試合レポート:ニューカッスル1-0ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドは、アンソニー・ゴードンのゴールにより、ニューカッスルに敗れた。
ゴードンは55分、キーラン・トリッピアーのクロスに反応し、先制点を決めた。
試合序盤はアレハンドロ・ガルナチョも惜しいシュートを放ったが、ホームチームが勝利。勝ったニューカッスルは、プレミアリーグ5位に浮上した。
前半 - ユナイテッドが耐え忍ぶ
イングランド北東部の氷点下という環境の中で試合がスタート。ホームチームはパリでの一戦から変更なしで、ユナイテッドは3-3のドローで終えたガラタサライ戦からメンバーから4人を変更した。
ニューカッスルは、1日余分に休養を取った恩恵に預かり、熱烈なサポーターの声援を力に変えて、試合開始直後から勢いがあった。
最初のチャンスは、ブルーノ・フェルナンデスが好調のガルナチョにフィードしたシュート。しかし、ゴールキーパーのニック・ポープに弾き返される。
ニューカッスルもミゲル・アルミロンがシュートも、アンドレ・オナナがセーブ。
さらにその数分後、アーロン・ワン・ビサカがクリアーし損ねたボールにアレクサンデル・イサクのシュートをマグワイアのヒールで阻止。その結果生まれたコーナーキックからジャマール・ラッセルズにヘディングシュートを許したが、オナナが止めた。
ユナイテッドには冷静さと落ち着きが必要だった。コビー・メイヌーからの慎重なパスにより、マーカス・ラッシュフォードがファーポストのガルナチョにクロス。しかし、トリッピアーに対応されてしまう。
ハーフタイムのホイッスルが鳴るまで、ユナイテッドのボックス内ではマグワイアが相手の攻撃をブロックするシーンが続いた。
後半-ゴードンが唯一のゴール
後半開始早々、前半からの勢いを維持するニューカッスルに対して、ルーク・ショーがクロスを2度カット。ジョエリントンにもスコット・マクトミネイを振り切られたが、シュートはオナナにヒットする。
しかし、トリッピアーが最終ラインの背後でスペースを見つけ、ファーポストのゴードンにボールを通すと蹴り込まれてしまい、これが試合唯一のゴールになった。
エリック・テン・ハフ監督は、流れを変えようとアントニーとラスムス・ホイルンドを投入。
しかし、マグワイアのヘディングシュートを除けば、ユナイテッドに流れは傾かず、時間だけが過ぎていった。
ボックス内では、ワン・ビサカがルイス・マイリーのシュートを見事に胸で止めて、コーナーキックに逃げる。そして攻守が入れ替わると、交代出場のセルヒオ・レギロンが強烈なミドル。だが、ファビアン・シェアにクリアーされて決められず。このプレーで飛び込んだポープが負傷。
これにより、2022年の短い期限付き移籍期間中にユナイテッドで2度プレーしたマルティン・ドゥブラフカが交代出場した。
ユナイテッドは、アントニーが同点ゴールを決めたかと思われたが、ボールが当たったマグワイアがオフサイドポジションにいたため無効に。
後半は追加タイムが9分あったにもかかわらず局面を変えられず、フラストレーションが溜まる結果になった。
試合詳細
ニューカッスル:ポープ(86分にドゥブラフカと交代);トリッピアー、ラッセルズ(c)、シェア、リブラメント;マイリー、ギマラエス、ジョエリントン;アルミロン、イサク、ゴードン(90分にリッチーと交代)
出場機会のなかったサブ:カリウス、クラフト、マーフィー、ダメット、ホール、ディアロ、パーキンソン
イエローカード:ジョエリントン
得点:ゴードン(55分)
ユナイテッド:オナナ;ワン・ビサカ(80分にレギロンと交代)、マグワイア、ショー、ダロト;メイヌー(80分にアムラバトと交代)、マクトミネイ;ラッシュフォード(61分にアントニーと交代)、フェルナンデス(c)、ガルナチョ;マルシャル(61分にホイルンド と交代)
出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、リンデロフ、ヴァランヌ、ペリストリ、ファン・デ・ベーク
イエローカード:マグワイア、アントニー