レポート：ユナイテッド0-3シティー

前後半でのアーリング・ハーランドのゴール、そしてフィル・フォーデンのタップインにより、雨が降りしきる中でのダービーに決着をつけた。

この結果、ユナイテッドの連勝は3で止まったが、前半はVARの判定に苦しみ、ハーランドに先制PKを許してしまった。

前半 - VARの大きな判定

試合前、真のレジェンドであるサー・ボビー・チャールトンを讃える1分間の拍手の後、「ボビー・チャールトンはただ一人」の大合唱がシアター・オブ・ドリームスに鳴り響いていた。

そのエネルギーを生かしてユナイテッドは鮮やかにスタートし、早い時間帯からチャンスを作り、シティーにプレッシャーをかけてミスを誘う。ブルーノ・フェルナンデスがピッチの高い位置でボールを奪うと、スコット・マクトミネイが後退するディフェンスに襲いかかったが、残念ながらシュートはセーブされた。

ロドリが深い位置からボールを前線に送ると、カイル・ウォーカーがサイドライン際でキープ。しかし、アンドレ・オナナに立ちはだかり、アクロバティックなセーブでハーランドを阻み、ハリー・マグワイアのクリアーで危機を脱した。

大きな物議を醸したのは、ラスムス・ホイルンドに対する厳しい判定だった。ホイルンドの腕がボックス内でロドリに接触したと判定され、主審のポール・ティアニーがシティーにPKを与えた。

その5分後、フォーデンのパスミスでフリーになったホイルンドがキーパーに詰め寄ったが、ゴール前にいたジョン・ストーンズに阻まれた。さらに、エデルソンのチャレンジから抜け出したフェルナンデスがシュートを放つがバーの上。

ユナイテッドは、ジャック・グリーリッシュがボックス外の左側でジョニー・エヴァンスに倒された後で得たフリーキックからフリアン・アルバレスのシュートをオナナがセーブ。

アディショナルタイムには、両キーパーが素晴らしいセーブを見せた。まず、マクトミネイは、ラッシュフォードの鋭いスルーパスから強烈なミドルシュートを放つも、エデルソンが腕で弾き返す。そして、ハーランドがゴールに迫るかと思われたが、飛び出したオナナが見事なストップでボールを押し出した。

後半 - ブルーズがリードを広げる

マーカス・ラッシュフォードのショートコーナーからフェルナンデスがシュートを放つが、エデルソンに阻まれる。

不運にも、ハーランドに2点目を決められ、シティーがリードを2点に広げる。

残り20分あまり、ラッシュフォードは前線へのボールに反応し、ウォーカーを見事に振り切ってゴール前に飛び出した。しかし、身体を反らせてボールをゴールに蹴り込もうとしたが、惜しくもポストの脇を通過してしまった。

その数分後、ハーランドがハットトリックを狙ったが、ボールがスルーされた瞬間にいち早く飛びついたオナナに阻まれた。

だが、80分には3-0。ボックス手前からロドリが放ったシュートをオナナが再びセーブ。サイドに流れたボールをハーランドが回収し、ハーランドからの低いクロスからフォーデンが追加点を決めた。

試合詳細

ユナイテッド：オナナ；ダロト、エヴァンス、マグワイア、リンデロフ（74分にレギロンと交代）；フェルナンデス、アムラバト（46分にマウントと交代）、マクトミネイ、エリクセン（86分にアントニーと交代）；ホイルンド（74分にガルナチョと交代）、ラッシュフォード（86分にマルシャルと交代）

出場機会のなかったサブ：バユンドゥル、ヴァランヌ、ハンニバル、メイヌー

イエローカード：オナナ、アムラバト、アントニー、フェルナンデス

シティー：エデルソン；ウォーカー、ディアス、グヴァルディオール；ロドリ、ストーンズ；フォーデン、シルバ、アルバレス（87分にコヴァチッチと交代）、グリーリッシュ（87分にドクと交代）；ハーランド

出場機会のなかったサブ：オルテガ、アケ、ボブ、ゴメス、ルイス、ヌネス、フィリップス

ゴール：ハーランド（26、49分）、フォーデン（80分）

イエローカード：フォーデン