ジェームズ

ジェームズがデビュー戦最速ゴール

火曜日 13 8月 2019 15:42

日曜のチェルシー戦に途中出場したダニエル・ジェームズは、マンチェスター・ユナイテッドでの公式戦のピッチに上がってわずか7分でゴールを決めた。

スウォンジー・シティーからこの夏入団したジェームズのこのデビュー戦ゴールは、さっそくプレミアリーグ創立後のユナイテッド史に、最速デビュー戦ゴールのタイ記録として刻まれることになった。ところが、その同点記録をもつ人物は、偶然にも彼をユナイテッドに招き入れた人物、オーレ・グンナー・スールシャールその人だった。

ここでは監督の当時の勇姿とともに、他の4人の高速デビュー戦ゴールを振り返った。

オーレ・グンナー・スールシャール 対ブラックバーン・ローヴァーズ戦、1996年8月(7分)

ユナイテッドでプレーした11年の間、ノルウェー人FWはスーパーサブとしても多くの手柄をあげた。彼が決めた91得点のうち、17点が途中出場からのものだ。よって彼が最速ゴールをあげた一人であることは少しも不思議でない。7月の末に入団したオーレは、開幕後最初の2戦はメンバー入りせず、迎えたデビュー戦は対ローヴァース戦。ユナイテッドは2-1で追う展開だった。そこへデイヴィッド・メイに代わって送り出されると、スールシャールは、GKピーター・シュマイケルからのロングパスをジョルディ・クライフが足元に落としたボールをシュート。1度目のトライは相手GKティム・フワラーズに防がれたが、セカンドチャンスを見逃さず、ボールをネットに押し込んで、ユナイテッドに貴重な勝ち点1をもたらした。


デビュー戦ゴールのあと、エリック・カントナとハイファイブをかわすオーレ

ニック・パウウェル 対ウィーガン・アスレティック戦、2012年9月(11分)

先輩選手ポール・スコールスがユナイテッド700試合目、リオ・ファーディナンドも400試合目を記録した節目の試合で、クリュー・アレクサンドラから入団したパウウェルはデビューした。18歳のパウウェルは、71分、20歳年上のライアン・ギグスに代わってピッチに送り出されると、75000人の観衆が見守る中、ハビエ・ヘルナンデスのパスに飛びつき、GKアリ・アル・ハブシのゴールを破った。

ジョシュ・ハロップ 対クリスタル・パレス戦、2017年5月(15分)

ストックホルムでのヨーロッパリーグ決勝戦を控え、さらにリーグでは順位が確定していたこともあり、ジョゼ・モウリーニョはこのシーズン終盤の一戦に若手選手を起用。サム・アラーダイス率いるパレス戦に、先発イレブンの平均年齢が22歳284日という、プレミアリーグ史でもっとも若いレッズイレブンを送り込んだ。ジョエル・カストロ・ペレイラ、ディミトリ・ミッチェル、そしてハロップにとってファーストチームデビューとなったその試合は、ウェイン・ルーニーのユナイテッド最後のリーグ戦でもあった。左サイドから攻め上がったハロップは、相手選手に取り囲まれる中、瞬時に右方向に切り込んで、ゴールのボトムコーナーを突き刺した。その直後、ポグバも追加点を決めたが、翌日のヘッドラインはこのヤングスターに捧げられた。彼はまた、ゴール数/出場試合数で100%を記録した数少ない選手でもある。


シニアデビュー戦でゴールを決め、飛び上がって喜ぶハロップ

ルイ・サハ 対サウサンプトン戦、2004年1月(18分)

アーセナルとリーグ優勝を争っていたシーズン、サー・アレックス・ファーガソンは、攻撃をさらに活性化すべくフルアムでゴールを量産していたフォワードのサハを1月の移籍市場で獲得、ゴードン・ストラカン率いるサウサンプトン戦に先発で送り込んだ。フランス人FWはすぐさまインパクトあるプレーを披露。チームには若きクリスティアーノ・ロナウドがいたが、サハがFKを担い、ペナルティエリアのコーナー付近から直接ゴールを狙うと、蹴ったボールはケヴィン・フィリップスに当たって跳ね返ってネットに吸い込まれた。この試合でサハはスコールスのゴールもアシストして3-2勝利に貢献。シーズン終了までに12試合に出場し、7点をマークした。


サハはユナイテッドで計42点をあげたが、それはデビュー戦から始まっていた

アントニー・マルシャル 対リヴァプール戦、2015年9月(21分)

1936年以降、宿敵リヴァプール戦でリーグデビューしゴールをあげた選手は他にいない。ルート・ファン・ニステルローイが2001年に公式デビュー戦でリヴァプール相手に得点しているが、これはチャリティーシールドだった。移籍期限終了ぎりぎりにモナコから移籍してきたマルシャルは、さっそく次の試合でベンチ入りした。その試合で、ルイ・ファン・ハール監督は、マルアン・フェライニをワントップとして起用、前半戦はノーゴールで終えたが、デイリー・ブリントとアンデル・エレーラのゴールで後半戦は活気づいたユナイテッド。そしてマルシャルはエレーラのゴールの直前に送り込まれた。クリスティアン・ベンテケに1点を返されたが、左サイドでボールを受けたマルシャルは、マルティン・シュクルテルをかわし、GKシモン・ミニョレと一対一の状態からボトムコーナーを突くシュートを決め、ストレットフォード・エンドで喜びを爆発させた。

リヴァプール戦でデビュー戦ゴールを決め、幸先のいいスタートをきったマルシャル

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