フレッチャー

レジェンドからの提言

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、ダレン・フレッチャーは、若手選手たちがファーストチームにステップアップするにあたっては、2つの方法があると話した。ひとつは、修行の幅をより広げるべく他クラブにレンタル移籍すること、もうひとつは、ユナイテッドに残ってトッププレイヤーから学びつつ、出場のチャンスをうかがうことだ。

自身もアカデミー卒業生だったフレッチャーは、後者の道をとった。そして2002-03シーズンの終盤にファーストチームにデビューすると、与えられたチャンスを両手でしっかりとつかみ、翌シーズンは35試合に出場した。

スコットランド人MFにとって、その後は前進あるのみだった。2015年にクラブを去るまで、13シーズンで計342試合に出場した。しかし彼のチームメイトたちのように、レンタル移籍することも若手にとっては収穫が多いとフレッチャーは話す。

レンタル移籍か、クラブに残るべきか、という点については、オーレ・グンナー・スールシャール監督も、公式アプリ限定配信のインタビュー第2回で話題にしている。その中で指揮官は、タヒス・チョンやジェームズ・ガーナー、メイソン・グリーンウッドらの今後について慎重に考える必要があると話している。

オーレのシーズン閉幕特別インタビュー第2回
オーレ・グンナー・スールシャール 言う

「1年間他のクラブで修行し、たくましくなって戻ってくる例もたくさんある。彼らについてどういう戦略をとるかはについてはおいおい決めるが、ほとんどはここに残ることになるのではないかと思う」

毎年恒例のアワード授賞式で質問に応じたフレッチャーは、この2つの戦略について、それぞれのメリットを指摘した。

「僕自身はその一人ではないが、ベルギーのロイヤル・アントワープにレンタル移籍した選手は多かった。若手選手としてレンタル移籍し、一人前の選手となって帰って来た。シェジー(ジョン・オシェイ)やジョニー(エヴァンス)たちみたいに、まだうんと若い時にそれを経験する。すると戻って来た時にはすっかり成熟して、ファーストチームのフットボールにも慣れた状態になっているんだ。

かつてはそれは素晴らしい手法だと言われていた。もちろん、しっかり良いクラブを選択する必要はある。ただ、マンチェスター・ユナイテッドに限っては、クラブに残って修行を続けた方が良い場合もある。実際ここでは多くの選手がそうしてきた。つまりは2つのコースがあるということだ。

19か20歳くらいになると、ファーストチーム入りのチャンスをうかがうようになる。それか、レンタルに出て、試合に出る状態になって戻って来るかだ」

クラブに残りながら昇格をうかがうことは貴重な体験だ。そしてスールシャールも、次世代の選手たちはできる限りこの手法で育てたいと考えている節がある。そして実際に今シーズンは3人のアカデミー生をデビューさせ、最終節では6人の卒業生を先発で送り出した。

若手選手たちに正しいプロ入りの道を切り開いてやることは、世界中の若いプレイヤーがユナイテッドの育成所を志すことにもつながるとフレッチャーは感じている。生え抜きの選手たちにチャンスを与えることにはあまり関心のないクラブも少なくないからだ。

ダレン・フレッチャー 言う

「オーレが若手選手をファーストチームで起用することは、世界中の才能豊かな子どもたちに、マンチェスター・ユナイテッドに来ればチャンスが得られる、というメッセージを送ることになる」

「そしてこれはこのクラブの歴史の一部だ。バスビー・ベイブの時代から、アレックス・ファーガソンも然りだ。そしてこれこそがこのクラブの魅力でもある。マンチェスター・ユナイテッドならチャンスが得られる、そう思ったから僕はこのクラブに入ることを決めた。

オーレが若手選手をファーストチームで起用することは、世界中の才能豊かな子どもたちに、マンチェスター・ユナイテッドに来ればチャンスが得られる、というメッセージを送ることになる。多くの選手にとって、それは魅了的なことだからね」

 

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