ズラタンがエランガのスウェーデン代表入りを歓迎
ズラタン・イブラヒモヴィッチは、スウェーデン代表で共闘することになったアンソニー・エランガには、明るい未来が待っていると語った。
エランガは現在19歳で、40歳のイブラヒモヴィッチが2001年にスウェーデン代表でデビューしたときにはまだ生まれてもいなかった。その2人が、今年末にカタールで行なわれるワールドカップ決勝への出場権を獲得するべく、ヤンネ・アンデルソン率いるチームの一員としてタッグを組む。
スウェーデンは木曜日に行われるプレーオフ準決勝でチェコと対戦し、勝てば来週火曜日にポーランドと戦う。
イブラヒモヴィッチは、ストックホルムでのチェコ戦には出場停止処分により参戦することはできないが、火曜に行われた記者会見にエランガと共に出席し、シニア代表初出場を目指すマンチェスター・ユナイテッドの若きフォワードの能力について熱く語った。
エランガがA代表に初選出
記事アンソニー・エランガが、スウェーデン代表とともにW杯プレーオフに挑む
「彼がスウェーデン出身であることを誇りに、そしてうれしく思うよ」と語ったイブラヒモヴィッチ。「そして、彼がスウェーデンを代表する選手になったことは、大きな意味を持つ」。
「彼がこれまでやってきたことを続けていけば、きっといい方向に向かうだろう。とてもポジティブな状態にある」。
「決して満足することなく、より多くのものを求めて戦うこと。どこまで成長できるかは、彼次第だ」。
イブラヒモヴィッチは、マルメで過ごしていた10代の頃、エランガの父ジョセフとロッカールームを共にしたことがあるという意外なエピソードも披露した。
そして数年前にキャリントンで出会ったとき、若き日のアンソニーが、その話を利用して自己紹介をしてきたことも明かした。
「マンチェスターの練習場でチームメイトと一緒にランチを食べていたんだ」と振り返ったベテランフォワード。
「その時、この小さな青年が近づいてきてね。「僕のお父さんを知っていますよね」と。なので俺は「エランガか」と」。
エランガの1stチームでの6ゴール一挙見!
アンソニーは、2020-21シーズンに1回、プレシーズンに2回、今シーズン3回と、シニアレベルでこれまで6回ゴールを決めている...。
アンデルソン監督は、エランガをチェコ戦で先発させることはないと示唆。さらにアンソニーをスウェーデン代表に縛りつけることについての話題も封印した。
ユナイテッドのトップチームで20試合に出場し、4ゴールをあげているこのティーンエイジャーは、スウェーデンに完全にコミットしている。
「僕はスウェーデンで生まれ、人生の75パーセントをここで過ごした。スウェーデンは僕にとってとても大切な国なんだ」とエランガは語った。
「僕がカメルーン代表やイングランド代表を選択することもできたことはみんなも知っていると思う。でも僕にとってはいつだってスウェーデンだった」。
「このレベルでスウェーデン代表になるのは僕の夢なんだ」。