2018 W杯ガイド
来週から開幕するFIFAワールドカップ・ロシア大会に向け、ユナイテッドの12選手が間もなく現地に向かう。そこで今回は、地球上最高の大会に向け、ユナイテッドから出場する可能性がある選手を紹介したい。
イングランド
監督:ガレス・サウスゲート
試合日程(グループG)
チュニジア:2018年6月18日
パナマ:2018年6月24日
ベルギー:2018年6月28日
ユナイテッド所属選手(代表背番号)
ジェシー・リンガード(7)
フィル・ジョーンズ(16)
アシュリー・ヤング(18)
マーカス・ラッシュフォード(19)
予選ではラッシュフォードが鍵を握り、10試合中8試合に出場(先発4試合、交代出場4試合)。2017年9月のスロバキア戦ではゴールを決め、スリーライオンズが2-1で勝利を収めている。
ジョーンズはマルタ戦とスロバキア戦に続けて出場。リンガードは予選4試合に出場し、マルタ戦とスロバキア戦で先発に起用された。ヤングはオランダとイタリアとの親善試合に起用されたほか、最近のナイジェリア戦ではリンガードが先発出場を果たしている。
予選での戦い
予選通過の可能性が高いと言われていたイングランドは、グループFを首位通過。2位とは勝ち点8差をつけて本大会出場を決めた。
展望
グループGでは、ベルギーとともに通過する可能性が高い。もしイングランドが16強に残れば、ガレス・サウスゲートは、12年ぶりにノックアウトステージにイングランドを導く監督になる。
アルゼンチン
監督:ホルヘ・サンパオリ
試合日程(グループD)
アイスランド:2018年6月16日
クロアチア:2018年6月21日
ナイジェリア:2018年6月26日
ユナイテッド所属選手(代表背番号)
マルコス・ロホ(16)
ユナイテッドからアルゼンチン代表に選出されたのはロホのみ。予選では9試合に出場し、いずれも先発で起用された。
セルヒオ・ロメロは予選18試合に出場し、8試合でクリーンシートを達成するも、ヒザの負傷により出場を断念している。
予選での戦い
南米予選敗退の危機にも瀕しつつ、最終節のエクアドル戦に3-1で勝利し、出場権を獲得した。
展望
4年前のブラジル大会では僅差で準優勝に。それから代表は監督を3度変えたが、今大会で指揮を執るホルヘ・サンパリオは、5度のバロンドール受賞者リオネル・メッシがチームを優勝に導いてくれると確信している。
スウェーデン
監督:ヤンネ・アンデション
試合日程(グループF)
韓国:2018年6月16日
ドイツ:2018年6月23日
メキシコ:2018年6月27日
ユナイテッド所属選手(代表背番号)
ビクトル・リンデロフ(3)
ユナイテッドからはリンデロフのみが選出された。予選では11試合に出場し、1ゴールを決めた。
予選での戦い
グループ首位フランスとは勝ち点4差でオランダと並んだものの、得失点差でグループA2位に入り、プレーオフに進出。試合前の下馬評は低かったものの、イタリアを1-0で下し、ロシアへの切符を掴んだ。
展望
ヤンネ・アンデションは、大会前からどの国が相手でも勝てると気を吐いている。
フランス
監督:ディディエ・デシャン
試合日程(グループC)
オーストラリア:2018年6月16日
ペルー:2018年6月21日
デンマーク:2018年6月26日
ユナイテッド所属選手(代表背番号)
ポール・ポグバ(6)
アントニー・マルシャルがスタンバイ要員となったため、ポグバのみが選出されている。ポグバは予選7試合に出場し、スウェーデン戦とオランダ戦でゴールを決めた。
予選での戦い
グループAを首位通過。フランスは、1994年のアメリカ大会から連続出場中だ。
展望
安定感抜群で、今大会優勝候補の一つに挙げられているフランスは、Euro 2016の決勝で延長戦の末にポルトガルに敗れた。
セルビア
監督:ムラデン・クルスタイッチ
試合日程(グループE)
コスタリカ:2018年6月17日
スイス:2018年6月22日
ブラジル:2018年6月27日
ユナイテッド所属選手(代表背番号)
ネマニャ・マティッチ(21)
マティッチは、ユナイテッドの選手で、セルビア代表として世界最高峰の舞台に立つのはネマニャ・ヴィディッチ以来初。予選では7試合に出場し、オーストリア戦でゴールをマークした。
予選での戦い
接戦となったグループDにおいて、アイルランドに勝ち点2差をつけて首位通過。Euro 2016でサプライズチームとなったウェールズを予選敗退に追いやった。
展望
直近のメジャー3大会の予選落ちを経験していただけに、セルビアのワールドカップ出場は予想外だった。それでもなお、本大会出場に相応しい力を持っている。セルビアのサポーターは、予選通過で代表に対する期待値も高く、ロシアでの躍進を期待している。
スペイン
監督:フレン・ロペテギ
試合日程(グループB)
ポルトガル:2018年6月15日
イラン:2018年6月20日
モロッコ:2018年6月25日
ユナイテッド所属選手(代表背番号)
ダビド・デ・ヘア(1)
フアン・マタとアンデル・エレーラが落選したため、デ・ヘアのみがユナイテッドから選出された。クラブで最高のシーズンを送ったデ・ヘアは、ワールドカップでも好調を維持したいところ。予選では1試合のみ欠場しただけで、失点はわずか3点に抑えた。
予選での戦い
2010年の世界王者はグループGを無敗で通過。9勝1分でイタリアに勝ち点5差をつけた。
展望
スペインは欧州王者3回(1968、2008、2012)、ワールドカップ優勝1回(2010)を誇る強豪。ブラジル大会ではタイトルを守れなかっただけに、ロシアでトロフィーを掲げることを目標にしているはずだ。
ベルギー
監督:ロベルト・マルティネス
試合日程(グループG)
パナマ:2018年6月18日
チュニジア:2018年6月23日
イングランド:2018年6月28日
ユナイテッド所属選手(代表背番号)
マルアン・フェライニ(8)
ロメル・ルカク(9)
ルカクとフェライニがユナイテッドから代表入り。ルカクは予選8試合で11ゴールを稼ぎ、代表歴代最多得点記録を樹立。フェライニは6試合に出場し、いずれも先発で起用された。
予選での戦い
ベルギーはギリシャに2-1で勝利し本大会出場を決定させ、グループHで2位に勝ち点9差をつけての圧勝だった。
展望
ルカク、フェライニを含めスター選手が揃うベルギーは、ダークホース的な存在だ。マルティネス監督にとって初のメジャー国際大会ではあるものの、ファンの期待は大きい。