「サポーターはこの勝利に値する」
マンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアは、ビジャレアルに勝利した火曜のチャンピオンズリーグ戦についてチームの仲間を誇りに思うとともに、応援してくれたサポーターたちについても称えた。
ユナイテッドのナンバー1GKは、母国スペインで素晴らしいパフォーマンスを披露。驚異的なセービングで、クリーンシートに貢献した。攻撃陣では、クリスティアーノ・ロナウドと、ジェイドン・サンチョがユナイテッド入団後初ゴールを決め、ウナイ・エメリ率いるイエローサブマリン軍団から勝利をもぎとった。
同じく火曜の対戦でヤングボーイズとアタランタが3-3で引き分けたことにより、ユナイテッドのグループF首位が確定し、決勝トーナメント進出が決まった。
ビジャレアル 0-2 ユナイテッド
記事アウェイで難敵ビジャレアルを下してチャンピオンズリーグ次ラウンド進出決定。
試合後、MUTVのスチュワート・ガードナーとのインタビューに応じたデ・ヘアは、厳しい状況でのこの勝利がいかにユナイテッドにとって重要だったか語った。
「スペインでプレーするのはいつでも最高の気分だ。とくにチャンピオンズリーグはね。素晴らしい雰囲気だった」と語った我らが守護神。
「今日の勝ち点3はものすごく貴重だ。とくにここ数週間はタフだったからね。今日は良いチームスピリッツを見せられたと思う。難しい相手との対戦で、彼らはものすごく良いプレーをしてきた。その中で自分たちが見せたパフォーマンス、そしてチーム、スタッフを誇りに思う。今日の結果にはとてもハッピーだ」。
デ・ヘアがマヌ・トリゲロスのパワフルなシュートを片手でブロックしたのは、この勝利の決定機のひとつだ。しかし彼は自分の功績よりも、チーム全体の尽力を強調した。
「自分は常に90分間集中するようにしている」
「前半にはいくつか良いセーブができた。ただ、セーブがあってもチームが負けることも時にはある。今日は自分もセーブできたし、チームも勝った。だからものすごくハッピーだ。それに今日の勝利は、チーム全員で勝ち取ったものだ。チームがチームとしてプレーしていた。その尽力は勝ち点に値する」。
30歳のデ・ヘアは、この勝利が、ここから好転していくためのスタートとなることを願っている。日曜にはさっそくチェルシー戦が控えている。
「正直、ここしばらくは厳しい状況だった」
「先週、それからこの2、3日はものすごくタフだった。けれどきっとそのことがチームを強くした。今日の勝利から自信を得て、それを今日だけで終わらせないように。日曜のビッグマッチでもまた同じものを発揮することが大事だ」。
キャリック「今日の勝利はオーレに捧げる」
記事マイケル・キャリック暫定監督がビジャレアル戦を振り返った。
デ・ヘアはさらに、スペインまで遠征してエスタディオ・デ・ラ・セラミカで声援を送ったユナイテッドサポーターにも感謝の思いを口にした。
「ファンにとってチャンピオンズリーグは特別だと思う。アウェーサポーターの存在は、本当にかけがえのないものだ。今日の結果は彼らにふさわしいものだし、彼らも楽しんでくれたと思う。彼らのためにもとてもうれしいよ」。
次戦は日曜のチェルシー戦。スタンフォード・ブリッジでイギリス時間16:30(日本時間29日1:30)キックオフ。