ユナイテッド

オールド・トラッフォード設立から110周年

水曜日 19 2月 2020 11:30

マンチェスター・ユナイテッドは、オールド・トラッフォード設立から110周年を記念し、今週クラブ公式ミュージアムで特別展を開催している。

1910年2月19日に行われたリヴァプール戦がこけら落としとなったオールド・トラッフォードは、ワールドスポーツにおいて最も有名な会場の一つ。過去に数多くの特別な瞬間を目撃し、歴史が刻まれた会場だ。ユナイテッドのホームゲーム以外にも、ワールドカップ、国際試合、FAカップ決勝、UEFAチャンピオンズリーグ決勝、そしてボクシングの世界王座戦、ロックコンサートなど、フットボール以外のイベントも開催されてきた。
昨季プレミアリーグでベスト会場に選出されたオールド・トラッフォード

ユナイテッドは、1910年に本拠地をイーストマンチェスターのバンクストリートからオールド・トラッフォードに移転させた(第二次世界大戦中の爆撃による損傷で一時的にメインロードに移籍した時期もあった)。この会場こそ、ユナイテッドの根幹、魂の部分だ。魅力的、カリスマ的な会場であるシアター・オブ・ドリームスではあるが、年々進化し続けている。

クラブは、全てのユナイテッドサポーターのため、古き良き部分を残しつつ、スタジアムを活性化させるために力を尽くしている。

今シーズン中には2000万ポンド(約28億円)、2005年から現在までを合わせれば総額1億ポンド(約143億円)を超える資金を改修工事に投じてきた。特に、障害を持つサポーターに、より試合観戦を楽しんでもらうための改修に力を入れている。安全面もアップデートし、ホスピタリティーも改善。メディア関連の施設、チケットシステム、売店の改善、それからVAR判定ルームの設置も、2019-20シーズン中の工事に含まれている。

エグゼクティブ・バイスチェアマンのエド・ウッドワードは、先日オールド・トラッフォードで行われたファンフォーラムに登壇し、ファンにオールド・トラッフォードでより良い体験をしてもらうため、さらに改修工事を行うことを明かした。

「オールド・トラッフォードを障害を持つサポーターの方達にも楽しんでいただける施設にするため、1100万ポンド(約15億6000万円)を投じた。警備を強化し、スタジアム内でファンの皆さん同士の交流が盛んになるように努めている。また、rail seating(可動式の椅子が設置され、危険防止のための鉄柵が設けられた立ち見席)を試験的に導入する案もある。マッチデーの飲食に関しても再考するなど、努力を続けている」

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