プレビュー：ユナイテッド v ワトフォード

インターナショナルブレーク前に行なわれたウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズとのエミレーツFAカップ準々決勝に2-1で敗れたユナイテッドは、昨年12月にオーレが暫定監督に就任してから初の連敗を喫した。

しかし、今節で勝利を収められれば、再び良い流れに乗っていける。そして、引き続きトップ4争いに絡んでいける。

ワトフォードは、良い状態を維持して今節に臨めるだろう。ブレーク前にはクリスタル・パレスを2-1で下してFAカップ準決勝に進出した彼らは、現在プレミアリーグ8位。7位のウルヴズとは勝ち点1差だ。

オールド・トラッフォードでの一戦前に、チェックしておくべき情報を紹介したい。

試合情報

 試合は土曜日の現地15:00（日本時間31日0:00）開始で、クラブ公式アプリで試合情報をチェックできる。

最新チーム情報

マーカス・ラッシュフォード、ルーク・ショー、ネマニャ・マティッチ、アントニー・マルシャルは、今回のインターナショナルブレーク中に代表を離れた。ロメル・ルカクもEuro 2020予選前に代表を離脱。今回代表に招集されなかったのはジェシー・リンガードで、ビクトル・リンデロフはスウェーデン代表に帯同しなかった。彼らが今節に出場できる状態かどうかは、分かっていない。ユナイテッドで欠場が決まっているのは、アレクシス・サンチェスだ。アレクシスは今月のサウサンプトン戦でひざを負傷し、欠場が続いている。FAカップのウルヴズ戦は出場停止処分により欠場したアシュリー・ヤングは、古巣のワトフォード戦に意欲を燃やしている。エリック・バイリーは、コートジボワールが3-0で勝利したルワンダ戦で代表2ゴール目をマークしたが、試合中に頭部を負傷した。アントニオ・バレンシアは欠場が続いていたが、エクアドル代表のアメリカ戦で実戦に復帰した。

ワトフォード情報

 ハビエル・ガルシア監督は、今週の会見で「代表に招集された選手は、良い状態でチームに戻ってきた」とコメント。また「（ホセ）ホレバスは今節に出場可能で、アンドレ・グレイは前の試合でちょっとした問題を抱えたが、今週はずっと練習に参加できているので、準備万端だ」と続けた。ワトフォードで欠場が決まっているのは、元ユナイテッドのトム・クレヴァリーのみ。ガルシア監督は「今の時点で唯一の負傷者はトム・クレヴァリーで、ふくらはぎを痛めている。ケガをしているので、来週の状態を見極めたい。彼以外の選手は、出場可能だ」と話した。

ワトフォードの状態

ホーネッツ（ワトフォードの愛称）は、今季プレミアリーグのトップ6から勝ち点を獲得できていない。しかし、直近5試合で3勝をあげるなど状態は悪くはない。敗れた2試合は、リヴァプールとマンチェスター・シティー戦だったが、直近のクリスタル・パレス戦には2-1で勝利し、意気揚々とオールド・トラッフォードに乗り込んで来るだろう。最近ではレスター・シティーに2-1で、そしてカーディフ・シティーに5-1で快勝している。

ワトフォード戦の戦績は？

 これまでに31度対戦し、ワトフォードが勝ったのはわずか5回のみ。ユナイテッドが21勝5分という戦績を残している。昨年9月にヴィカレージ・ロードで対戦した際には、マティッチが試合終盤に退場処分となったが、ルカクとクリス・スモーリングの得点で勝利を収めた。プレミアリーグになってからワトフォードに敗れたのは、2016-17シーズンに対戦した時のみ。

審判は？

スチュワート・アトウェルが主審を務める。今季ユナイテッドの試合で主審を担当するのは4回目。前回は、今月オールド・トラッフォードでサウサンプトンを3-2で下した試合を裁いた。コンスタンティン・ハッツィダキスとサイモン・ロングがアシスタント、アンソニー・テイラーが第4審判を務める。

ライバルの試合

 インターナショナルブレーク明けということもあり、週末から週明けにかけて全チームの試合が組まれている。

3月30日（土）

 フルアム v マンチェスター・シティー
クリスタル・パレス v ハダースフィールド
レスター・シティー v ボーンマス
バーンリー v ウルヴズ
ブライトン v サウサンプトン
ウェストハム v エヴァートン

3月31日（日）

 カーディフ・シティー v チェルシー
リヴァプール v トッテナム

4月1日（月）

アーセナル v ニューカッスル