キーン。

バイオグラフィー

サー・アレックス・ファーガソン監督から、指導してきた中で最高の選手と称され、あらゆるサッカー選手やファンから崇拝を受けてきたロイ・キーンは、マンチェスター・ユナイテッドというクラブが持つ揺るぎない精神力と気力を象徴するプレーヤーだった。

ピッチの内外を問わず、キーンほど強力なリーダーシップを発揮したスポーツ選手は少なく、彼の偉大さは、2006年6月の引退前に行われた記念試合に、7万人を超えるユナイテッドとセルティックのファンが詰めかけたという事実がすべてを物語っていると言えるだろう。 チームメイトを鼓舞し、ピッチの中を縦横無尽に動き回るキーンのイメージは、1990年代のユ ナイテッドというチームをそのまま定義付けることになった。歯に衣着せぬ発言で知られ、チームメイトに対しても、自らが要求する高いレベルでのプレーができない場合は、容赦なく攻撃した。 アイルランドのコーク出身のキーンは、少年時代からイングランドでプレーすることを希望していたが、受け入れてくれるクラブが見つからず、母国のコーブ・ランブラーズで選手生活をスタートさせた。しかし、ブライアン・クラフ監督に見出され、ノッティンガム・フォレストへ移籍すると、1993年夏に当時の移籍金最高金額となる375万ポンドで、ユナイテッドへ加入した。 ホームデビューとなったシェフィールド・ユナイテッド戦でいきなり2ゴールを決め、チームの3-0の勝利に貢献。そのシーズンは結局プレミアシップで優勝を果たした。ユナイテッドでは合計7度のリーグ優勝を経験し、チャンピオンズリーグとインターコンティネンタルカップは1回ずつ、そしてFAカップは4回優勝した。 キーンは1997-98シーズンよりエリック・カントナからユナイテッドのキャプテンの座を受け継いだ。しかし、1997年9月のアウエーのリーズ・ユナイテッド戦でアルフ・インゲ・ハーランドのタックルを受け、ひざの前十字じん帯を負傷したため、そのシーズンは棒に振ってしまった。 翌98-99シーズンは、悲喜こもごもの経験をした。ユナイテッドはそのシーズンに歴史的なトレブル(3冠)を達成したが、FAカップ準決勝のアーセナルとの再試合で、キーンは退場処分になった。また、ユヴェントスと戦ったチャンピオンズリーグ準決勝第2戦でイエローカードを受けたため、キーンはユナイテッドが欧州王者に輝いたバルセローナでの決勝戦には、累積警告により出場できなかった。 しかし2000年には、イングランドの記者協会およびプロサッカー選手協会(PFA)の年間最優秀選手に選ばれるなど、キーンはユナイテッドですばらしい成績を収めた。また、アイルランド代表としても70近くのキャップを誇る活躍を見せた。ただし、ミック・マカーシー監督との確執により、2002年ワールドカップでは、大会開幕前にチームを離脱するという事態が起き、キーンの代表キャリアもそこで終了したかに思われた。それでも、2004年5月には、ブライアン・カー監督のもと、劇的に代表復帰を果たした。だが、それも長くは続かず、2005年秋に、チームが2006年ワールドカップ本大会への出場権を逃すと、キーンも代表引退を発表した。 キーンは2005年9月18日のリヴァプールとのアウェーのリーグ戦で中足骨を骨折し、戦列を離れていたが、その年の11月19日、世間を揺るがす衝撃的な発表が行 われた。ユナイテッドはManUtd.comを通じて、キーンの退団を告げる声明文を公表。キーンはユナイテッドとの契約を直ちに終了させ、スコットランドのセルティックへ移籍することになった。 「これほど偉大なクラブ、そしてすばらしい監督のもとを去るのは悲しいが、新しい一歩を踏み出すべきときが来たと思っている」とキーンは語り、ユナイテッドを退団した。 一方、ファーガソン監督はキーンについて、「同世代の中で世界最高のMFであり、ユナイテッドの輝かしい歴史に名を残す偉大な選手の1人だ」と賛辞を述べた。 セルティックに加入したキーンは、チームのスコットランド・プレミアリーグおよびスコットランド・リーグカップの優勝に貢献し、2006年6月12日、医師の忠告に従い、現役引退を表明した。 引退後は2006年8月にサンダーランドの監督に就任すると、チームをチャンピオンシップの優勝に導き、プレミアシップへ昇格させている。

省略を読む About ロイ キーン
  • ポジション

    ミッドフィールダー

  • アイルランド

  • 生年月日

  • 入団

  • ユナイテッドでのデビュー

    v アーセナル(N)チャリティー・シールド

  • 退団

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