キャリック「選手たちを心から誇りに思う」
マイケル・キャリックは、マンチェスター・ユナイテッドにとって勝ち点1では十分ではないと主張し、日曜日のスタンフォード・ブリッジでの結果を残念がった。
ユナイテッドは後半開始早々にジョルジーニョのミスを突いてジェイドン・サンチョが先制点を決めたが、チェルシーはジョルジーニョのPKで同点に追いついた。
ユナイテッドにとって重要な勝ち点1を獲得したとはいえ、監督代行を務めるキャリックは、伝統的に厳しい戦いを強いられてきた会場で、もっと多くのものを得ることができたのではないかと考えている。
試合後、キャリックがMUTVとSky Sportsに語った内容は以下の通り。
失望と誇り
「実際のところ、がっかりしている。このような試合でリードしているときに、あのような形で追いつかれたのは残念。選手やチーム全体を非常に誇りに思う。この1週間、自分たちは困難な状況に置かれていたが、その中で最善を尽くそうとした。目の前の困難から逃げることも隠れることもできない。厳しい時もあったが最善を尽くしてきたし、この1週間の努力を非常に誇りに思っている。試合に勝つためにここに来たし、計画を立てていた。前向きな考え方、姿勢で試合に臨めたので、正直に言って少し残念」
ジェイドンの冷静さ
映像を見ると、2人がGKを追い詰めていて、とても簡単そうに見えるけれど、実際には考える時間が多く、GKとの関係性が猫とネズミのようだった。同じような状況で、選手が戸惑う姿を見たことがある。ジェイドンは冷静に判断を下し、少し出足を遅くしていた。先日、彼に、そして選手全員に言ったことだけれど「いつも簡単にプレーできるとは限らない。ちょっとの運を得るため、しっかりやらないと意見と���とね。古い表現かもしれないけれど、良い表現だと思う。ただ、その半分も実現しないことだってある」
判定に対する怒り
「あれはペナルティではないと思う。全くペナルティだとは思わない。自分の意見に意味があるかはわからない。ただ、あれがペナルティだとは思わない。選手たちはプレーを決め、多くのシュートを放ち、ダビドは2度もセーブしてくれた。彼にセーブ機会が訪れるのは試合前から分かっていた。それ以外は、とても気持ちよくプレーできたと思う」
「もちろん、ボールやポゼッションの面で改善させたいと思っているし、素晴らしいパフォーマンスだったとは言わないけれど、非常によく守れていたと思う。必要なときに体を張り、団結し、守備のために戻ったり、選手たちの姿勢は素晴らしかった。他の部分の改善も明らかだが、今日の選手たちを責めることはできない」
カウンター時にもっと多くのことをしたかった
「もっとボールを奪い、ボールに触れようとした。もちろん、この試合が何をもたらすかは理解していたし、できた部分もあった。もっとカウンターで相手にとって脅威になりたかった。でも、チェルシーは優れたチームだし、いいプレーをしているし、素晴らしい結果を残している。だから、残念な結果だとしても、爪痕を残せたのは、ある意味ではポジティブなこと」
チームのプレッシングについて
「プレッシングには多くの意味がある。今シーズン、我々が良くなかった時期があったことは確かで、それには同意するけれど、チームとしてずっとプレッシングをしてきた。近年も今シーズンも、何か問題が発生すると同じことを繰り返し言われる。それは単純なこと」
「そうなるだろうし、何か言われれば批判が高まるのは当然。でも、正しい指摘ではない」
「しかし、ほとんどの試合で我々はプレスをかけようとしていた。今日はそれができた。ピッチの高い位置でボールを奪い、状況に応じて深く下がり、コンパクトにしなければいけなかったが、常に前に出て、プレスをかけるきっかけを作りたいと考えていた」
「ミッドウィークにもジェイドンについて話したけれど、彼は異なる一面を見せてくれている。今日もまったく同じ。ブルーノにも、マーカスにも当てはまることで、そういう面では本当に満足している。そしてフレッジは、終盤のインターセプトで得意とする高い位置からのプレッシングを見せてくれた。彼の得意とするところだったけれど、最後のちょっとしたところが上手くいかなかった」
シーズン序盤との比較
「今の段階で比較しても意味がない」
「チームにはプランがあった。フレッジ、スコット、ネマニャの3人が素晴らしく、前線の3人も素晴らしく、4人のディフェンダーもしっかり守ってくれた。彼らは相手を引き伸ばし、相手を考えさせていた。身体を張っていたし、ウイングバックも相当走ってくれた。スコッティを関与させないといけない状況もあったが、そのためのプランもあった。自分ではなく、選手たちがは本当によくやってくれた」
先発変更を加えたことについて
「変更は感覚的なものだった。どうすれば相手にダメージを与えることができるか、どうすれば相手陣内に侵入できるか、新鮮さやエネルギー。多くの試合に出場している選手もいたので、試合展開について考えた。色々な判断基準がある。ピッチの中央をブロックできたのも大きかったが、それはほんの一部でしかない」
「先ほども言ったように、もっとボールを奪いたかったし、実行しようとしたが、やり遂げられなかった。そのことで選手たちを責めるつもりはない。今日の彼らのパフォーマンスを非常に誇りに思っている」