レポート:ユナイテッド 0-1 ウルヴズ
期待を持って新年を迎えたマンチェスター・ユナイテッドは、オールド・トラッフォードでウルヴズに1-0で敗れた。
ラルフ・ラングニック暫定監督は着任から無敗を維持していたが、残念ながら新年初戦で悔しい結果となった。
先週の木曜日に行われた2020年最後の試合でバーンリーを3-1で破ったスターティングメンバーから、ディフェンスの中心となる選手を2人しか変えなかったにもかかわらず、ユナイテッドは終始ペースを乱していた。
そして82分、ジョアン・モウティーニョがエリア外から放ったシュートが決勝点になった。
前半 - デ・へアがウルヴズを抑える
新年早々、ユナイテッドは低調なスタートを切り、前半の大半はウルブズに支配されていた。
ウルヴズはこの試合までプレミアリーグで13ゴールしか挙げておらず、最近の6試合では1ゴールしか決められていなかった。それでも攻勢だったウルヴズに対して、またしてもデ・へアが絶好調であったことが幸いした。
12分にはダニエル・ポデンスがポスト近くに放ったシュートを止め、その直後にはルベン・ネヴェスが放ったハーフボレーシュートにも対応。さらに18分には、ネウソン・セメドのシュートを阻止し、ポデンスのシュートも阻んだ。
その後、ユナイテッドはウルヴズのGKジョゼ・サを脅かすことができず、手詰まり感が出てしまう。7分にはメイソン・グリーンウッドの見事なパスでジェイドン・サンチョが飛び出したが、フィニッシュできない。
ブルーノ・ラージ監督率いるチームは序盤の展開を耐えると、次第に主導権を握り始める。
42分にはエディンソン・カバーニがシュートもバーを越す。本来ならグリーンウッドへのパスの方が良いと思われたが、カバー二はシュートを選んだ。
後半:ウルヴズが好機を生かす
後半に入ると、ユナイテッドはやや状態を上げたものの、ウルヴズのゴールを脅かすという点では空振りに終わる。
ブルーノ・フェルナンデスがグリーンウッドに代わってピッチに立ったが、オールド・トラッフォードの観客はこの交代にため息。
しかし、交代出場のブルーノが即チャンスメークし、テンポを上げ、可能性を生み出した。
交代してから8分後、ネマニャ・マティッチの折り返しから見事にお膳立てされたブルーノはシュート���終わるも、バーにヒット。
その後、フェルナンデスがフリーキックを放ち、ロナウドが頭で合わせたが、これはオフサイドの判定を受けた。
その後、ロナウドが抜け出して左足でシュートを放ったが、これは惜しくもゴールにはならず。
マティッチが交代出場のアダマ・トラオレにファウルを犯した後、ロマン・サイスのフリーキックがデ・ヘアに襲いかかった。
その直後、ラングニック監督はサンチョを下げてマーカス・ラッシュフォードを投入。しかし、残り8分、突破口を開いたのはウルヴズだった。
トラオレがバイラインまで進み、中央にクロスを上げると、ジョーンズが頭でクリアー。しかし、そのクリアーボールがエリアの端にいたモウティーニョに当たり、コントロールしながら低い弾道のシュートを決めた。
試合終了直前、ジョーンズが勇敢にも身体を張ってフリーキックを獲得。しかし、キーパーのジョゼ・サがフェルナンデスのシュートを弾き返し、試合終了となった。
試合の詳細
ユナイテッド:デ・へア;ワン・ビサカ(84分にエランガと交代)、ヴァランヌ、ジョーンズ、ショー;マクトミネイ、マティッチ;サンチョ(75分にラッシュフォードと交代)、グリーンウッド;カバーニ、ロナウド(C)
出場機会のなかったサブ:ヘンダーソン、ダロト、テレス、フレッジ、フェルナンデス、リンガード、ファン・デ・べーク
イエローカード:マクトミネイ、ショー、マティッチ
ウルヴズ:サ;マルカル、ネヴェス、ヒメネス(81分にシウバと交代)、ポデンス(87分にデンドンケルと交代)、トリンコン(65分にトラオレと交代)、コーディ(C)、セメド、キルマン、サイス、モウティーニョ
出場機会のなかったサブ:ルーディ、フーフェル、アイト・ヌーリ、ジョルダン、カンドレ、ブエノ
得点:モウティーニョ(82分)
イエローカード:サ