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「テン・ハフはコントロールフリーク」

木曜日 09 6月 2022 15:54

マンチェスター・ユナイテッドの元DFデイリー・ブリントは、エリック・テン・ハフはクラブ全体で自分のアイデアを実現しようとする「コントロール・フリーク」であると語っている。

2014年から2018年にかけてレッズで141試合に出場したオランダ代表は、制作中のドキュメンタリーの一環としてマンチェスターを訪れた際に、時間を割いてクラブメディアの取材に応じ、テン・ハフについて語ってくれた。

彼の下でプレーしてきた32歳のブリントは、ユナイテッドの新ボスのことを熟知している。彼はテン・ハフとともに、アヤックスで2021-22シーズンのエールディヴィジ優勝を含む数々の成功を収めた。

「テン・ハフは素晴らしい監督」 動画

「テン・ハフは素晴らしい監督」

デイリー・ブリントは、アヤックスの元ボスは、自分が何を求め、どうすれば成功するかわかっていると語る

母国でシーズンを終えたばかりのテン・ハフは、各部門のスタッフに挨拶し、オールド・トラッフォードに馴染もうとしている。そんな彼の第一印象は極めてポジティブだ。

彼がいかに社交的で、全員が同じ目標を達成するためにあらゆる努力を惜しまない人物かを知っているブリントにとって、これは予想どおりのことだった。

「彼は本当に社交的なんだ」と語ったデイリー。「アヤックスでもそうだったけれど、彼はクラブにいる全員が重要だとわかっているんだ。勝利の感覚、勝者のメンタリティを得るには、全員の力が必要だとね」。

「みんなが同じ方向を向くことが必要だ。彼はそのことを理解していて、すべてを自分の目が届くところに置いておきたい。彼はコントロールフリークでもあって、すべてを把握したがる。それが、あれだけの成果を挙げるのに必要な、特別な資質でもあるんだ」。

テン・ハフがどのような監督であるかという問いに対しても、彼の元選手は、彼のクオリティとオールド・トラッフォードでの職務への適性になんら疑いはもっていないようだ。

「彼は素晴らしい監督だと思う」とオランダ人DFは熱く語った。「マンチェスターの象徴である攻撃的なサッカーを愛する指揮官だ」。

「彼は自分が何をしたいのかをしっかりわかっている。それをどのようにチームに伝えるかも心得ているし、勝利のメンタリティー、そしてトロフィーを獲得するために、全員を同じ方向に向かせてくれるんだ」。

エリック・テン・ハフとともにチャンピオンズリーグの会見に臨むデイリー・ブリント

しかし、新監督がいつ、レッズに再びトロフィーをもたらすことができるだろうか、という時間的なことについては、ブリントは静観している。再建には時間がかかるものだ。レッズ時代にエミレーツFAカップとヨーロッパリーグを制したデイリーは、元監督に余計なプレッシャーをかけることを望んでいない。

彼はただ、根気よく取り組む忍耐力があれば、テン・ハフのメソッドは必ず実を結ぶということだけ確信している。

いつユナイテッドが再び優勝できるかと聞かれた時、彼はこう答えた。「それは何とも言えないが、最も重要なことは、チームがプレースタイルを確立し、人々がそれをピッチ上で見ることができるようになることだと思う」。

「それが実現すれば、勝つことはもっと簡単になる。勝利を重ねることでトロフィー獲得につながるんだ。それがいつになるかはわからないけれどね」。

「この監督に素質があることはまちがいない。彼が自分のやり方ですべてを注ぎ込める時間を得て、チームが彼の望むようにプレーできるようになることを願っている。僕は彼が成功すると確信している」。

クラブのサポーターたちも、新監督を支持している様子だ。2022-23シーズンにフレッシュなスタートを切るにあたって迎えられた指揮官を、ファンは熱狂と興奮をもって歓迎した。

クラブをあるべき姿に戻すためには、誰もが正しい方向に向かう必要があると信じるブリントは、これは大きなプラス材料だと言う。

「選手や監督にとって、ファンが応援してくれることは常に重要なことだ」と彼は主張した。「でも、このクラブではそれは問題ない。僕自身、毎日、そしてあらゆる瞬間、敬意を感じていたし、今でもそうだ。いまだにマンチェスターにいるときは、たくさんのメッセージをもらっている。みんな好意的なことを言ってくれるしね」。

「本当にありがたいことだよ。鳥肌が立つくらいだ。監督にとっても、ここにいる他の選手にとっても、ファンが問題になることはないと思う。彼らは常に彼らを応援してくれるからね」。

 

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