オーレ

シティー戦前会見でオーレが語ったこと

火曜日 28 1月 2020 14:02

水曜夜、エティハド・スタジアムで行われるマンチェスター・シティーとのカラバオカップ準決勝第2戦を前に、オーレ・グンナー・スールシャール監督が会見に臨んだ。

オールド・トラッフォードでの第1戦は3-1で敗れたユナイテッドだが、会見ではまず、チームが挽回できる、という強い意志に溢れていると、監督は語った。

その他、軽い故障を訴えているネマニャ・マティッチの状態や、この夏レンタル先のインテルから復帰予定のアレクシス・サンチェスについて語った、オーレの会見の全文をお届けする。

第1戦で敗れたあと、ユナイテッドにチャンスはないと見る意見が多いですが、チームには別の空気が流れているようですね

「そうだね、第1戦では、前半戦の後半で、すでに試合が終わった感じもあった。あの試合の前半戦の中盤以降は、完全に彼らが優勢で、厳しい状況だった。しかしそこでゴールを決めることができ、我々は持ち直した。だから望みはある。それに、昨シーズンのパリ・サンジェルマン戦を思い返せば、我々は非常に強いチーム相手にあのような結果を出すことができた。それに12月の試合もね。それらが我々に希望を与えてくれる」

2ゴールを決めるのは簡単ではないと思いますが、彼らの得点を抑えることはさらに厳しいことなのでは?

「彼らの陣地で、2点をあげて勝つことができれば最高のシナリオだ。我々に必要なのは、それがアウェーゴールであるかによらず、とにかく彼らよりも2点多く決めるということだ。もし2失点したら、我々には4点が必要になる。となればやはり失点は避けたい。自分たちの状況をより楽にするためにもね」


シティー戦ハイライト 動画

シティー戦ハイライト

カラバオカップ準決勝 第1戦ハイライト。

ブルーノ・フェルナンデスについて質問するのは無駄でしょうか?

「そうだね。だからやめた方がいい(笑)!」

何か進展は?シティー戦はもちろん大事ですが、戦力補強の方は?

「移籍関連についてはなんの進展も聞いていない。なので聞いても無駄だよ。私から何も話せることはないから

ね。いまはとにかく試合に集中している」

しかしただでさえ1月の移籍マーケットは難しいのですから、少し見方を変える必要もあるのでは?

「すでにチームにいる選手たちは、復帰に向けて懸命にがんばっている。もし外に有力な人材があれば、クラブが獲得に動くだろう。難しいことは承知している。それは今に始まったことではない。ただ、冬のメルカートで我々が獲得した選手を思い返せば、ヘンリクやネマニャやパトリスなど、有能な選手がたくさんいた。ヘンリクはレンタルだったから、非常に難しかった。どのクラブも自分たちのベストプレーヤーは失いたくない。アレクシスが夏に戻ってきたときには、君たちが間違っていたことを証明してくれるだろう」

放出する方はどうですか?しばらくプレーしていないマルコス・ロホなど、いろいろと噂は出ています。彼は移籍する可能性が?

「いや、そうは思わない。マルコスはずっと怪我だった。フィットネスを取り戻すべく頑張っているところだ。いまの状態では可能性はない」

プレントンパークでの試合を受けて、この試合に臨む選手たちの状況は?

「懸念があるのはネマニャだ。彼はハーフタイムに交代しなければならなかった。彼はかなり多くの試合をこなしてきている。明日の試合で彼がプレーできることを祈っている。昨日から様子は見ていないのだが」

選手は復帰しつつあると話していましたが、ポグバについてはどうですか?ラッシュフォードもマクトミネイも療養中ですが、彼らについて、復帰時期などを示唆してもらえれば。

「長期的な怪我について時間的なことを言うのは難しい。なぜなら、完治した後も、トレーニングで試合でプレー可能な状態までコンディションを戻す必要があるからだ。ポールもスコットも、すでに器具は外せる状態にはなっている。あとはいつグラウンドでトレーニングを開始できるかだ」


シティー 1-2 ユナイテッド 動画

シティー 1-2 ユナイテッド

ラッシュフォードとマルシャルのゴールでユナイテッドがマンチェスター・ダービーを制した

シティー戦では完璧なパフォーマンスが必要だと話していましたが、最近では、12月7日のエティハドでの戦いぶりは良い思い出です。しかしふたたびあのような試合ができるでしょうか?

「彼らも負傷欠場していた選手が戻ってきている。前回我々が彼らを破ったのは、彼らが苦戦している時期だった。しかしその後は、非常に良いプレーをキープしている。我々に関しては、あの試合からはスコットとマーカスが不在だ。ということは戦力的には、我々は前回の対戦よりもやや薄い。しかしだからといって、守るだけではだめだ。しっかりボールをキープし、彼らに追わせる展開にすること。とはいえ、彼らはパスゲームに関してはベスト級のチームだから、それは易しいことではないが。完璧なパフォーマンスは必要だ。しかしこのクラブはこれまでも、信じられないような試合をやってきている。私にとってPSG戦は、2点ダウンの状況から逆転勝利をおさめた非常に良い例だ。我々に必要なのは先制点だろう」

FAカップの再試合の心配はなくなりましたが、いくつかのチームは、ウィンターブレイク中に試合を行う可能性も浮上しています。ユルゲン・クロップはユースチームを使うと言っていますが、それについてあなたのご意見は?

「カップ戦の再試合について?ユナイテッドは2000年、ブラジルでの国際トーナメントに参加するために、FAカップに出場できなかったことを非常に残念に感じている。それを思うと、まず参加できている、というのはありがたいことではある。ブレイクは休みをとるためのものだから、イングランドのクラブの現状を思えば、それは重要だ。しかしユルゲンとリヴァプールがどう決めるかは彼ら自身のこと。ジョゼとトッテナムも再試合がある。我々は再試合がなくてよかった。そうなった場合のことを考えてはいたからね。休みが3日減ってしまうな、と」

1999年にトレブルを達成したときは、その他のコンペティションに勝ち残ることで、一番欲しいタイトルを獲るための障害になるのではないかと感じたことはありませんでしたか?

「いや、我々はそうは考えていなかった。私個人もね。FAカップが大好きだし、それは試合に出られるチャンスをも意味する。私も準決勝と決勝でプレーすることができた。大所帯のチームともなれば、3つのトロフィーを勝ち取ることは大変なことだ。しかし我々は実現した。そしてその成果は、イング��ンドのクラブが成しえた偉大なシーズンとして、歴史に刻まれることになるのだからね」。

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