ユナイテッド

リポート:チェルシー 1-1 ユナイテッド

土曜日 22 10月 2022 20:44

マンチェスター・ユナイテッドは、スタンフォード・ブリッジでチェルシーと対戦し、後半追加タイムにカゼミーロがクラブ初ゴールを決め、1-1の引き分けに持ち込んだ。

ビジターであるユナイテッドが圧倒していたものの、後半に交代出場したスコット・マクトミネイがピッチに入った3分後、アルマンド・ブロヤをボックス内で倒してしまいPKを献上してしまう。これをジョルジーニョが成功させてビハインドを背負った。

しかし、ユナイテッドが土壇場で同点い追いつき勝ち点1をもぎ取った。左サイドからルーク・ショーのクロスにカゼミーロが頭で合わせたシュートは、ケパ・アリサバラガが守るゴールのポストに当たってラインを割った。

前半 - 支配的するもノーゴール

ユナイテッドは開始数分でテンポをつかみ、ピッチの中央でボールを支配。ボールを失っても、そのたびに相手にプレッシングをかける。エリクセンのパスからショーがボールを拾い、チェルシー陣内深くでシュートを放つが、惜しくもファーポストへ。

ユナイテッドの攻撃は止まらない。アントニーが右サイドから切れ込み、左足でカーブをかけたシュートに対してはケパが低い姿勢でストップし、この試合のファーストセーブを強いられた。

30分までに62パーセントのポゼッションを保持していたユナイテッドは、チェルシーが一度もシュートを打てない中、試合を完全に支配。しかし、この素晴らしいスタッツとは裏腹に、なかなかゴールを決められない。

マーカス・ラッシュフォードがカウンターアタックからボックス内に侵入し、角度のないところからシュート。ケパにセーブされたが、状況は変わりかけた。その数分後、アントニーがジェイドン・サンチョとボールをスイッチしたが、サンチョのシュートはケパに回収されてしまう。

前半終了間際にはチェルシーも反撃したが、カゼミーロがスターリングに密着し、ダロトがオーバメヤンにプレッシャーをかけていたため、ブルーズのチャンスは潰れた。

後半 - 終盤の劇的展開

グレアム・ポッターが率いるチェルシーは、後半開始直後からより激しいプレーを見せ、試合を優位に進めたが、決定的なチャンスは両者ともまだ少ないままだった。

ここでアクシデントがユナイテッドを襲う。ラファエル・ヴァランヌが明らかに軽傷ではないケガを負ってしまい、ビクトル・リンデロフと交代を余儀なくされた。ヴァランヌは自力で立ち上がって歩いたが、その目には涙があった。

72分、トレヴォ・チャロバーがゴールに迫る。

その3分後、マクトミネイがエリア内でブロヤを倒してしまい、痛恨のPKを献上。チェルシーのメインPKキッカーであるジョルジーニョが、ダビド・デ・ヘアと逆方向に決めて先制。

それでもユナイテッドは諦めなかった。後半の追加タイムが6分とアナウンスされると、ショーが左サイドを走り、エリア内にクロス。飛び出したカゼミーロが頭で合わせたボールにケパが反応したが、ボールはポストに弾かれてゴールラインを越え、土壇場で同点に追いつく。初ゴールを決めたカゼミーロは咆哮し、ピッチを駆けた。

試合詳細

チェルシー:アリサバラガ、アスピリクエタ(C)、チャロバ、シルバ、ククレジャ(35分にコヴァチッチと交代)、ロフタス・チーク(79分にチュクエメカと交代)、ジョルジーニョ、チルウェル、マウント、スターリング(79分にブロヤと交代)、オーバメヤン(74分にプリシッチと交代)

出場機会のなかったサブ:メンディ、ギャラガー、ザカリア、ハヴァーツ、ジイェシュ

得点:ジョルジーニョ(87分 PK)

イエローカード:ジョルジーニョ

ユナイテッド:デ・へア;ダロト、ヴァランヌ(59分にリンデロフと交代)、マルティネス、ショー;カゼミーロ、エリクセン(80分にマクトミネイと交代)、アントニー、フェルナンデス(C)、サンチョ(52分にフレッジと交代);ラッシュフォード(80分にエランガと交代)

出場機会のなかったサブ:ヒートン、マラシア、イクバル、ペリストリ、ガルナチョ

得点:カゼミーロ(90+4分)

イエローカード:アントニー、フレッジ、ショー、マルティネス

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