リンデゴーアがオナナの今季大活躍を予想
マンチェスター・ユナイテッドのゴールキーパーは、その名声とともにプレッシャーを伴う。
カメラとマイクが向けられ、すべての行動が注意深く監視される。
それを身をもって体験したのが、元ユナイテッドのキーパー、アンデルス・リンデゴーアである。彼は最近、9月7日(土)に行われるセルティックとの記念試合でユナイテッドレジェンズデビュー戦を前に、クラブメディアに語ってくれた。
2024-25シーズンをプレビューしたアンデルスは、エリック・テン・ハフ監督が率いるチームでの2シーズン目となる今シーズンも、アンドレ・オナナが上昇気流に乗ることを応援している。
「オナナは(プレッシャーに)うまく対処していると思う」
「彼は多くの批判を受けたと思う。みんなは、彼が何のためにマンチェスター・ユナイテッドに加わったかを理解しようとすべきだ。ダビド・デ・ヘアのように、ワールドクラスのセービングをしてチームを救うためにきたのではない。彼は世界トップクラスの足技を持っているからマンチェスター・ユナイテッドが獲得したんだ。ボールを配給し、パスを出し、プレーをセットアップするという点で、彼の足は世界でもトップ3に入る」
「クルトワのようなボックスの支配は期待できない。ダビド・デ・ヘアのように指先でのセーブは期待できない。それが彼らの最高の能力であり、世界最高であるところだ。しかし、足を生かしてワールドクラスになれる。でも、チームの助けなしにはできない。指先でワールドクラスのセーブをするのは個の力。けれど、後方からのプレーは自分だけの問題ではなく、前線の問題でもある。だから、チームをセットアップし、そのための適切な選手を揃える必要がある」
「そこに関しては、僕が少し批判的になるところ。今のチームが、その部分に関して実力がともなっているかわからないから」
「結局のところ、彼があれだけの批判を乗り越えてきたのは、精神力の強さの証。彼はとても頭がいい。彼が重圧などを乗り越えられるということは驚くべきことで、本当に素晴らしいこと」
「シーズン終了時には、シーズン開幕時よりもずっと良くなっていると断言できる。彼はマンチェスター・ユナイテッドでのキャリアにプラスになる経験をたくさんしてきた。ユナイテッドが彼と契約する前のことを覚えているよ」
「ユナイテッドが彼と契約する前、インテルでのチャンピオンズリーグ決勝でマンチェスター・シティーと対戦したときのことを覚えている。シティーはオナナが原因で自分たちのプレーを機能させることができず、プレスも効かず、インテルからボールを奪うこともできなかった。あの試合では、彼がピッチ上で断然ベストプレーヤーだった。私がこれまで見た選手の中で、足元のプレーで最高のパフォーマンスを見せた。チャンピオンズリーグの決勝で、しかもマンチェスター・シティーを相手に、あのようなプレーができるのなら、それこそワールドクラスだ」
「マンチェスター・ユナイテッドのファンとして、それを見たい。しかし、実践するにはチームメイトやコーチの助けが必要だ」
リンデゴーアはバーンリー時代に、もう一人の現ユナイテッドGKであるトム・ヒートンとチームメートだった。この夏、アカデミー出身のヒートンがクラブともう1年契約したことに感激している。
「トムのことは大好きだよ。9月に(レジェンド戦のために)戻ってきたら、必ず彼に会うつもりだし、とても楽しみにしているよ」
「彼はファンタスティックな男で、素晴らしいGKだし、トップレベルのプロフェッショナルだ。彼のような人格者がロッカールームにいることは大きなメリットだ。常にポジティブで、いつも笑顔で、そしてとても真面目。彼はユナイテッドが何であるかを理解している���
「彼は楽しむためにいるのではない。勝つために、チームにインパクトを与えるためにいる。トップチームでプレーしていなくても、彼は間違いなくどんなチームにも影響を与える個性を持っている。トムが契約を更新してくれたことは非常に嬉しい。マンチェスター・ユナイテッドにとっても良い契約」
引退したアンデルスは、今後の人生について冷静な見方を持っており、最近自身のLinkedInのページに、同じ道を歩むかもしれない人たちへのアドバイスを投稿した。
模範的なプロフェッショナルであるりんでゴーアは、正直であると同時に自己批判的でもあり、彼と彼の家族は互いに強い関係を保ち続けている。
9月7日(土)、ユナイテッドのレジェンドとして、オールド・トラッフォードでセルティックと対戦するリンデゴーアに注目だ。