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ユナイテッド

パリ・サンジェルマン 1-3 ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッドファンが目にしてきた光景と同様に、今回もまた劇的な結末を迎えた。それは、クラブ史上もっとも知られているゴールを決めたオーレ・グンナー・スールシャール監督に相応しい瞬間だった。ユナイテッドは、水曜の夜に開催されたパリ・サンジェルマン戦に3-1で勝利し、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝に進出した。

3週間前にオールド・トラッフォードで開催された第1戦を2-0で勝利したのはPSGだった。しかし、第2戦ではロメル・ルカクが2ゴール、そして後半追加タイムにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定の結果ユナイテッドにPKが与えられ、これをマーカス・ラッシュフォードが成功させ、アウェイゴール差で大逆転劇を遂行してみせた。

スールシャール監督が試合前日に「これはミッション・インポッシブルではない」と語った通り、チームは必ず今回のタスクを実行する気持ちで試合に臨み、開始2分で差を1点に縮めることに成功。

ティロ・ケーラーの不用意なバックパスを見逃さなかったルカクが、ジャンルイジ・ブッフォンをかわしてシュートを決め、先制に成功する。

ただ、このゴールによりPSGが目を覚まし、しばらくの間ポゼッションを支配される時間帯が続く。なんとか耐え続けたユナイテッドだったが、キリアン・ムバッペの低い折り返しに反応したファン・ベルナトを抑えられず、同点に追いつかれてしまう。

ルカク
先制点を決めたルカク

完全に息を吹き返したホームチームに対し、ユナイテッドは守護神ダビド・デ・ヘアが最後の砦を守り続けた。ダニ・アウベス、ムバッペ、アンヘル・ディ・マリア、ベルナトらの攻撃をくい止め、近距離からベルナトに打たれたシュートも弾き返す。

その時点でポゼッション支配率86%という数字を残していたPSGは、ディ・マリアが強烈なシュートを放つも、ワイド。しかし、スールシャール監督が不可能なことはないと話していた通り、前半30分にユナイテッドが勝ち越しに成功。ラッシュフォードが遠目からシュートを放つと、ブッフォンが弾いたボールにルカクが詰めて奪取。それを蹴り込んで2-1。ルカクは、クラブキャリアで自身初の3試合連続複数ゴールを記録した。

そしてユナイテッドは、エリック・バイリーを下げ、3-2で勝利したサウサンプトン戦でも活躍したディオゴ・ダロトを早い段階で投入。ダロトは前半終了3分前にボックス内に攻め入り強いクロスを上げるも、相手ディフェンダーにディフレクトしたボールはブッフォンの手に収まった。

後半開始からは五分の展開からスターとするも、徐々にPSGが攻勢に。そして迎えた56分、元ユナイテッドのディ・マリアが勝負を決定づけるゴールを決めたかに思われたが、オフサイドの判定に救われる。

試合開始から右ウィングの位置でプレーしていたアシュリー・ヤングは、ダロトの投入後から右サイドバックの位置でプレー。72分には、ディ・マリアを探したムバッペからボールをインターセプトしてピンチを未然に防いだ。

オーレは、前日の会見で若手も準備ができていると語った通り、タヒス・チョンを残り10分に投入。続けて17歳のメイソン・グリーンウッドもヤングに代えて送り出し、ユナイテッドデビューの機会を与えた。

オーレ・グンナー・スールシャール
アンドレアス・ペレイラを通して指示を出すオーレ・グンナー・スールシャール監督

後半はクリス・スモーリングとビクトル・リンデロフのセンターバックコンビの堅守により出番が少なかったデ・ヘアだったが、82分には、交代出場したPSGのトマ・ムニエがタイトな角度から放ったシュートをブロック。

続けてムバッペに攻め込まれ、デ・ヘアがかわされるとスモーリングがタックルで阻止。セカンドボールにベルナトが反応してシュートを放ったが、ポストに嫌われる。この時点でPSGが2試合合計3-2でリードしていたため、次のラウンドに勝ち進むかと思われた。

しかし、試合終盤にダロトが放ったシュートがプレスネル・キンペンベに当たってコーナーキックになったかと思われた直後、スタジアム中が驚きの瞬間が見られた。スロベニア出身の主審ダミール・シュコミナがVAR判定を要請し、ピッチサイドに設置されたモニターを見て同プレーを数分確認後、なんとユナイテッドにPKを与える判定を下したのだ。

これをラッシュフォードが落ち着いて成功させ、ピッチ、タッチライン、スタンドではユナイテッド選手、サポーターが大興奮。

オーレの言葉が現実のものとなり、ユナイテッドがチャンピオンズリーグ準々決勝に勝ち進んだ。

ラッシュフォード
PKを決めたラッシュフォード

試合詳細

PSG:ブッフォン、ケーラー(70分にパラデスと交代)、チアゴ・シウバ、キンペンベ、ベルナト、マルキーニョス、ヴェッラッティ、ドレクスラー(70分にムニエと交代)、アウベス(90分にカバーニと交代)、ディ・マリア、ムバッペ

出場機会のなかったサブ:アレオラ、シュポ・モティング、クルザワ、ダグバ

得点:ベルナト(12分)

イエローカード:ディ・マリア、パレデス

ユナイテッド
劇的な逆転劇に大興奮のデ・ヘア

ユナイテッド:デ・ヘア、ヤング(グリーンウッドと交代)、バイリー(35分にダロトと交代)、スモーリング、リンデロフ、ショー、マクトミネイ、フレッジ、アンドレアス(80分にチョンと交代)、ラッシュフォード、ルカク

出場機会のなかったサブ:ロメロ、ロホ、ガーナー、ゴメス

得点:ルカク(2、30分)、ラッシュフォード(90分 PK)

イエローカード:ショー

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