ユナイテッド再建は大仕事
ラルフ・ラングニック暫定監督は、マンチェスター・ユナイテッド再建が簡単な仕事とは思っていなかったと話し、すぐに解決できる問題ではないと認めている。
11月末に着任した監督は、12月初めのクリスタル・パレス戦で初采配を振るった。
プレミアリーグではオールド・トラッフォードで白星をあげてスタートし、チャンピオンズリーグではヤング・ボーイズとのホームゲームを1-1で引き分けた。
キャロウ・ロードで行われたノリッジ・シティーには1-0で勝利したが、その後は複雑なクリスマスシーズンとなった。
ニューカッスル・ユナイテッド戦は1-1の引き分けに終わって落胆したものの、ホームでのバーンリー戦は3-1で勝利を収め、2021年を勝利で締めくくった。
しかし、新年のバンクホリデーに行われたホームゲーム、ウルヴズ戦は1-0で敗れ、2022年の初戦を勝利で飾れなかった。
ラングニック監督は、ユナイテッドを再び軌道に乗せるため、再建が必要なことを実感している。
監督は、ウルヴズ戦後の記者会見で「難しい仕事になることはわかっていた」と語った。
「最初から、攻守ともに最高の選手を見出すのは簡単な仕事ではないと思っていた」
ラングニック監督は、再建の基盤として強固なディフェンスを築こうとしている。
しかし、ウルヴズ戦でジョアン・モウティーニョに許した得点は、クリスマスから新年にかけてユナイテッドが喫した3失点目で、チームは最大で勝ち点9を取れたところ勝ち点4しか加算できなかった。
「私にとっては、失点を抑えることが重要だった。しかし今回も優れたチームを相手にして、相手の方がボールポゼッション時に上回っていた。逆に自分たちでチャンスを作るのは簡単ではないことを示してしまった。それだけ我々が苦しんでいるということで、改善が必要」
ユナイテッドは来週月曜日の夜にオールド・トラッフォードで行われるエミレーツFAカップ3回戦のアストン・ヴィラ戦まで練習に時間を割ける。
ラングニック監督は、この時間を利用して、ジグソーパズルに対する解決策を考え、すべてのピースがどこに収まるかを見出そうとしている。
「大事なのはバランス。どれだけ攻撃的にチャンスを作り、どれだけコンパクトに自陣を守れるかが大事」
「これこそがすべてであり、フォーメーションに最適な選手を落とし込む。選手全員が各々にとってベストなポジションでプレーできるようにしたい」