マッチレポート：ユナイテッド1-0コペンハーゲン

後半、マグワイアがヘディングで今シーズン初ゴールを決め、オナナが試合終了直前に献上してしまったPKを蹴ったジョーダン・ラーションのゴールを阻んだ。

サー・ボビーによって "夢の劇場 "と呼ばれたスタジアムでは、キックオフ前に73,000人のファンが一斉に立ち上がり、クラブの象徴であるサー・ボビーに哀悼の意を捧げた。

この感動的でふさわしい幕開けに影響されたのか、ユナイテッドは前半こそ落ち着きを見せなかったが、後半は本来のプレーを発揮し始めた。そして先制点を決めたマグワイアは、バッジを叩いてストレトフォード・エンドに向かってラブハートサインを作り、情熱的にゴールを祝った。

チャンピオンズリーグは連敗スタートとなったが、マグワイアの活躍とオナナの英雄的なセーブによって、待望の勝利を手にした。

前半-精彩を欠く

ユナイテッドは試合開始早々、5分に先制のチャンスを逃す。

元サウサンプトンのウインガー、モハメド・エルユノシが中盤でソフィアン・アムラバトを倒してボールを奪い、前線に走り込んで右サイドからクロスを上げると、ディオゴ・ゴンサウベスが頭で合わせるがポストに嫌われる。

ユナイテッドが最初にゴールに迫ったのは25分過ぎ、ラスムス・ホイルンドが古巣を相手に脅威を見せつけた。マーカス・ラッシュフォードが足元にボールを送ると、ホイルンドはボックス内でタッチし、シュートを放った。

コペンハーゲンが安定したプレーでチャンスを作った中で、ユナイテッドは、最近ゴールが続いているスコット・マクトミネイが復帰したセルヒオ・レギロンのクロスに頭で合わせるなど、チームに勢いをもたらす。

あまりオナナの出番はなかったが、イライアス・アシュリが危険なドリブルを仕掛け、低い弾道のシュートをサイドネットに突き刺したときは警戒しなければならなかった。

後半-マグワイアとオナナの活躍

後半、エリック・テン・ハフ監督はアムラバトに代えてクリスティアン・エリクセンを投入した。

ルーカス・レラガーがボックス手前のスペースから放った強烈なシュートを、オナナがセンセーショナルなセーブで弾き返す。

一方、カミル・グラバラは、エリクセンがボックス内でボールを渡したホイルルンドの低いシュートをファインセーブで防いだ。さらにユナイテッドは、マクトミネイのスルーパスに反応したマーカス・ラッシュフォードがGKよりも先にボールに足を伸ばしたが、グラバラのチャレンジを受けて倒れた。

ユナイテッドは後半最初の10分間で、多くのチャンスを作ったが、試合はまだゴールレスのまま。1時間が経過したところで、テン・ハフ監督はアントニーに代えてアレハンドロ・ガルナチョを投入し、レギロンに代えてビクトル・リンデロフも投入した。

この時点でユナイテッドが優勢だったが、コペンハーゲンは左サイドバックのエリアス・ジェラートが前に出て角度のないところからシュートを放ち、これがラファエル・ヴァランヌに当たってサイドネットに。

その数分後、ラッシュフォードとブルーノ・フェルナンデスが絡む展開から、ガルナチョがゴール前に走り込むが決まらない。コーナーキックの後、マグワイアが前方に残り、エリクセンのクロスに反応してヘディングでネットを揺らす。VARの確認後、マグワイアがオンサイドポジションと認められ、ついに均衡を破る。

ユナイテッドはさらにカウンター攻撃を仕掛け、ガルナチョのシュートをグラバラが防ぎ、続けてマクトミネイがシュートもわずかに枠を外れた。コペンハーゲンが同点ゴールを目指して前に出てくると、ユナイテッドはさらにスペースを見つける。しかし、フェルナンデスのシュートは枠を外れた。

このまま逃げ切れるかと思われた中、追加タイムも終了する直前のプレーで、マクトミネイがエルユノシの顔面付近に足を上げたとしてファウルを取られ、PKを与えてしまう。

元ユナイテッドストライカーのヘンリクの息子であるラーションがPKキッカーに。しかし、オナナが飛び込みながら見事に弾き返し、1点のリードを守ったまま試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

試合詳細

ユナイテッド：オナナ；ダロト、ヴァランヌ、マグワイア、レギロン（63分にリンデロフ と交代）；アムラバト（46分にエリクセンと交代）、マクトミネイ；アントニー（63分にガルナチョと交代）、フェルナンデス（c）、ラッシュフォード；ホイルンド（86分にマルシャルと交代）

出場機会のなかったサブ：バユンドゥル、ヒートン、エヴァンス、ハンニバル、マウント、ペリストリ

ゴール：マグワイア（72分）

イエローカード：フェルナンデス、マクトミネイ

FCコペンハーゲン：グラバラ；アンカーセン、バブロ、ディクス、ジェラート（77分にソーレンセンと交代）；レラガー、ファルク、ディオゴ・ゴンサウベス（85分にラーション と交代）；エリユノシ、クラエソン（c 76分にオスカールソンと交代）、アシュリ（90+1分にヒュイルントと交代）

出場機会のなかったサブ：ホチョラヴァ、タンロンゴ、ババカル、ボイレセン、サンデル、ルンド、バルドグジ、ディトマー