ライプツィヒ 3-2 ユナイテッド

決勝トーナメントに進出するには勝利が必須だったライプツィヒは、開始２分にアンへリーノのゴールで早々にリードを奪うと、11分後にアマドゥ・ハイダラがボレーシュートで追加点。その後も得点を重ねたが、これはVARでオフサイドと判定されて無効となった。

ユナイテッドも68分、クロスバーを直撃したブルーノ・フェルナンデスの惜しいチャンスがあったが、ホーム勢が途中出場のジャスティン・クライファートがデフレクションのクロスをゴールに叩き込んでリードを広げた。

フェルナンデスがPKから1点を返し、その後、コーナーキックを起点にポール・ポグバが2点目を決めて3-2に追いついたが、時間切れとなった。

前半 - 厳しい展開

週末、またしても逆転にて勝利おさめたウェストハム戦の先発メンバーからオーレ・グンナー・スールシャール監督は5人を変更。ハマーズ戦では温存されたダビド・デ・ヘアがゴールに復帰。ハムストリングの怪我から回復したルーク・ショーが５バックに加わり、その前にはネマニャ・マティッチ、ブルーノ・フェルナンデス、そしてマーカス・ラッシュフォードも先発イレブンに復帰した。アントニー・マルシャルとエディンソン・カバーニは怪我、フレッジは出場停止処分によりメンバーから外れた。

ユナイテッドが決勝ラウンドに進出するには引き分け以上が必要だったが、試合開始後わずか2分でアンヘリーノに先制点を許す最悪のスタートに。キャプテンのマルセル・サビッツァーが放った弓なりのクロスを、アンヘリーノが左足でゴール下方のコーナーに突き刺した。

反撃を試みるレッズは、9分にグリーンウッドが惜しいチャンス。ラッシュフォードにパスする選択肢もあったが、自ら斬り込んで左足からシュートを放つもGKペテル・グラチが難なく処理した。

13分、先制点を決めたアンヘリーノが今度はファーポストめがけてパスを出すと、ノーマークだったハイダラがボレーシュートでゴールを破った。その後ヴィリ・オルバンにもゴールを割られたが、これはVAR判定により無効となった。イブラヒマ・コナテの放ったヘディングシュートがポストに当たって跳ね返り、ボールがオルバンの足元に届いた瞬間、オルバンは明らかにオフサイドだった。

ハーフタイム突入前にラッシュフォードがシュートを放ったが、これはブロックされた。

後半 - 追撃も及ばず

後半、アレックス・テレスに替えてドニー・ファン・デ・ベークが投入されると、オランダ人MFはさっそくペナルティーエリア内で惜しいチャンスを演出。

55分には、フェルナンデスの蹴ったフリーキックがゴール前に飛んだが、スコット・マクトミネイとハリー・マグワイアがとらえようと試みるもかなわず。フェルナンデスは66分にもわずかに枠を逸れたシュートを放ったほか、フリーキックがクロスバーを直撃するなど惜しいチャンスを逃した。

逆にさらに優勢に立ったのはホーム勢。3分後、アンヘリーノのクロスのデフレクションを、クライファートがシンプルにタップイン。ボールはデ・ヘアの脇をすり抜けた。

80分、レッズはグリーンウッドがコナテに倒されてPKをゲットし、これをフェルナンデスがそつなく決めて1点を返す。その2分後には、コーナーキックを起点にポグバが2点目を決めた。

猛然とゴールを狙うユナイテッドは、ポグバの放ったクロスがノルディ・ムキエレのオウンゴールを誘ったが、これがGKグラチの足に落ちて万事休すとなった。

レッズはヨーロッパリーグのラウンド32に回る。そして土曜にはマンチェスターダービーに挑む。

ラインナップ

RBライプツィヒ：グラチ；ムキエレ、コナテ、オルバン、アンヘリーノ（87分にハルステンベルグと交代）；サビッツァー、ハイダラ、カンプル（75分にアダムスと交代）；ヌクンク、フォルスベルグ（56分にポールセンと交代）；オルモ（56分にクライファートと交代）

出場機会のなかったサブ：チャウナー、マルティネス、ソーロート、マルテル、ボッシュ

得点：アンヘリーノ（2分）、ハイダラ（13分）、クライファート（69分）

警告：ムキエレ、サビッツァー、クライファート、アダムス

ユナイテッド：デ・ヘア；ワン・ビサカ（78分にフォス・メンサーと交代）、リンデロフ（78分にトゥアンゼベと交代）、マグワイア、ショー（61分にウィリアムズと交代）、テレス（46分にファン・デ・ベークと交代）；マティッチ（61分にポグバと交代）、マクトミネイ、フェルナンデス；ラッシュフォード、グリーンウッド

出場機会のなかったサブ：ヘンダーソン、グラント、バイリー、ジェームズ、リンガード、マタ、イガロ

得点：フェルナンデス（80分 PK)、ポグバ（82分）

警告：フェルナンデス、ショー、ウィリアムズ、リンデロフ