マンチェスター・ユナイテッド4-2シェフィールド・ユナイテッド
水曜日の夜、マンチェスター・ユナイテッドがシェフィールド・ユナイテッドに4-2で勝利した。
ユナイテッドはリーグ戦で4試合勝ち点3を取れていなかったため久々の勝利をマークするため奮闘したものの、ジェイデン・ボーグルにフィールドの高い位置でボールを奪われて失点するなど、理想的なスタートではなかった。
しかし、完璧な形で反攻。アレハンドロ・ガルナチョのクロスにハリー・マグワイアが完璧なバランスで合わせたヘディングシュートが決まり、試合は振り出しに戻った。
後半も同じような展開となり、ベン・ブレアトン・ディアスの強烈なミドルシュートで再びブレーズにリードを奪われてしまう。
それでもキャプテンのブルーノ・フェルナンデスがPKを成功させて再び同点に追いつくと、ブルーノは残り10分にも再びゴールをマーク。さらにラスムス・ホイルンドがダメ押しのゴールを決めて勝ち点3を確実にした。
前半-マグワイアのゴールで同点に追いつく
ユナイテッドは開始1分でボックス手前までボールを運び、ディオゴ・ダロトがシュートを放つ。このシュートはGKウェス・フォデリンガムを苦しめたが、弾いてワイドに流す。序盤から攻められた展開を考えれば、賢明な判断だったと言える。
このプレーが試合序盤の流れを作った。ユナイテッドはポゼッションを支配し、敵の深く、堅い守備陣に対して主導権を握り続けた。
センターバックの負傷者が相次ぐ現状により、カゼミーロは再び同ポジションでプレーしたが、コーナーキックから2度ボールに触れようとするも、クリーンにコンタクトできなかった。
前半半ばになると、よりダイレクトに攻めるようになる。ガルナチョがフェイントを交えながら危なげなくボックス内に侵入。オールド・トラッフォードの観衆もゴールの瞬間を待っていたが、フォデリンガムに対応させる時間を与え過ぎてしまった。
序盤のチャンスを生かせなかったツケが30分過ぎに回ってきてしまう。アンドレ・オナナがダロトにパスを出そうとするも短く、狙っていたボーグルにインターセプトされ、ニアポストにシュートに流し込まれた。
その10分後、左サイドでフェルナンデスのフリーキックを受けたガルナチョが、振り向きざまにクロスを送り、頭で合わせたマグワイアがフォデリンガムの頭上を越えてゴールへ流し込んだ。
さらにガルナチョもゴール前でチャンスを得たが、またもフォでリンガムに阻まれる。
後半-ブルーノが牽引
ビハインドから同点に追いついたユナイテッドにはやるべきことが多々あった中、シェフィールド・ユナイテッドはブレアトン・ディアスがベン・オズボーンの折り返しに反応し、2点目を決めた。
60分にマグワイアがボックス内で引き倒され、大混乱に。主審のマイケル・ソールズベリーがPKを与える笛を吹いた瞬間、ダロトが同点ゴールを決めたかと思われたが、シェフィールド・ユナイテッドのオウンゴールだった可能性も。
しかし、それ以上の検証はなく、主審は改めてPKを宣告。キッカーを務めたキャプテンのブルーノが落ち着いて成功させ、再び同点に追いつく。
残り時間は15分となり、プレミアリーグ降格の危機が重くのしかかるシェフィールド・ユナイテッドは、自陣からさらに攻め込まざるを得なくなった。
それに対してユナイテッドは、空いたスペースを利用し始め、フェルナンデスのミドルで試合を通して初めてリードを奪う。
中盤のパートナー、コビー・メイヌーから短いパスを受けたフェルナンデスは、サポーターの期待に応えてシュート。迷うことなく左足を振り抜いたシュートはフォデリンガムの手の届かないところに決まった。
ポルトガルのマグニフィコは、これだけでは終わらない。
残り5分、彼はボックス内でボールを受けると、中央のホイルンドに折り返してアシストもマーク。
終了間際にはイーサン・ウィートリーが出場し、アカデミー出身選手として通算250人目のデビューを果たす。ウィートリーは、追加タイムにフェルナンデスのお膳立てを受けそうになる場面もあった。
試合詳細
ユナイテッド:オナナ;ダロト、カゼミーロ、マグワイア、ワン・ビサカ;メイヌー(90+1分にアムラバトと交代)、エリクセン(64分にマクトミネイと交代);アントニー(55分にアマドと交代)、フェルナンデス(c)、ガルナチョ;ホイルンド(90+1分にウィートリーと交代)
出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、アマス、オグニェ、ジャクソン、フォーソン
ゴール:マグワイア(42分)、フェルナンデス(61 PK、81分)、ホイルンド(85分)
シェフィールド・ユナイテッド:フォデリンガム;ホールゲイト、アフメドジッチ、トラスティー;ボーグル(78分にノーウッドと交代)、ハマー、アルブラスター(c)、ブルックス(46分にソウザと交代)、オズボーン;ブレアトン・ディアス、アーチャー(62分にマカティーと交代『62分にオスラと交代』 )
出場機会のなかったサブ:グルビッチ、ラルシ、カーティス、ハンプソン、スリマン
イエローカード:ホールゲイト(37分)
ゴール:ボーグル(35分)、ブレトン・ディアス(50分)