サビツァー「初ゴールは大きい」
マルセル・サビツァーは、クラブでの初ゴールについて、「自分にとって大きなもの」と語った。
サビッツァーは、1月にドイツ王者バイエルン・ミュンヘンから今シーズン終了までの期限付き移籍でユナイテッドに加入した。
これまでにユナイテッドで9試合に出場し、彼にとって2度目のウェンブリー訪問を実現するために不可欠な役割を果たした。
サビツァーは、フルアムのディフェンスをかわし、ルーク・ショーからのクロスを巧みにフリックし、ユナイテッド初ゴールを決めた。
試合後、ITVとMUTVの取材に応じたサビツァーは、ストレトフォード・エンドに向かって走り、その喜びを表現した。
「圧倒されたよ。オールド・トラッフォードで、この素晴らしいファンの前で1点目を決めるということを、僕は求めていた」とマルセルは語った。「そして、2-1の場面での1点はとても大きかった。今、僕はとても幸せだ。右足で届かなかったので、左足で打とうと思っていたらうまくいったんだ」
「大きな勝利」と彼は続けた。「ウェンブリーに戻りたかった。1-0のダウンはきつかったけれど、カムバックできて、いい試合だった」
アレクサンダル・ミトロヴィッチの得点でフルアムが1-0にすると、ウィリアンがジェイドン・サンチョのシュートを手でブロックして退場となった。ミトロヴィッチとマルコ・シウバ監督も退場処分を受け、フルアムは9人になってしまった。
ブルーノ・フェルナンデスのPKで同点に追いつき、サビツァーの得点で逆転。フェルナンデスは土壇場で試合を3-1とし、ユナイテッドはウェンブリーでの準決勝でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンと対戦する。
サビツァーは、ユナイテッドのチームスピリットを誇りに思うと述べ、特に勝利を確信したことを強調した。
「前半はいいプレーができたと思うし、チャンスもあったけれど、それを逃した。ハーフタイムの後で失点してしまった。僕たちが望んでいたことではない。その段階でタフでハードな戦いになることは分かっていた。それでも僕たちは信じていた。ピッチで常に見られるチームスピリットやメンタリティがあった。ファンの皆が背中を押してくれたし、勝てて嬉しい」
「公平に見て、フルアムの2人退場は簡単な状況ではなかった。僕たちにとっては少し楽な展開になった。ウチには良いチームスピリットがあり、良いメンバーが揃っている。ドレッシングルームでも、ピッチ上でも、ピッチの外でもそうだし、感じることができる。一丸となってやっている。いつも一緒に行動している。勝ててよかった」
ブライトンとの対戦は、2月のカラバオカップでニューカッスル・ユナイテッドに勝利したサビッツァーとレッズにとって、今シーズン2度目のウェンブリー遠征となる。
サビツァーは、また新たなトロフィーを目前に控え、決戦に備える。
「試合前に言ったように、僕らはウェンブリーに戻ることにとても集中していたし、それを達成できた。次の試合に向けてしっかりと準備し、決勝に進出するための準備を整える」
「ウェンブリーで勝って、優勝をもたらす」