マンチェスター・ユナイテッド0-3ニューカッスル・ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドは、オールド・トラッフォードでニューカッスル・ユナイテッドに3-0で敗れ、カラバオカップから敗退した。
昨シーズンの決勝と同一カードが実現。昨季はユナイテッドが優勝を果たしたが、今回はニューカッスルに軍配が上がった。
前半にミゲル・アルミロンとルイス・ホールが、後半にはジョー・ウィロックのゴールでニューカッスルが勝利を決定づけた。
この試合に敗れた結果、8ヶ月前にウェンブリーで手にしたトロフィーを今季手にする機会はなくなった。
前半
日曜日のマンチェスター・シティーとのダービーから立ち直りたいユナイテッドは、勝負をかけてオールド・トラッフォードのピッチに立った。開始15分ほどは、ユナイテッドが試合をコントロールし、相手を自陣に閉じ込めた。
カゼミーロがファーストシュートを放ち、幸先の良いスタートを切ったが、これはマルティン・ドゥブラフカに難なくキャッチされた。
ニューカッスルは、急遽交代出場のアルミロンがティノ・リヴラメントのスルーパスに反応し、先制点をあげる。
追うユナイテッドは、アレハンドロ・ガルナチョが前線にボールを入れるが、メイソン・マウントのシュートは枠を外れる。その数分後、ディオゴ・ダロトがボックス内でボールを持ったが、ハンドを取られ、ニューカッスルのフリーキックとなった。
ハーフタイム間際、ニューカッスルは左サイドバックのルイス・ホールのシュートでリードを2点に広げる。突破したホールが放ったボレーがゴール隅に突き刺さって2-0。
ユナイテッドもチャンスを作ったが、ダロトのシュートを枠外に、その後マウントが強烈なシュートもドゥブラフカにセーブをされてしまい、2点ビハインドで前半を終えた。
後半
エリック・テン・ハフ監督は、アーロン・ワン・ビサカとソフィアン・アムラバトを後半あたまから投入。復帰したワン・ビサカは、右サイドで巧みな連係を見せ、攻撃に新たな息吹を吹き込んだ。ワン・ビサカとの連携からアントニー・マルシャルがニアポストでゴールに迫ったが、これは決まらず。しかし、後半早々に攻めの姿勢を示した。
ユナイテッドの好機は続き、まずアントニーがバーを越えるシュートを放ち、アムラバトもそれに続いたが、ドゥブラフカを苦しめることはできなかった。
ユナイテッドが試合をコントロールしていたものの、ニューカッスルはアドバンテージを3点に広げる。ウィロックが中盤を駆け抜け、シュート。これがコーナーに決まり、ニューカッスルが勝利をほぼ決定づけた。
ニューカッスルが3点をリードしたことで勝負は決し、その後、両チームとも明確なチャンスを作ることができなかった。
ユナイテッドは粘り強く攻撃を続けたが、その甲斐もなく、ストレトフォード・エンドの前で逆転劇を演じることはできず、カラバオカップから早々に敗退した。
試合詳細
ユナイテッド:オナナ;ダロト(46分にワン・ビサカと交代)、マグワイア、リンデロフ、レギロン;ハンニバル(85分にフェルナンデスと交代)、カゼミーロ(46分にアムラバトと交代)、マウント;ガルナチョ(65分にラッシュフォードと交代)、マルシャル(64分にホイルンドと交代)、アントニー
出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、エヴァンス、マクトミネイ、エリクセン
イエローカード:ハンニバル(14分)、カゼミーロ(19分)、レギロン(77分)
ニューカッスル:ドゥブラフカ;リヴラメント、クラフト、ダメット、ターゲット(5分にアルミロンと交代)、ホール(74分にバーンと交代);ウィロック(64分にギマランイスと交代)、ロングスタッフ;リッチー(75分にトリッピアーと交代)、ゴードン(64分にウィルソンと交代)、ジョエリントン
出場機会のなかったサブ:カリウス、ラッセルズ、パーキンソン、ディアロ
ゴール:アルミロン(29分)、ホール(36分)、ウィロック(60分)
イエローカード: ウィロック(46分)、ジョエリントン(82分)