできる限りの努力をしている。そして僕は、それがフットボールのあるべき姿だと常に信じて育ってきた。誰もが自分を表現することができて、ピッチの上では自分自身になれる、それがフットボールだ。それだけにこのようなことが起こるのは残念でならない。でも現実的に、それは起こりうる。だから僕たちは立ち上がって声をあげることが必要なんだ」

「このことについて僕が言えるのはそれだけだ。状況が今後改善されていくかどうかはわからないけれど、これまでの数年に関していえば、あまり改善はみられていないようだ」

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