試合レポート：ルートン1-2ユナイテッド

ホイルンドは、相手守備のミスを突いてわずか37秒で先制点を奪い、その後も胸でゴールを決めてユナイテッドは快調に試合を進めた。

しかし、カールトン・モリスのヘディングシュートでハッターズは1点を返して前半を終えた。

後半、ユナイテッドは勝負を決める3点目を狙えたし、決めるべきだったかもしれないが、ルートンの逆襲を受けた。

しかし、チャンピオンズリーグ出場権獲得を目指す中で、ユナイテッドはリーグ戦4連勝をマークした。

前半-ルートンがユナイテッドの素早い出足に対応

アストン・ヴィラ戦で負傷したルーク・ショーが先発出場でき、8月19日のトッテナム・ホットスパー戦以来初めて、エリック・テン・ハフ監督はメンバーを変更しなかった。

キックオフ前、監督はルーティンを確立するためには一貫したセレクションが重要だと語っていたが、好調のチームが攻撃を仕掛けるのに時間はかからなかった。

カゼミーロのロングボールに対して目測を誤ったハッターズのDFアマリイ・ベルのミスを見逃さなかったホイルランドは、ゴール前に飛び出した。

21歳のホイルンドは、カミンスキーをかわしてゴールを決め、ジョー・ウィロックの持つプレミアリーグ6試合連続得点の最年少記録を更新。

ユナイテッドは、マーカス・ラッシュフォードが遠目から放ったシュートこそトーマス・カミンスキに防がれるたが、ホームチームを圧倒していた。

すると、アレハンドロ・ガルナチョのシュートをホイルンドが胸でファー隅に流し込み、ユナイテッドが2-0とリードを広げる。

このままベッドフォードシャーで快適な午後を過ごすかと思われた矢先、モリスが元ユナイテッドのタヒス・チョンのシュート軌道を変え、アンドレ・オナナの頭上を越えて決めた。

ウォームアップ中に負傷したイライジャ・アデバヨに代わって先発出場したコーリー・ウッドロウがチャンスを作りかけたが、ラファエル・ヴァランヌがうまくブロック。コーナーキックからガブリエル・オショが放ったヘディングシュートは高く、大きく、良い感じだった。

ルートンがチャンスを作る中、ルーク・ショーが負傷により交代を余儀なくされ、前半を終えた。

後半-チャンスを逃したユナイテッドが踏ん張る

前半にショーが交代し、マグワイアとカゼミーロがイエローカードを受けるなどピンチに陥ったテン・ハフ監督は、ジョニー・エヴァンスとスコット・マクトミネイを投入し、試合を再び優位に進めようとした。

マクトミネイは、ブルーノ・フェルナンデスのゴールに迫るシュートコースに入ってしまい、ディオゴ・ダロトのシュートはカミンスキーに阻まれた。

ラッシュフォードが巧みに中に切れ込み、左足でシュートを放ったが、カミンスキに阻まれる。

再びチャンスに顔を出したフェルナンデスは、カミンスキをかわしてゴールに迫ったが、アルベール・サンビ・ロコンガのタックルに防がれてしまう。

フェルナンデスはフリーキックからカミンスキを試し、ガルナチョもシュートを放つが、ディフレクト。

残り15分になってルートンが攻め続け、ダウティーが左サイドから脅威的なクロスを定期的に入れたが、ヴァランヌと並んでエヴァンスも踏ん張った。

ヴァランヌとフェルナンデスは、モリスのフリックオンからオショのシュートを阻止するのに一役買い、直後ホイルンドのハットトリックが果たされる望みもあったが、カミンスキによって打ち砕かれた。

ユナイテッドがリードをキープしたまま終盤を迎えたが、後半追加タイムは4分残っており、コーナーキックからバークリーがヘディングシュートを放つと、枠の上をかすめて外れた。

相手の攻撃を防ぎ切ったユナイテッドの勢いは止まらず、5位トッテナム・ホットスパーとの勝ち点差は3に縮まった。

試合詳細

ユナイテッド：オナナ；ダロト、ヴァランヌ、マグワイア（46分にエヴァンスと交代）、ショー（45+2分にリンデロフと交代）；メイヌー、カゼミーロ（46分にマクトミネイと交代）；ガルナチョ、フェルナンデス（c）、ラッシュフォード；ホイルンド（86分にアムラバトと交代）

出場機会のなかったサブ： バユンドゥル、エリクセン、アマド、アントニー、フォーソン

イエローカード：ショー、カゼミーロ、マグワイア、メイヌー、リンデロフ

ゴール：ホイルンド（1、7分）

ルートン：カミンスキー；メンギ、オショ、ベル；オグベネ、サンビ・ロコンガ、バークリー、ダウティー（81分にベリーと交代）；チョン（68分にタウンゼントと交代）、モリス；ウッドロウ（68分にクラークと交代）

出場機会のなかったサブ：クルル、ポッツ、ベリー、カボレ、バーク、ムパンズ、ネルソン

イエローカード：ウッドロウ、タウンゼント、オショ

ゴール：モリス（14分）