「このクラブでのプレーを全員が楽しんでいる」

今シーズン、ダビドはエリック・テン・ハフのもと、すでに20ものクリーンシートを達成し、守護神としての底力を発揮している。

2022-23シーズンのヨーロッパリーグではこれまで全試合に出場。準決勝進出を目指し、木曜のセビージャとのホームでの対戦に備えている。

母国スペインのチームとの対戦を前に記者会見に出席したダビドは、ユナイテッド史上最も多くクリーンシートを達成したGKとなったことなど、個人の功績についての質問にも答えてくれた。

「もちろんだ。でも僕だけでなく、チーム全体にとって栄誉なことだ」キャリントンで行われた水曜日の記者会見で、ダビドはそう切り出した。

「クリーンシートを達成できたということは、チームも僕自身も、いい仕事ができたということだ。批判は常にあるものだし、すべての人を満足させることはできない。その中で自分はいつも、ボールをネットに入れないように、クリーンシートを維持するために全力を尽くしている」。

「今シーズン20回のクリーンシートはヨーロッパで最多、あるいはそれに近い数字で、チームとして自分たちは素晴らしい仕事ができていると思う。一番重要なことはクリーンシートを維持することで、僕はそれを達成するためにチームをサポートし続けるよ」。

2月のカラバオカップ決勝でレッズがニューカッスルを破った試合では、デ・ヘアはピーター・シュマイケルを抜いて、クラブの歴代最多クリーンシート保持者となった。セビージャとの対戦を前にこの偉業について聞かれたデ・ヘアは、謙虚にこう答えた。

「素晴らしい気分だよ。それは僕が長い間このクラブにいて、いい仕事ができているということだからね。それにシュマイケルのような、最高の選手の記録を破ったことをとても誇りに思う」。

「あなた方が言うように、僕たちはさらに多くのクリーンシートを維持し、成長し続け、より良くなっていかなければならない。そしてクリーンシートをキープしていることは、大きなものを勝ち取ることに近づいている、ということでもある」。

テン・ハフ監督がユナイテッドに着任してからの仕事ぶりを称賛したダビドは、チーム内における重要な戦力補強がユナイテッド全体の士気を向上させるのに役立っていると指摘した。

「監督は勝利のメンタリティを植え付けてくれていると思う。それに選手の何人かもこの勝利のメンタリティを僕たちにもたらしてくれている。僕たちは正しい方向に歩んでいるのだ、という実感を得ることができている」。

「僕たちは本当に良いフットボールをしているし、ビッグマッチに勝って、すでに1つカップ戦にも勝った、それが十分でないことはわかっているけれど、僕たちはいい感じでやれていて、全員が（それを）楽しんでいる」。

「ロッカールームではみんな本当に仲が良いんだ。選手たちはトレーニングでも試合でも100パーセントの力を発揮している。みんなこのクラブでプレーすることをとても楽しんでいて、今シーズンはまだ3つのコンペティションに参戦しているから、まだまだ目指すものはたくさんある。僕たちは正しい方向に進んでいるよ」。