ユナイテッド

試合レポート:ガラタサライ3-3ユナイテッド

水曜日 29 11月 2023 20:28

マンチェスター・ユナイテッドは、イスタンブールでのガラタサライ戦で3-3のドローに終わり、チャンピオンズリーグへの望みを残すのみとなった。

ユナイテッドは2度リードしたが、2本のフリーキックと敵の巧みな3点目のシュートで勝ち点を取りこぼしてしまった。

アレハンドロ・ガルナチョのゴールで先制するも、ハーフタイム前にハキム・ジエクが1点を返し、ホームチームに勇気をあたえた。

その後、スコット・マクトミネイの得点で再び点差を広げたものの、ジエクのフリーキックとケレム・アクトゥルコールのスマートなフィニッシュでガラタサライが同点に追いついた。

この結果、ユナイテッドはグループ最下位に留まり、勝ち進むためには他チームの結果次第ということになった。

先制点を決めたガルナチョ

試合は、ブーイングと罵声、そして苛立ちが渦巻く中で始まった。

試合開始早々、ジエク、トレイラ、メルテンスがシュートを放つ。ユナイテッドはカウンターからガルナチョがホイルンドへクロス。なかなかの精度だったが、今月初めのルートン戦以来の復帰戦となったホイルンドは、相手のセンターバック、アブドゥルケリム・バルダッチに巧みに封じられた。

ホームチームが最初の10分をコントロールしたとするのなら、ユナイテッドは次の10分間で2得点。まず、アントニー、ブルーノ、ホイルンド、そしてまたもやブルーノが絡んだ見事なチームムーブから、ガルナチョの左足シュートが炸裂。

さらにフェルナンデスがボックスの外から見事なミドルシュートを決めてリードを広げる。

しかし、ガラタサライも反撃に出る。ジエクのフリーキックは壁を抜け、ゴールキーパーのアンドレ・オナナも反応できなかった。

嫌なペースはハーフタイムまで続いた。ウィルフレッド・ザハのシュートはマグワイアに阻まれ、コーナーキックからマクトミネイがヘディングシュートを放つも枠の外。これが試合のパターンだったのか、両チームによる攻防が続いた。

イカルディがゴールに最も近づいたのはオナナをかわしてのゴールだったが、VARの判定でオフサイドと判定。

チェルシーから期限付きで加入しているジエクのフリーキックが試合の流れを変える

55分、ワン・ビサカのクロスをマクトミネイがゴールに突き刺し、2点のリードを取り戻したとき、この勢いに乗っていけるかと思われた。しかし、それも一瞬のことだった。

数メートル先でマルシャルがヘディングでのクリアーを狙ったためか、ジエクのフリーキックをオナナがこぼしてしまい、再び1点差に詰め寄られる。ガラタサライはこの得点で目を覚まし、すぐに交代出場のアクトゥルコグルが見事なゴールで同点に追いついた。

誰もがスコアがどちらに転ぶか予想できなかっただろう。その後、ユナイテッドは立て続けにシュートを放つ。ガルナチョのシュートはわずかに枠を外れ、マクトミネイのシュートはポストの反対側、ガルナチョに代わって出場したファクンド・ペリストリは2度シュートを放った。

さらに、フェルナンデスがボックスの外から鋭いシュートを放ち、ポストをかすめた。

マクトミネイの追加点で勝負ありと思われたが、そこから同点に追いつかれた

しかし、ユナイテッドは冷酷になりきれない。ボックス内に飛び込んだペリストリにチャンスはあったが決めきれない。

終了間際には、マクトミネイがショウのクロスに飛び込んだが、ヘディングシュートは枠を大きく外れた。試合は、両チームともすべての選手が力を出し切ったような状態で幕を閉じた。

今季のチャンピオンズリーグ・グループステージは、これまでと同様にスリリングな試合になったと言える。しかし、コペンハーゲン戦のように、そしてホームでのガラタサライ戦のように、勝ち点3を手にすべきだったという考えが浮かんでしまう。そんな結果だった。

試合詳細

ガラタサライ:ムスレラ(C);ボエイ、アブドゥルケリム・バルダッチ、カーン・アイハン、アンジェリーノ(82分にネルソンと交代);トレイラ、エンドンベレ(60分にオリヴェイラと交代);ジエク(82分にユルマズと交代)、メルテンス(60分にアクトゥルコグルと交代)、ザハ(88分にデミルベイと交代);イカルディ

出場機会のなかったサブ:グヴェンク、テテ、カラタス、バカンブ

イエローカード:ブイ、アイハン

得点:ジエク(29、62分)、アクトゥルコグル(71分)

ユナイテッド:オナナ;ワン・ビサカ(78分にダロトと交代)、マグワイア、リンデロフ、ショー;マクトミネイ、アムラバト(58分にメイヌーと交代);アントニー、フェルナンデス(c)、ガルナチョ(78分にペリストリと交代);ホイルンド(58分にマルシャルと交代)

出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、ヒートン、レギロン、ヴァランヌ、ゴア、ハンニバル、ヒュギル

イエローカード:フェルナンデス、アムラバト、ショー、ワン・ビサカ

得点:ガルナチョ(11分)、フェルナンデス(18分)、マクトミネイ(55分)

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