オーレ

バルセロナ戦、5つのポイント

マンチェスター・ユナイテッドは、チャンピオンズリーグ準々決勝、対バルセロナとの第1戦に、試合前半のルーク・ショーのオウンゴールにより0-1で敗れた。ここでは、この試合から検証できる5つのキーポイントを取り上げた。

相手への敬意

おそらく、この試合の序盤戦では、ユナイテッドはあまりに受け身で、相手に対して過剰に敬意を示しすぎていた。クリス・スモーリングがリオネル・メッシと果敢に競り合い、アルゼンチン人FWが流血すると、スタンドの雰囲気も盛り上がり、後半戦は楽観的な雰囲気も漂ったが、バルセロナにボールをキープされたユナイテッドは、相手ゴールを脅かすに至らなかった。バルセロナが世界トップクラスの選手を揃えた強敵であることに疑いの余地はない。


ショー
イエローカードを受けたルーク・ショーはバルセロナでの第2戦は出場停止に

VARの影響力

元リヴァプールのストライカー、ルイス・スアレスは、自身のゴールがオフサイドに無効にされた時、怒りを爆発させた。しかしそれは長くは続かなかった。試合が再開されようとした時点になって、イタリア人の主審ジャンルカ・ロッキは副審のアドバイスに従いビデオを確認。これにより判定が覆り、バルセロナがリードを奪ったからだ。テクノロジーが試合を左右するという新たな時代を実感せずにはいられないが、これによって、試合をライブ観戦することの意味も変わってきた。なぜなら、その場で下された判断が正しいとは限らず、自分が目撃したことも覆る可能性があるからだ。

同じく準々決勝でトッテナムと対戦したマンチェスター・シティーにはPKが与えらえたが、このシーンでは、PKの可能性を訴えた者は一人もいなかった。そしてラウンド16のPSGでは、VARは我々の側に恩恵をもたらした。


生え抜き選手が輝く

オーレ・グンナー・スールシャール監督は、この試合に3人のアカデミー卒業生を先発に起用した。スコット・マックトミネイ、ポール・ポグバ、そしてマーカス・ラッシュフォードだ。そして3人は、密度の濃いこの対戦を存分に味わった。マックトミネイは、世界に名をはせる相手選手たちに一切臆することなく、メッシや相手のMFたちに果敢にチャレンジした。ポグバはクリエイティブなパスを連発し、ラッシュフォードは中距離弾で威嚇、スタンドを沸かせた。中でも落ち着きと自信のあるプレーで際立っていたのはマックトミネイだ。もう一人のアカデミー卒業生、ジェシー・リンガードも後半戦に途中出場した。

ショーは出場停止に

失点が自身のオウンゴールとなってしまったのはアンラッキーだった。さらにメッシとの接触でイエローカードを受け、カンプ・ノウでの第2戦は出場停止処分となってしまった。プレミアリーグでも、今週土曜のウェストハム戦から2試合、出場停止となるため、ユナイテッドのディフェンスラインには変更が必要となる。一方、前半戦だけでも3度は警告に価するファウルを犯しながら、後半戦までプレーし続けることができたセルヒオ・ブスケツは幸運だった。終盤になるにつれてタックルが厳しくチャージされるようになり、まったくファウルでないようなものまでその対象となったが、その一人であるリンガードは特に不運だった。

ポグバ
第2戦目で挽回できると信じるポール・ポグバ

まだ勝敗はついていない

PSG戦で2点ダウンを覆したことを思えば、今回の山はそこまで高くはない。とはいえカンプ・ノウで2得点をあげることが必要だ。しかし我々はすでにそれを実現している。おわかりのように、バルサ戦とバイエルン・ミュンヘン戦だ。まだすべての望みは残っている。来週の火曜には、マスタークラス級の戦術が必要となるが、早い時間帯に先制点を入れながらも、相手はその後追加点を決められなかったこの試合の展開からは、明るい展望を抱くことができる。

 

この記事の内容は、著者の見解を記したものであり、マンチェスター・ユナイテッドの意見を反映したものではありません。