シュマイケルがオナナのPKセーブに歓喜のリアクション

エリック・テン・ハフ率いるマンチェスター・ユナイテッドは、チャンピオンズリーグ・グループステージのこの試合で勝利を必要としていた。そしてハリー・マグワイアの後半戦のヘッド弾でリードを奪った。

ところが、アディショナルタイムにPKを献上してしまう。ボールに向かって歩み出たのは、ファンにとってもおなじみ、元レッズであるヘンリックの息子、 ジョーダン・ラーションだった。

そんな究極のドラマの瞬間には、ヒーローの登場が必要だ。そしてオナナは、センセーショナルなスタイルで、それをやってのけた。左サイドにダイブすると、ラーションが蹴ったボールを弾き返したのだ。

オールド・トラッフォードは熱狂的な歓喜に包まれた。そしてその中には、TNTスポーツの評論家としてスタンドにいた、シュマイケルも含まれていた。彼の喜びのリアクションを下の映像で見てみよう！

Man Utd legend @Pschmeichel1 reacts to Andre Onana's last minute save... 🧤#UCL pic.twitter.com/q7Ng4qesmx

— Football on TNT Sports (@footballontnt) October 24, 2023

オナナのコメント

「自分の仕事をしたまでだ。落ち着いて、プレッシャーを受けず、自分を大きく見せて、できるだけ長く待ってセーブしただけ」とカメルーン人GKは試合後に語った。

「僕たちにとって重要な勝利だった。このコンペティションに参戦し続けるためには、この試合に勝たなければならなかったからね。僕たちはマンチェスター・ユナイテッドだ。大きな野心と期待を背負っている」。

「この試合に勝たなければならなかった。３試合だけで敗退するわけにはいかない。そのためには戦い、ハードワークしなければならない」。

「ハリーのゴールは嬉しかった。彼は今夜のヒーローだよ。とても良いパフォーマンスだった。でもこれからもこうした試合を継続していかなければならない。そして、さらに強くならなければならない。こうした勝利は、今後の試合に向けて自分たちに自信を与えてくれる。楽な試合にはならないが、すべてを出し尽くして、準備万端で臨む。ハイレベルなチャレンジだが、俺たちはそのためにここにいるんだ。ここは世界最高のクラブのひとつだ。だから、あらゆるものを賭けて戦わなければならない」。

シュマイケルがサー・ボビーに捧げた言葉

試合前、ピーターは『MUTV』のインタビューに応じ、敬愛してやまないユナイテッドのレジェンドについて語った。「サー・ボビーと知り合うことができて、私は本当に、本当に幸運だったと思う。彼はなんとも素晴らしい方だった」。

「僕がフットボールにのめり込み始めた頃、彼はキャリアの終わりにさしかかっていたから、彼のプレーを見たのはそれほど多くはなかったけれど、なんと素晴らしい選手だったことか。加えて彼のお人柄がまた素晴らしかった。ベッケンバウアーやペレ、他の選手たち、あの頃のエウセビオといった選手と比べると、彼は実に謙虚で、少し内向的な面もあったように思うが、他の誰よりも素晴らしかった。それに傑出したフットボーラーであり、マンチェスター・ユナイテッドに尽くしてくれた方だ」。

「彼が経験したことに始まり、このクラブのために成し遂げたこと、クラブを助けたこと、再起したことまで、すべてが並外れている。しかし私にとって一番は、彼がいかに素晴らしい人だったかということだ。私がこのクラブに来たとき、彼はめいっぱいの励ましやサポートをくれた。試合前には必ずロッカールームに来てくれたし、試合後にも来てくれた」。

「試合の結果によらず、彼はいつもサポートしてくれた。批判的なことや、非難するようなことも言わなかった。フットボール界のレジェンドと呼ばれるような偉大な人が、自分を支えてくれるような言葉をかけてくれたことが、私にとっては、とてつもなく大きな助けとなった。素晴らしい人物を失ったよ」。