ユナイテッド

マッチレポート:ユナイテッド 3-2 ノリッジ

土曜日 16 4月 2022 18:09

クリスチアーノ・ロナウドがオールド・トラッフォードでプレミアリーグ2度目のハットトリックを達成し、マンチェスター・ユナイテッドがノリッジ・シティーに3-2で勝利した。

前半に2ゴール、後半には弾丸フリーキックを決め、トップリーグからの降格の危機に直面しているノリッジを下した。

しかし、前半終盤にキーラン・ダウエル、後半早々にはテーム・プッキのゴールでノリッジに追いつかれてしまった。

それでもロナウドが76分にフリーキックを直接蹴り込み、3月のスパーズ戦以来の3ゴールを決め、わずか1ヶ月余りで2度目のマッチボールを手に入れた。

トップ4のライバルであるスパーズとアーセナルが敗れたこの日、ユナイテッドはナーバスになりながらも最終的には重要な勝ち点3を獲得した。

勝利に導いたロナウド

前半:ロナウドが2点目を挙げるも、ノリッジが1点返す

テーム・プッキのシュートはダビド・デ・へアがセーブし、エランガのオーバーヘッドキックはティム・クルルが押さえ、ロナウドのシュートは止められるなど、両者とも攻守の入れ替わりが激しいスタートだった。

7分、ユナイテッドは、後方から繋ぐノリッジの神風的なプレーの出鼻を挫いた。

エランガは、ディフェンダーのベン・ギブソンがボックス内でボールを持ったとき、その緊張した状況を察知。スウェーデン出身はギブソンの懐に簡単に入ってボールを奪ってクロス。これをロナウドが右足で簡単にフィニッシュした。

ノリッジはオールド・トラッフォードで苦しみ、この先制ゴールによってユナイテッドは太陽の下での散歩を楽しむかのような状態になった。

しかし、テンポは一時的に悪くなった。ノリッジは決して脅威ではなかったが、ユナイテッドにも追加点が必要だった。

そして32分、ロナウドがそれをやってのけた。

ジェシー・リンガードが放ったシュートはキーパーのクルルに当たってコーナーとなり、そのセットプレーはアレックス・テレスによってニアポストに運ばれた。このボールをロナウドがヘディングでフィニッシュさせ、ユナイテッドがリードを2点に広げた。

39分、ロナウドが華麗なバイシクルキックを披露して観客を沸かせたが、我らが7番はそのパーティーピースをイーストスタンドに高々と飛ばした。

しかし、ユナイテッドは前半のうちに相手を仕留めることができず、カナリーズが1点を返した。

プッキが放ったクロスを、マークしていなかったダウエルがしっかりとヘディングで合わせ、2-1で前半を折り返した。

後半 - ロナウドの一撃で勝利

前半終了間際にゴールを決めたノリッジは、後半7分に同点ゴールを記録。

プッキがダウエルによってユナイテッド守備陣の裏に抜け出し、ノリッジのストライカーはミスなく右足の低いシュートを放ち、デ・ヘアが守るゴールをこじ開けた。

VARによるオフサイドのチェックが待たれたが、ゴールと認定された。

その4分後、ミロト・ラシカが放った低い弾道のシュートをデ・ヘアが腕で弾いてポストをかすめ、ピンチをしのぐ。

テレスとロナウドが放ったヘディングシュートは、クルルに当たってしまう。

ノリッジの自信は増すばかりで、すでにゴールとアシストを決めていたMFダウエルがロングのチップを狙ったが、バーを越す。

カウンターに苦しめられていたユナイテッドは、63分にジェシー・リンガードに代えて守備的MFのネマニャ・マティッチを投入する。

しかし、ノリッジがチャンスを逃すと、10分後にポグバとテレスに代えてマーカス・ラッシュフォードとフアン・マタを投入し、再び創造性と得点源になれる選手を投入。

だが、違いを生み出したのはロナウドだった。

76分、ロナウドが30ヤードから放ったフリーキックは、ストレトフォード・エンドの正面に矢のように突き刺さり、ユナイテッドは見事に勝ち越し。ポルトガル人ストライカーにまたもマッチボールをもたらした。

82分にはフェルナンデスが低い弾道のシュートを放ったが、クルルの膝にヒット。ユナイテッドは自信を取り戻し、アップダウンの激しい試合を気持ちよく戦い抜くことができた。

試合情報

ユナイテッド:デ・へア、ダロト、リンデロフ、マグワイア(C)、テレス(73分にマタと交代)、リンガード(63分にマティッチと交代)、ポグバ(73分にラッシュフォードと交代)、サンチョ、フェルナンデス、エランガ、ロナウド

出場機会のなかったサブ:ヘンダーソン、ワン・ビサカ、バイリー、ジョーンズ、ハンニバル、ガルナチョ

得点:ロナウド(7、32、76分)

ノリッジ:クルル、バイラム、ギブソン、ハンリー、(C)、ヤヌリス、ダウエル(73分にプワヘタと交代)、ノーマン、ラシカ、レース・メルー(81分にロウと交代)、マクリーン(73分にマクリーンと交代)、プッキ

出場機会のなかったサブ:ガン、アーロンズ、ツィマーマン、ルップ、ツォリス、セーレンセン

得点:ダウエル(45分)、プッキ(52分)

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