フルアム 1-2 マンチェスター・ユナイテッド

試合は1-1で引き分けると思われたが、アルゼンチン出身のガルナチョが事実上試合のラストキックで勝ち点3をもぎ取ったのだ。

14分、クリスティアン・エリクセンがゴールを決めて先制するも、60分には元ユナイテッドのアタッカー、ダニエル・ジェームズの得点でフルアムが同点に追いつく。

しかし、後半追加タイム3分、エリクセンとガルナチョの見事なワンツーが決まり、ガルナチョがGKベルント・レノが守るゴールをこじ開け、接戦を制した。

前半

ホームチームはゲートから素早くスタートし、カルロス・ヴィニシウスが決定機に顔を出すも、このシュートはダビド・デ・へアがセーブした。

ユナイテッドは、最初の攻撃でアントニー・マルシャルがレノに素晴らしいセーブを強いる。ルーク・ショーが左サイドから素晴らしいパスを出すと、マーカス・ラッシュフォードも同様に素晴らしい走りでボールを保持し、マルシャルのパスにつなげた。しかし、このシュートはフラムのシュートストッパーに阻まれ、枠を外れる。

先制ゴールは、カゼミーロのインターセプトから始まった素晴らしいチームプレーによってもたらされた。エリクセン、マルシャル、フェルナンデスがゴール前にパスを出し、デンマーク出身MFが完璧なポジションでゴールに流し込んだ。

前半はデ・ヘアの活躍も欠かせなかった。特にハリー・ウィルソンのシュートを阻止し、同点ゴールをほぼ確実に防いだ。

前半終了直前、ユナイテッドには2つの決定的なチャンスをがあった。しかし、エリクセンのシュートはわずかに枠を外れた。

後半

後半、同点ゴールを狙ったフルアムは、デ・ヘアは2度にわたって同点ゴールを阻む。

デ・ゲアは、ヴィニシウスを再び防ぎ、リサンドロ・マルティネスがクリアーし、これはコーナーキックになった。元ユナイテッドのMFアンドレアス・ペレイラが振り抜いたコーナーキックをティム・リームが頭で反応。しかし、デ・へアが至近距離からヘディングでセーブし、ユナイテッドがリードを保つ。

フルアムはウィルソンに代えてジェームズを投入。そして、その数分後、ジェームズはロンドンのクラブに同点ゴールをもたらす。ジェームズは中央のディフェンダーの間をうまく走り回り、トム・ケアニーのボールをゴール前に流し込んだ。

追いついたフルアムが試合の主導権を握り始めると、エリック・テン・ハフ監督は若手のアレハンドロ・ガルナチョを投入して攻撃に活気を与えた。そして、試合が引き分けに向かうかと思われたその時、ガルナチョが大仕事をやってのけた。

エリクセンとのワンツーでフルアムディフェンダーを破ってパスを出すと、ガルナチョはレノの向こう側にボールを蹴り込み、ユナイテッドはワールドカップの前最後の試合で勝ち点3を獲得。この結果、ユナイテッドは消化試合が1試合少ない状態で、4位トッテナム・ホットスパーとの勝ち点差を3に縮めた。プレミアリーグは、12月26日と27日の試合から再開される。

試合情報

フルアム：レノ；リード、ディオプ、リーム、ロビンソン；ケアニー（C）、パリーニャ；ウィリアン、ペレイラ、ウィルソン（59分にジェームズと交代）；ヴィニシウス

出場機会のなかったサブ：ロダーク、アダラビオヨ、ダフィー、チャロバー、オノマー、ムバブ、ハリス、シェクララツ

得点：ジェームズ（61分）

イエローカード：リード（33分）

ユナイテッド：デ・へア；マラシア、リンデロフ、マルティネス、ショー；カゼミーロ、エリクセン；エランガ（55分にマクトミネイと交代）、フェルナンデス（C）、ラッシュフォード；マルシャル（72分にガルナチョと交代）. 

出場機会のなかった：ビショップ、ドゥブラフカ、マグワイア、フレッジ、ファン・デ・べーク、イクバル 

得点：エリクセン（14分）、ガルナッチョ（90分）

イエローカード：ガルナチョ（90分）