ロブソン

欧州での逆転劇トップ5

マンチェスター・ユナイテッド史上、2試合で決着をつける一戦での大逆転劇は、どの試合だろうか? 1984年のバルセロナ戦からちょうど35年が経った本日にぴったりのテーマだ。

敵地での第1戦に敗れ、オールド・トラッフォードで逆転した当時のバルサ戦も去ることながら、まずは2014年にシアター・オブ・ドリームスで逆転勝利を収めたこの試合から振り返ることにする。

5:ユナイテッド 3-0 オリンピアコス(2試合合計3-2)
ギリシャでの第1戦に2-0で敗れ、敗退の危機を迎えた。当時デイヴィッド・モイーズが率いたユナイテッドが勝ち上がるためには、オールド・トラッフォードでの第2戦で3点を決めて勝たなければならなかった。

その前の試合では、プレミアリーグでリヴァプールに3-0で完敗を喫するなど、決して理想的な形で決戦に臨めたわけではなかった。しかし、同シーズン安定感に欠けていたロビン・ファン・ペルシーが爆発し、センセーショナルなハットトリックをマークしたのだ。前半にPK、そして落ち着いて2点目を決めると、51分に逆転を決めるフリーキックを直接決めた。

試合後、ライアン・ギグスは「日曜の試合後にはプレッシャーもあった。悪いパフォーマンスだったし、結果も悪かったからね。それでも、素晴らしいファンのためにやらないといけなかった」と、語った。

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ロビン
オールド・トラッフォードでロビン・ファン・ペルシーがハットトリックを達成

4:ユナイテッド 7-1 ローマ(2試合合計8-3)
サー・アレックス・ファーガソンのチームは、ローマでの一戦に2-1で敗れた。幸いにもウェイン・ルーニーがアウェイゴールを決め、オールド・トラッフォードでの第2戦に臨むことに。優勝に向けて試練を迎えた中、恐怖に慄いたイタリアの強豪を引き裂いた。

マイケル・キャリックのゴールで先制すると、アラン・スミスが2点目、ルーニーが見事な動きから3点目をゲット。するとクリスチアーノ・ロナウドがボトムコーナーにシュートを蹴り込み、ライアン・ギグスからのクロスを押し込んで5点をマークすると、キャリックが6点目を決める。ローマもダニエレ・デ・ロッシが1点を返したものの、パトリス・エヴラのゴールにより、勝負を決めた。見事な大逆転劇だった。

先日オーレ・グンナー・スールシャールは、サー・アレックスが第1戦後に勝利を確信していたと語った。「アウェイで2-1で負けた後も、監督は喜んでいた。『心配ない。ホームで勝てる』と言っていた。彼は、いつだって我々の力を確信していたんだ」

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ロナウド
ローマに7-1で勝利

3:ユナイテッド 3-0 アスレティック・クラブ(2試合合計6-5)
ヨーロピアンカップに初めて出場したシーズン、マット・バズビー率いるユナイテッドは、バスク地方に向かい、魅力的な試合を見せながらも5-3で敗れた。第1戦では、トミー・テイラー、デニス・ヴァイオレット、リアム・ウィーランがゴールを決めた。

そして第2戦で、クラブ史上初の欧州での大逆転劇が生まれた。当時のホームゲームは、オールド・トラッフォードに照明が設置されていなかったため、マンチェスター・シティーの本拠地メインロードで行なわれた(次のボルトン戦までには設置)。

第2戦では、ヴァイオレット、テイラー、ジョニー・ベリーのゴールにより勝利。試合後、アシスタントマネージャーのジミー・マーフィーは「3点目が決まった瞬間、泣いた。それを認めたとしても気にならない。愚かな話かもしれないが、私のサッカー人生で最高の夜になった」と、感動した。

ユナイテッド
マット・バズビー率いる伝説のチームがアスレティック・クラブ戦で逆転勝利

2:ユナイテッド 3-0 バルセロナ(2試合合計3-2)
2週間前にカンプ・ノウでの第1戦に敗れ、2ゴール差をつけられたユナイテッドは、20分にブライアン・ロブソンの弾丸ヘッドで先制。このゴールで試合のトーンを掴み、5万8000人の幸運なファンにとって記憶に残る一夜となった。

熱狂的な観衆からのプレッシャーもあり、ユナイテッドはバルセロナにミスを強いる展開に。後半開始から5分には、バルセロナのGKウルティがバックパスの処理を誤り、ロブソンの前にボールを流してしまい、ユナイテッドが追加点を決めて2試合合計スコアで並んだ。

この好機をオールド・トラッフォードが逃すはずがなく、3分後にはノーマン・ホワイトサイドのヘディングシュートがフランク・ステープルトンの近くにこぼれ、同選手がゴールネットを揺らした。それが決め手となり、ユナイテッドが準決勝に勝ち上がった。

ロン・アトキンソンは、当時について「あの試合なら、全ての瞬間を覚えている。あの日のような雰囲気のフットボールの試合は一度も経験したことがない。本当に信じられないくらいだった」とコメントした。

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ロブソン
1984年のバルセロナ戦をプレーバック

1:パリ・サンジェルマン 1-3 ユナイテッド(2試合合計3-3)
フットボールの世界では、記憶が残る期間は短く、そして歴史から目を背けられることもあるが、ファーストチームの11選手を欠いた中でPSGに勝てた偉業、そしてアカデミー出身の選手たちの力を最大限に生かしたことは軽視すべきではない。これは奇跡ではなく、ユナイテッドの偉大さを示した結果だ。

オールド・トラッフォードでの第1戦では、キリアン・ムバッペ、マルコ・ヴェッラッティらのチームが予想通りの力を見せつけ、パリでの第2戦を待たずして勝負はついたと考えた識者が多かった。だが、スールシャール、マイク・フェラン、経験値で相手を下回ったチームがフランスで驚くべき結果を残すと予想した者はいなかった。

ロメル・ルカクが2分に先制点を決めると、30分に再びルカクが2点目をマーク。フアン・ベルナトに1点を返されたが、後半は緊張感に満ちた展開になり、ホームチームの逆襲に遭ったものの、劇的な瞬間が訪れた。VAR判定の結果、プレスネル・キンペンベがペナルティエリア内でハンドを犯したと判定され、マーカス・ラッシュフォードがPKを成功させて逆転。ヨーロッパで最大の逆転劇を達成した。

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ルカク
パリで3-1で勝利した激闘を振り返る

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