苦闘の末に掴んだ勝利
ダビド・デ・へアは、オールド・トラッフォードでのブライトン戦で、マンチェスター・ユナイテッドのアウトフィールドプレーヤーに冷酷さを求め、拷問のような終盤の緊張感を終わらせるよう促していた。
51分にクリスチアーノ・ロナウドが見事なシュートを決めて1-0となり、その60秒後にはブライトン主将のルイス・ダンクが退場となり、シーガルズは10人になっていた。
ユナイテッドは、古巣対戦となったダニー・ウェルベックにチャンスを作られるなど緊迫した場面に耐えなければならなかったが、ブルーノ・フェルナンデスがグレアム・ポッターのチームにトドメを刺す2点目を突き刺し、ユナイテッドはプレミアリーグのトップ4に返り咲いた。
デ・へアは、追加点が決まらずヤキモキしていたと言う。
「プレミアリーグでは何が起こるかわからない。相手が10人でも、得点される可能性がある」とMUTVのスチュワート・ガードナーに語った。
「ゴールは遅過ぎたくらいだけれど、少なくとも2点目を決められた。もっと早くゴールを決めるべきだった。いくつか良いチャンスがあったのに、ゴールを決められないと苦しくなる。ゲームを終わらせることができず、苦しむことになる」
「相手は良いチームで、プレーの仕方も知っているが、これがフットボール。僕たちは試合に勝てて満足しているよ」
「正直に言うと、後半はウチがゲームをコントロールできていたと思う。前半はベストではなかったし、相手に何度か良いチャンスがあったけれど、後半はとても良い反応ができた。ゴールを決めて、彼らにレッドカードを与えた。このような状況でも、最後にはいくつかのチャンスを与えてしまったんだ」
ウェルベックは90分に古巣相手にヘディングシュートを放ったが、枠を外れた。
「彼には大きなチャンスがあったのだが、それを逃した。その後にブルーノが勝負を決めた」とデ・ヘアは語る。
「後半はより高い位置からプレスできていたと思う。相手に後方からのビルドアップをさせなかった。良い形でプレスをかけられたと思う」
「彼らはボール保持するチームだけれど、自陣の外に出るのは難しかった。クリスチアーノが素晴らしいゴールを決めて、そこからレッドカードをもらい、最後の10分まで試合をコントロールできた。パフォーマンスはまずまずだったが、勝ち点3は非常に大きい」
デ・へアは39分にヤクブ・モデルのシュートを見事なセーブで阻止してみせた。
「非常に良かったね。クリーンシートを維持するのに役立った」
「これからもっとクリーンシートを達成するには、とても重要なことだと思う。セーブを決められて良かったし、後半はチームがとても良い反応を見せてくれたので、勝ち点3を取れた」
ユナイテッドは今後、日曜日にペンニン山脈を越えてエランド・ロードに向かい、リーズ・ユナイテッドと対戦した後、スペインに飛んでアトレティコ・マドリーとのチャン��オンズリーグ・ラウンド16の第1戦に臨む。
デ・へアは、ブライトン戦での勝利がきっかけになることを願っている。
「この試合で自信を深め、良いフィーリングを持ちたい」
「日曜日にはアウェイでリーズとの大一番がある。とても難しい試合なので、その試合に集中しなければならない。先のことは考えず、リーズのことだけを考えよう」
「もちろん(トップ4に)残りたい。トップ4よりももっと多くのことを目指して戦うべきだけれど、これが現実的なことで、僕たちは4位を目指して戦わないといけない。でも、戦い続けて、すべてを捧げ続けて、トップ4で終えたいね」