ユナイテッド

パルチザン 0-1 ユナイテッド

アントニー・マルシャルが前半に決めたPKが決勝点となり、マンチェスター・ユナイテッドがパルチザン・ベオグラードに下して3月以来となるアウェイ勝利をあげ、ヨーロッパリーグで重要な勝ち点3を獲得した。

前半終了間際にブランドン・ウィリアムズがペナルティエリア内で倒されて得たPKをマルシャルが蹴り、パルチザンのゴールキーパー、ウラジミール・ストイコビッチとの攻防を制し、敵地で12試合ぶりに勝利を記録。日曜にノリッジ、来週水曜にチェルシー、続く土曜にボーンマスとのアウェイゲームが続くユナイテッドにとっては、大きな勝ち点となった。そして、今回の勝利がアウェイでの戦績改善に繋がるきっかけになってもらいたい。

次のグループステージ戦でもパルチザンと対戦するユナイテッドは、この試合前の時点で同チームと勝ち点で並んでいた。セルビアの首都にユナイテッドがやって来たのはクラブ史上2度目で、1958年にバズビーベイブスがミュンヘンでの飛行機事故に遭う直前での試合以来だ。この日は、試合前にユナイテッドのエグゼクティブバイスチェアマンのエド・ウッドワード、クラブレジェンドのブライアン・ロブソン、ミッキー・トーマスが花輪を献花し、事故の犠牲者に哀悼の意を捧げた。

オーレ・グンナー・スールシャール監督は、今回の試合でミッドフィルダーのジェームズ・ガーナーを初めて先発で起用。ウィリアムズも先発で使ったほか、負傷離脱していたマルシャル、ジェシー・リンガードをラインナップに加えた。監督は、リヴァプール戦で機能したスリーバックを継続。ベンチメンバーに入ったビクトル・リンデロフの代わりにフィル・ジョーンズを使い、ハリー・マグワイアもユナイテッド加入後はじめてキャプテンマークを巻いた。

ユナイテッド
前半にPKを勝ち取ったブランドン・ウィリアムズ

試合前から熱気溢れる雰囲気になることを知っていたユナイテッドに対し、パルチザンのサポーターは前半から大歓声をあげて会場の空気を作る。序盤の決定機と言えたのは、元ユナイテッドのゾラン・トシッチのフリーキック、そしてフアン・マタのフリーキックからスコット・マクトミネイがヘディングで合わせるもサイドネットを揺らした場面のみだった。

マクトミネイのシュートがワイドに流れると、ジョーンズ、リンガード、アーロン・ワン・ビサカがチャンスメーク。相手陣内でボールを巧みに奪ったワン・ビサカからのパスにリンガードがシュートで終わったが、これはポストに嫌われてしまう。

前半終盤には、パルチザンも攻撃の時間帯を作り、サディクのシュートがポストに直撃。その数分後には、浅野拓磨もシュートを放ったが、枠外。

先制して前半を折り返したのはユナイテッドの方で、左サイドから上がったウィリアムズがボックス内でネマニャ・ミレティッチに倒され、PKを獲得。これをマルシャルが落ち着いて決めてリードを奪った。

パルチザンは、後半から主導権を握るも、ユナイテッドが耐える展開に。ビブラス・ナトホが47分にフリーキックを放ち、その後ジョーンズがエリア内でファウルをしたと主張したホームだったが、主審はPKを認めなかった。この判定にホームファンは起こったが、正しい判断だったと見て良いだろう。

ホームチームのプレッシャーは強さを増し、スマーがシュートも、セルヒオ・ロメロがセーブ。

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オーレとパルチザンのサボ・ミロシェビッチ監督

60分にはマルシャルとワン・ビサカを下げ、マーカス・ラッシュフォードとダニエル・ジェームズを投入し、オーレはスリーバックからフォーバックにフォーメーションを変更。するとパルチザンの攻撃は活性化し、66分には浅野のランからナトホがシュートを放つ。ボックス内にいたマクトミネイの腕に当たったと主張したパルチザンだったが、主審は主張を再び却下。続けてウィリアムズの手にボールが当たったというホームチームの主張も認められなかった。

試合終了まで7分に迫った中、浅野がコーナーキックからヘディングシュートをニアに飛ばすも、ロメロが対応。続けてナトホがシュートを打ったが、マルコス・ロホが詰めたことが幸いし、枠には飛ばなかった。

最後のプレーでもマグワイアが対応し、試合終了。ユナイテッドの勝ち点は7に増え、グループL首位に浮上した。

ユナイテッド
根気強いパルチザンを相手に守りを固める必要があったユナイテッド

ラインナップ

パルチザン:ストイコビッチ、ミレティッチ、オストジッチ、Sパブロビッチ、ウロセビッチ、ナトホ、ズェラー、トシッチ(75分にステヴァノビッチと交代)、スマー(83分にLパブロビッチと交代)、浅野(93分にイヴァノビッチと交代)、サディク

出場機会のなかったサブ:ブヤチッチ、Nステヴァノビッチ、ブレザニッチ、スチェキッチ

イエローカード:ナトホ、ミレティッチ、ズェラー

ユナイテッド:ロメロ、ジョーンズ、マグワイア(c)、ロホ、ワン・ビサカ(60分にジェームズと交代)、マクトミネイ、ガーナー(81分にアンドレアスと交代)、マタ、ウィリアムズ、リンガード、マルシャル(60分にラッシュフォードと交代)

出場機会のなかったサブ:グラント、リンデロフ、フレッジ、グリーンウッド

ゴール:マルシャル(43分 PK)

イエローカード:ジョーンズ

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